乱反射 ~もう忘れて下さいませ。~

と言えるほど、世の中と人生は甘くもウマくもないことは知っている
錯綜する日々の戯言、読書や各外国語の学習の備忘録を

「アラビアンナイト」

2010-06-05 22:21:09 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

実はこのハーレクイン・ロマンス、約10年くらい前に購読してるんです。
だからどんなふうに真崎春望さんが漫画化されたのか、気になって借りました。
持っているハーレクイン・ロマンスを漫画化された作品を読むのは、これが初めて。
小説の内容はなかなか重厚で、読み応えありますよ。

結構、忠実に漫画化されてますね。意外と内容、覚えているもんだ~。

サブキャラクターのエピソードはほぼカットされ、メイン二人に絞ったのが、かえってよかったのかも。
もちろん真崎さんのオリジナルの脚色も付加されてます。特にラスト、アイシャのことを盛り込んだのがそうですね。

これは「シークもの」を抜きにしても、当たり。おすすめ。
レンタル時間切れまであと一時間。じっくり読み返しましょう。

そうそう、タイトル忘れたと記した作品、思い出しました。「暗闇の鎮魂曲(レクイエム)」です。

それにしてもハーレクイン・ロマンスのヒーローって、どうしてセックスが上手な、あるいは上手そうにみえる男が多いんだろうか。
うちの鷲津さんにも、そういう雰囲気が漂っているといいんだけどなあ・・・。


「悪~WARU~」

2010-05-23 21:55:35 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

久しぶりに読んだ、はしだ由花里さんのBLもの。
いや、たまたまこの名前を見つけたので、懐かしいなあと思って。

BL描くときは「はしだ由花里」名義、以前は「高橋由紀」の名前で白泉社で描かれてましたね。
はしだ由花里の名前では、「人生はバラ色だ。」を購読しました。引越しの際、古書店へ引き取ってもらいましたが。

高橋由紀の名前では「われら混線合唱団」(通称、われ混)、そして「eyes-金銀妖瞳-」を持ってます。「ヴァンパイア」もあったはず・・・。
特に「eyes-金銀妖瞳-」はすごいなあ、と圧倒されました。特に最初のお話し。高橋由紀の作品では最高傑作ではなかろうか。

で、今回読んだこのお話し。
ところどころにはしださんらしいギャグが挟み込まれていて、そこが懐かしかった。

しかし、私は古い人間なので・・・ノンケの男が、何の疑問も抱かず男を抱けるものなのか・・・?

と、思ってはいけないのですよね、BLものでは。
そういう葛藤はなく、そういうお約束であるという認識で読まないと、だめなのですね、はい。
ギャグBL漫画として読めばいいんだな、うん。


「傲慢なエスコート」

2010-05-17 00:14:25 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

「女帝 薫子」のドラマが終わったので再参上。

主演の二人、まだ20歳なんですねー! びっくり。
シャワーシーンやらベッドシーンやら、あの若さで大変だ・・・。
相手している俳優さんたちはぴちぴちの若い女の子で嬉しいだろうが、気も遣うだろうなあ、と思ったりも。

予告観てたら、まあ、すっごいわー! 実はサイトも日参してたりして。
今一番楽しみなのが、このドラマです、はい。

閑話休題、本題へ。
金曜日に電子書店で借りた、さちみりほさんの描いたハーレクイン・ロマンス。

元々のお話は知らないんですが(脚色する権利は漫画家さんにあるみたい)、なかなか内容の濃い、しっかりしたストーリーでした。
随所にさちみりほさんのテイストが盛り込まれてます。

ヒーローが悪人面なのが、珍しいと思ったりも。
一番驚いたのは、ヒロインの兄とヒーローの妹がくっつくこと!



