ハーバード・スクエアで子育て

在米20年以上、ボストン生活は15年に。アメリカ東部の大学街で、子どもを育てつ考えたことの記憶の断片

ピアノリサイタル無事終了!

2014-04-06 | Learning and Play
りなは去年の9月から、ありは、4年ほど前に始めて、先生がニューヨークに引っ越したり、色々とあり、正味2年程?ですが、ピアノを楽しんでいます。
練習をしないときは、「もう止めた方がいいね」と行っても、なぜか、ピアノだけは、ふたりとも楽しいから続けたいのだそうです。
先生が、とても熱心で、教え方も上手で、素晴らしい方であるのが、大きいと思っていますが。

さて、りなは実はとても集中力があり、本番に強いタイプで、去年の冬のリサイタルも、ひと月前に、通っているミュージックスクールが、大型書店バーンズアンドノーベルで、資金集めのイベントをした時にも、まったく動じず弾いていたので、心配していなかったのですが、ありは、上がり性のうえに、今回はちょっと難しい曲で、しかも、3日前でも、つまずきっぱなし。なんとかぎりぎり当日には弾けるようになったものの、何度かやると、やはりつまずくという具合。

会場入りの時間になってしまいました。
この学校のリサイタルは、時間枠で弾く子は全員、舞台端に並んだ椅子で控えています。
りなは二番目で、またまた、普段、練習している時よりも、ずっと上手く弾けました。
何事にも「自分」がある子なので、こういう時はほんとに強い。

ありの順番までは、あと5人。
自信満々で、上手い子が続いていて、ありの顔は見る見るこわばり、かなり緊張している様子。
それを見ている私も、心臓、ぱくぱく。(身体に悪い~)
まぁ、きっと、ダメだろうけど、今日は何とか持ち上げて、次に繋げれば、失敗も大事だし、これを機会にピアノ止めちゃうかもしれないけど、まぁ仕方がないよね、などなど、私の頭には色んなことがぐるぐる。。。

いよいよありの順番になり、最初は苦手な曲を先に弾くと言っていたのに、得意で簡単な方から弾き始めました。
これもたまにつまづくこともあるものの、何と無事にかクリア。
さて、問題の二曲目。。。

ちょっと冒頭に一度つまづいたものの、どういうわけか、見事に弾ききりました~!
ひょっとすると、妹に触発されたのかも。
というわけで、ドキドキでしたが、無事に終了してほっとしました。

それにしても、どの子も、めちゃくちゃ上手ですし、親の気合いの入り方も想像がつくようです。

子供達の演奏を聞きながら、いろんな考えが頭をよぎります。
日本ではアメリカの子供はのんびり育っている印象があるかもしれませんが、ボストンのような都市では、子供達は相当大変です。
日本は学力重視なので、ある意味、そこに特化していれば良いですが、アメリカは善かれ悪しかれ、子供の評価は勉強はもとより、人間性、リーダーシップ、社会奉仕活動、スポーツ、芸術など総合的に問われるのです。しかも、才能を伸ばしたり、できる子はどんどん上に行けるので、上を見ればそれもまたきりがないという状況。

子供達の演奏を聴きながら、こんな競争の激しい世界にいると、子育てで大事なのは、失敗したり、上手くいかなかったり、できなかった時に、子供自身が精神的にこうした状況を受入れて、それでもあえて前に進む力をいかにつけさせるのか、と思ったりしました。

今回のリサイタルは、スクールの50周年記念でもあり、終了後にはレセプションが。
ガールズも私もほっとして、2人は鼻歌で、りなはカップケーキ、ありはフルーツ、私はチーズで、なごみました。

外は快晴の春らしいお天気で、帰りの車の中は行きとは全く別世界で賑やかです。
ご褒美に、ありは手芸の材料、りなはスイーツ、3人で本屋さんでまったり「座り読み」して、早めのディナーにタイレストランへ。

あんなに緊張していたありですが、「今日、発表会で上手く弾けて、自信がついた」そうです。
まぁ、人生、そう上手く行くわけもないので、ともかく油断大敵で、何より音楽は楽しむためにやるものだから、そこに価値を見いだして欲しいな~、と思った私です。

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