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札幌・円山生活日記

豊平公園近くの読書カフェ~「読書室 ポワロ」~

豊平公園近くの小さな一軒家を改装した読書カフェ「読書室 ポワロ」。アンティークな家具やランプに囲まれて本の世界にゆったりと浸ることができる寛ぎ空間です。お洒落な食器で提供される喫茶メニューも楽しめます。ちなみに「読書室」は私語禁止です。

少し順不同ですが【紫陽花と白樺と。~豊平公園〜】時の軽食・カフェタイムに「読書室 ポワロ」です。カフェ本に“今年のトレンド/読書カフェ”として紹介されていた店でかなり興味をそそられます。「豊平公園」のすぐ近くですので“紫陽花と白樺と”見物に来た丁度良い機会にと出かけてきました。場所は地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出て信号を渡り駅前通りから1本裏道に入ったところ。宮田屋珈琲レンガ館 Cafe 豊平店」の並びです地図)。

「読書室 ポワロ」の外観。2021年11月オープンの普通の一軒家を改装したお店です。看板がないと通り過ぎてしまいそうです。
この看板が出ている時は営業中だそうです。


ドアを開けて靴のまま店内に入ります。2人用席は2階のようですが「先に1階で注文をお済ませください」ということでカウンター席脇の会計コーナーで注文です。

ドリンク類のメニューに・・。
フード&デザートのメニューです。


1階「喫茶室」にはカウンター席のほかに通りに面した窓側に写真の1人用席と更に奥を覗くと1人用の席がありました。奥の席では先客が読書中で写真は撮れませんでした。

オーダーを済ませ2階へ音を立てないよう階段をそろりと上がります。
「2階をご利用のお客様へ」。

2階の「読書室」。1人用のスペースにパーテーション等で仕切られています。
奥のライティング・デスクの1人用読書席。アンティーク調の家具や調度類で1コーナー毎に落ち着いたスペースになっています。読書に没頭して何時間も過ごすお客も少なくないそうです。店も「読書室ですから!」と歓迎だそうです。

靴を脱いで入る2階の「和室」。2人用のテーブル席が2組あります。「読書室」は私語禁止ですが「和室」では小声での会話okだそうです。
その2人用テーブル席脇に座卓のコーナーがあります。1人~2人用だそうです。

黒電話等各所にそれとなく古いものが置かれています。本は1・2階の各コーナーでテーマ・ジャンル別に置かれすべてポワロご店主のお好みのものだとか。
こちらの2人用席に着席です。

ポワロご店主は“元々静かな環境で本に囲まれて余生を過ごしたいという思いで本をコツコツと集めていたのですが、もしかしたら他にもわたしと同じように静かな場所を求めている人がいるのかもという思いからこのお店を開きました☺︎”とか。偏屈そうな店主でなければ良いなと思っていたのですが柔らかな感じの素敵な女性のご店主でした。
壁には「隣ハ読書室 声ノ大キサ 御配慮ヲ」との注意書き。
更に2人用客への注意書き。会話はひそひそ話になります。

ワンオペのため飲食物の提供には少々時間がかかるとのことで待つ間に何か読もうと思って見ているとこんな古い雑誌の復刻版が出てきました。

「金鵄勲章の勇士」。時代を感じます。
「中学卒業の学力がわずか1年の独習で」と「軍人志願」。昭和一桁時代にはほとんどの人たちは義務教育課程の尋常小学校(6年)か高等小学校(+2年)が最終学歴で中学や高等女学校など中等教育機関を卒業した人々はおよそ10人にひとりかふたり程度に過ぎなかったそうです。「立身」とい単語もよく出てきます。なお店内には様々な書物があり特に読みたい本が決まっていなくても時間をのんびり過ごせそうな雰囲気です。
 

先ず登場は「レーズントースト」。ミニサラダ添えで税込み400円。パンは「パリジャン・サガ」製を使用だそうです。
ポワロご店主もお好きだという「チーズナポリタン」。ミニサラダ付きで同700円に「ミルク珈琲」同500円。
「チーズナポリタン」は甘酸っぱいケチャップ味のナポリタンにチーズと魚肉ソーセージをのせて少し表面を焼いています。懐かしい味わいです。
「レーズントースト」や「チーズナポリタン」と同じデザインのアイボリカラーの「ミルク珈琲」のカップ。気になって飲み干した後に底を見ると「WEDGWOOD(ウェッジウッド)」でした。こんなシリーズを初めて見ました。

「自家製プリン」同300円と「ポワロブレンド」同400円。
「自家製プリン」は卵と砂糖とミルクのみで作ったという少し固めでたまご感の懐かし味わいです。ソーサーも同じシリーズ「WEDGWOOD(ウェッジウッド)」です。これで300円とはありがたいです。
「ポワロブレンド」は「菊地珈琲」のポワロオリジナルブレンド。少し深めの味わいの珈琲でカップは「MINTON(ミントン)」。ポワロご店主は「こんな店を開きたい」との思いで本や家具・調度品などとともにカップなども集めてこられたのでしょう。店の外観はさえない感じですが店内はポワロご店主の拘りの世界感が実現したような空間。落ち着いて本を読みながらゆったりと時を過ごせる安らぎの世界となっています。

食後は食器類を階段脇の下げ台に戻して静かに退店しました。隣の「読書室」も席が埋まり皆さん読書中でした。

読みたい本を続けて読みたい時も単にのんびりと時間を過ごしたい時も・・優しい雰囲気の中で寛ぎを感じる場所です。自宅近くにあれば何気ない時でもぶらりと寄りたいものです。そんな感じの良い店でした。ご馳走様でした。

「読書室ポワロ」
札幌市豊平区平岸四条2-3-7 
読書室(2F)(私語禁止)
喫茶室(1F)/和室(2F)(小声での会話ok)
*提供に時間かかります
営業時間 火水木10:00-19:00(早仕舞い有)/ 金10:00-23:00(LO:45分前)
土日祝 不定休(ストーリーズにてご確認を)
定休日 月曜日
*現金のみ・飲食持込×
駐車場無(近隣有料駐車場ご利用ください)
https://www.instagram.com/poirot.bookcafe/
(2022.7.21訪問)

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