「シークは恋の都で」

2010-05-03 14:27:16 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

ハーレクイン・ロマンスの漫画化ではなくて、長年それを描いてきた漫画家さんによるロマンス・コミック。
まあ、内容はハーレクイン・ロマンスとなんら変わりはありません・・・というより、漫画家さんのオリジナル色が前面に出されているから、あまりストーリーの破綻はしてませんね。
元々のノウ・ハウを知っているし、安心して読めますね。

真崎春望さんの漫画では、タイトルをど忘れしましたが、ヒロインの日月(ひづき、アーシア)、彼女を守護する剣(つるぎ)、敵方の腹心のエロス・ノワールなどが出ていた作品を、高校・大学の頃に友達から借りて読んでました。
この作品、好きだったんだけどなー。文庫化されてないんだなあ、多分。

「シークもの」では、当たりです。
さて、もう一度読もうっと。


「架空の恋人」

2010-03-22 22:04:46 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

珍しく岩崎陽子さんが描いたというので、読んでみた。

なんで「珍しく」なのかというと、まさかこの方がハーレクインロマンスを・・・という驚きが大きかったので。
この方には「王都妖奇譚」という傑作がありまして、私にとって「安倍晴明」といえば、この方の描いたキャラクターなのです。

ふと思ったが、なぜか秋田書店で活躍している、していた漫画家さんがハーレクインロマンスを描くことが多いですなあ・・・。

で、肝心のお話。

「気持ちのすれ違い、誤解」という王道のパターンですが・・・元々のストーリーがつまらないと、どうしようもないですね。
これは漫画家さんには責任ありませんわ。



「華やかな疑惑」

2010-03-14 21:41:50 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

昨夜、突発的に借りたもの。
明日返却なんですが、明日の仕事次第ではレビューできないと思うので、今のうちにやっておく。

これもハーレクインロマンスをマンガ化したもの。
さちみりほさんの描くハーレクインロマンスの世界は、私は好きなのね。
雰囲気や絵柄が好きなのかな。
ここで借りられるものは借りて読もうと決めてます。

小説自体が良くなくても、脚色は漫画家さんの腕次第なので、さちみりほさんの雰囲気が好きなのかもしれません。
読んで楽しめたので、それでいいのさ♪


「青春の賭け」

2010-03-14 21:18:38 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

このレンタルも明日で終わってしまうことに気付いた。

こういうテイストは、嫌いじゃないのね。
反対に、あまりがつがつした感じのBLは、好きじゃないのね。

読んでいて楽しかったです。
一年レンタルの間で、結構な回数読み返しました。

・・・だけど、続き、ないの? これで終わりなの?
えーん、欲求不満じゃー。

・・・これのどこがレビューじゃ。


「泉」  「あなたに逢いたい」

2010-03-10 22:36:12 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

この2冊、今日で一年のレンタル期間が終わるのを忘れていた。
なので、さっきザッと通してみたが・・・。

借りた理由は2つ。
好きなタイプの絵だったのと、「泉」というタイトルに惹かれたため。
私にとって泉といえば、泉拓人なので(←おい)

連作ものであったり、単独作もあったり、バラエティに富んでいるのだが、いかんせん、キャラの見分けがつかん・・・。

BLものだから、ストーリーに重きを置いてないというわけでもない話もあるが、当然そういうシーンもあるわけで、うーん、やっぱり、はっきり描かれるのは苦手なんだなあ、私は。

ああ、奥歯に物が挟まったようなこの書き方。
BLものの雑感を述べるのは難しいなあ・・・。

つまり個人的には、あわなかったというわけで、ご容赦願います。

ただ、「泉」シリーズを最初に読んだときは最後の展開には仰天しつつも感嘆したことだけ特筆しておく。


「おにいさまへ…」

2010-01-17 16:23:34 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

前回読みたいと記した、「おにいさまへ…」、電子貸本Renta! で借りました。
後で「全二巻だったのでは」と思い出したので。

最初はアニメで観ていた。意外とストーリーを覚えてたもんだなあ・・・。
しかしこれを約30分間の一年間のアニメにしたのは、すごいね。丁寧に描写されてたのね。
スピード命の今の時代だと、間延びしすぎ、のんびりしすぎ、と評価されてたかも。

