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札幌・円山生活日記

摩周産キタワセ十割と道産二八更科の蕎麦~「そば処 天色 (あまいろ)」 ~

北海道版ミシュラン掲載店「日本料理まるやま かわなか」が手掛ける「そば処 天色 (あまいろ)」。地下鉄東西線「円山公園駅」や「マルヤマクラス」至近のマンション1階に4月25日オープンの新規店です。お蕎麦は摩周産キタワセ十割と道産二八更科から選べます。

 今日は「そば処 天色 (あまいろ)」でランチです。この店は我が家から地下鉄東西線「円山公園駅」や駅直結の複合商業施設「マルヤマクラス」へ行く途上のマンション1階にあり以前はケーキ器具を売る店でした。同店の閉店後暫くして何やら新店の準備が始まり「どんな店になるんだろう?」と興味を持って見ていると「そば処 天色 (あまいろ) 」の暖簾が掲げられました。近くのミシュラン1つ星の「日本料理まるやま かわなか」が「スープカレー ネイビーズ」に続いて手掛ける店のようで午前中に店の前を通ると鰹節出汁の香りがプンプンと漂って美味しそうです。開店当初は摩周産キタワセ十割蕎麦を売りにしていましたがGW後には北海道産蕎麦粉・小麦粉の二八更科も用意されるようになりました。そこで開店1か月近くになりオペレーションも慣れてきた頃だろうと出かけてきました。店の場所は地下鉄東西線「円山公園駅」直結の「マルヤマクラス」から裏参道へ出て「さくら通り」のある住宅街へ向かう道沿いにあります。「CAFE びいだま」の隣です(地図)。

「そば処 天色 (あまいろ)の店頭。

店内は厨房前のカウンター6席にテーブル20席ほど。入店時には1番手前と一つ開けた2人掛けテーブル席に客がいて、その間の「2人用のテーブル席へどうぞ!」と案内されたのですが「こんな空いているのに何故詰め込むの?」と了解を得て奥の2人掛けテーブルに座ることにしました。

奥の4人用テーブルには2人組の先客がいましたので必ずしも2人組=2人用テーブルと案内している訳ではないようです。窓からは「CAFE びいだま」のテラス席の囲いが見えます。店のメニューに“天色(あまいろ)とは晴天の澄んだ空のような鮮やかな青色のこと”とありましたので天井はそれを模して青く塗ったのでしょうがシャンデリアは??です。

後ほど移動した奥の席(経緯は後述)から入り口方向を見たところ。かなり奥の深い造りです。BGMには懐かしい「ホテルカリフォルニア」(Hotel California)が流れていました。


メニュー。店の拘りと一品料理等。店のインスタグラムには“蕎麦前にも力を入れて行きたいと思っております”とあり「日本料理 まるやま かわなか」の系列店なので期待したのですが今のところ1品料理は7種類。蕎麦屋らしい蕎麦前ではあります。
そして蕎麦メニュー。お蕎麦は摩周産キタワセ十割と道産二八更科細打の2種類から選べます。1番人気!「スープカレーせいろ(ネイビーズのスープカレー)」”は自称でしょう。
カウンター上のそば焼酎を見ていたら「日本酒もありますよ!」とお持ちいただいた日本酒メニュー。残念ながら今日はちょっと飲めないのです・・。

それでも蕎麦前に頼んだ「知覧直送朝引き鳥刺し」税込み750円。もも肉、すね肉、むね肉の3点盛りを甘口醤油、生姜、茗荷などでいただきます。これはリッパな蕎麦前です。日本酒でゆっくりと味わいたいところでした。

「だし巻き」同700円。“ご注文いただいてからお焼き致します”とメニューに書いている通りアツアツ・フワフワの良くできた「だし巻き」です。ただ出てくる順番が問題です。写真の掲載順とは違い「穴子天せいろ」→「食べ比べ(摩周、更科)」→「知覧直送朝引き鳥刺し」→「だし巻き」の順で出てきました。当然2人掛けテービルには乗り切らずに4人用テーブルに移動しました。蕎麦前2品を先に出して食べ終えた頃に蕎麦2品を出すなどの工夫が必要でしょう。まだ開店1か月足らずで厨房とフロアの連携が上手くいっていないのでしょうか。この蕎麦前2品は良い出来だったので少し残念です。

気を取り直して「食べ比べ(摩周、更科)」同1,000円です。
摩周産キタワセ十割(左)に道産二八更科(右)。摩周産キタワセ十割は外皮の入らない蕎麦色で細めの切り、道産二八更科は更に色のついた甘皮も混ざらない1番粉のきれいな色白そばです。ともにツルツル・シコシコと喉越しも良く辛めのツユで美味しくいただきます。ただ蕎麦だけだと量が少ない・・。

「穴子天せいろ」同1,400円。穴子が好物なものですから。
蕎麦は摩周産キタワセ十割。「もりそば」単品だとこんな感じなのでしょうか。〆で食べる蕎麦だと丁度良い量かも知れませんが・・。

天婦羅は大きめの穴子天2本に茄子、舞茸、蓮根。サクサク感は良いのですが穴子は冷凍ものなのでしょうか?ふわっとした感じが足りませんでした。

開店から1か月足らずで慣れないのか幾つか残念な点もありました。それでも日本料理 まるやま かわなか」らしさも感じましたので次は珍しい‘赤平産白い羽の鴨スノーホワイトチェリバレー種’の「鴨せいろ」か「スープカレーせいろ(ネイビーズのスープカレー)」を試したく思います。近所ですので良い蕎麦屋としてぜひ定着してもらいたいところです。ご馳走様でした。

「そば処 天色(あまいろ) 」
札幌市中央区南2条西26-2-37 ダイアパレス円山 1F 011-688-8480 
営業時間 11:00~売り切れまで 日曜営業
定休日 火曜日・他不定休あり
(2022.5.20訪問)

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