漫画は全二巻と思えないほどコンパクトに凝縮されていて、濃い。密度が濃い。内容も濃い。
すごいなあ、と感嘆するしかない。

ラスト、漫画とアニメでは違ってたのねー。
申し訳ないがネタバレします。
旅立ったあの二人のこと、アニメでは子供が生まれたんですが、漫画では亡くなってしまいました。
アニメのターゲットが少女から若い女性向けだったので、そうせざるを得なかったのかな。

ともあれ、これはオススメ。


「エリザベス」

2010-01-10 16:12:49 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

久しぶりに 電子貸本Renta! から。

「ハゲタカ」にハマったため、しばらく遠ざかっていたので、「池田理代子特集」があったことを知りませんでした。
で、借りたのが「エリザベス」。連載第一回だけ読んだ覚えがあったので、続き読みたいと思った。
これは映画になったものを基本にしてるので、歴史好きな私としては、物足りない部分が多々ありますね。
映画も「なんじゃこら」・・・の薄い感じだったので、しゃあないか。

「池田理代子特集」で最も読んでみたいのが、「おにいさまへ…」なんですわ。
途中までしか出てないので、どうせなら完結してから読みたい。
「ベルばら」は持ってるし、「聖徳太子」も持ってた。引越しの際に売ったけど。

この池田版「聖徳太子」は、山岸凉子の「日出処の天子」を読んだ方なら、まるでネガとポジの関係みたいに思われるかもしれない。(あるいはパロディ)

「日出処の天子」に、聖徳太子所縁のお寺関係者が怒り狂ってたのだ。(その関係者所縁の高校に通ってたので、多少は内情を知ってる。図書館に「日出処の天子」は置いてあったけどね・・・)
そこでお寺関係者が池田理代子さんに全面協力して、「聖徳太子」が描き上げられたのだ。
だけど「日出処の天子」があまりに有名なため、池田さんもやりにくかっただろうな、と推測される。

閑話休題。
「おにいさまへ…」は、昔BS1でアニメ化されてて、それを観てました。アニメ「ベルサイユのばら」のスタッフが主に参加されてたのかな。
アニメは多少、内容を変えてたようなので、その違いを知りたいのだ。

またテーマソングがすごかったんだ、これ。「作詞:小椋佳 作曲:原田真二」だもんね。メロディが「ああ、原田真二だよなあ」って感じが、なんとなく分かる。
今も歌えるよん。
「右の手に 黄金(きん)の器 左手に 銀の器
どちらかだけでは倒れてしまう 誰もが持ってる 二つの願い 器」


「銀盤のプリンセス」

2009-04-29 01:15:27 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

私はフィギュアスケートを見るのが好きです。
それは同年代に、伊藤みどりさんがいたから。
彼女のジャンプを見るのが、本当に好きだった。

ということで、フィギュアスケーターのヒロインと、何者かに狙われた彼女を守るヒーローの刑事のお話。
サスペンス調なので、ハーレクインというのは気にならないかも。
(もちろん、お約束はありますが)

秋乃ななみさんに感謝したいのは、ヒーローをかっこよく描いて下さったこと。
だって小説の表紙を見て、幻滅したもん。
あのくたびれた感じの刑事は、なに!? イメージ、壊れかけた・・・。
さて、見納めにもう一度読もうか。


<薔薇と宝冠>シリーズ

2009-04-20 23:42:01 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

これはいいかも! 
私好みだ!

ハーレクイン・ロマンスの中でも、歴史物を読むのは初めてだったのだが、これは「当たり」だ。
くそう、あと1時間足らずでレンタル期間が終わってしまう・・・。

エリザベス1世の治世、アイルランドとロンドンを舞台にした、オニール家の3兄妹の物語。
長男・ローリーはイングランド兵から「邪悪なるオニール」と異名をつけられた、アイルランドの英雄(らしい)
次男・コナーは神学生だったが、その美貌に惹かれたエリザベスに仕えることになる。
妹・ブライアナはおてんばが過ぎて修道院に入れられてしまうが・・・。

ブライアナの相手のヒーローはともかく(おい)、ローリーもコナーも良いヒーローだよなあ。
タイプは違うけど、素敵だよね!
アナクレア(ローリーのヒロイン)にもエマ(コナーのヒロイン)にもなりたいわぁ。

さちみりほさんの初めてのハーレクイン・ロマンス作品。
いいよなあ~、原作も読みたくなったよ。
どうやら漫画はかなり内容を変えているらしいから、読み比べてみたいのよ。
でも売ってないのよ。
復刊してくれないかなあ。

さ、時間ぎりぎりまで読もうっと!


「千の愛に呼ばれて」

2009-04-13 23:41:48 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき
日付が変わればレンタル期間終了・・・その2。

これはアイルランド系の架空の王国の王子がヒーロー、ヒロインはベビーシッター。
ヒーローには二人の子供がいて、二人目を出産した妻が死亡したため、子供たちのベビーシッターとして、紆余曲折がありながらもヒロインを雇う、という出だし。

息子は最初はヒロインも嫌うも、だんだんと打ち解けてゆく。
一方のヒーローは忙しいから、子供たちと会うのも一日20分。
なんとか父と息子の関係を改善しようとヒロインは奔走するうちに、ヒーローはヒロインに惹かれ、ヒロインも・・・というお話。
しかし王子さまなので、結構上から目線で物を言うのがヒロインの癇に障るわけで。

一重夕子さんの絵も初めてなのですが、これもあっさりと読めますね。

これはタイプで分けると、基本の基本ですね。
ラヴ・シーンは抱擁とキスまで、そして結婚へ。

ただ、疑問は一つ。
もしもこの二人に王子が生まれたら、先妻との王子との継承者争いが起きないかどうか・・・。

いや、ハーレクイン・ロマンスは、そういう問題は持ち込まないことになっているようです。
私みたいにひねくれた考え方をしない人向け、かも。


「シークのいざなう夜に」

2009-04-13 23:28:37 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

日付が変わればレンタル期間終了・・・その1。

前も記しましたが、「砂漠」「王子」ものが好みなので、今回はこれ。
斗田めぐみさんも、あとがきで↑が好きだと書いてあった。

ハーレクイン・ロマンスの中では、ソフトな描写でセックスシーンがあるタイプの作品。
全て把握しているわけではありませんが、漫画化されている作品では、まあ・・・基本とアダルトの中間なのかな?

ちなみに私が決めている、ハーレクイン・ロマンスの基本中の基本といえば、キスまでで、結婚にこぎつけるまでのもの。
アダルトといえば、ハードなセックスシーンがあるようです(そういうのは読んでないなあ)
基本とアダルトの間に位置するのが、中間タイプ(そのまんまやんけ)

近々、絵文字で印をつけようかな。

ヒロインあるいはヒーローは、かつて結婚していたり。
連れ合いと離婚、あるいは死別、または復縁する場合もあるのかな。

今回の話はヒロインが夫と死別、ヒーローは王子。
ヒロインは情勢不安なジンバブエに住んでいる姉の家族を救うため、ヒーローに身を売って取引をする。
身体から始まった関係が、やがて真実の愛に・・・という、これも典型的なハーレクイン・ロマンスのパターンの一つ。

斗田さんは初めて知ったのですが、絵が少女漫画なので、あっさりと読めますね。


「灰色の伯爵」

2009-04-09 22:52:30 | レンタル電子書店 漫画レビューもどき

うわわ、レビューもどきを忘れるところだった。
23時過ぎにレンタル終了だったわ。

密かにお気に入りになってしまった、さちみりほさんの絵。
どうやら、彼女の描くヒーローが、私の好みに合うようだ。
というわけで、入荷したハーレクイン漫画を借りました。

今回のものはちょっとしたサスペンス物になっているので、ハーレクインだと身構えなくても、気楽に読めるのでは。

「灰色の伯爵」とあだ名されている割には、そんなに冷徹でもなく・・・。
ただ、愛想がないだけというか。
「クール」という言葉が似合うのかな。

他にも、読みたいさちみりほさんの描いた作品があるので、順次借りるつもり。
その前に、時間ぎりぎりまで再読しよう・・・。