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明鏡   

鏡のごとく

『形状記憶』

2016-05-18 17:45:57 | 詩小説

葉っぱの細胞の形と人の頭蓋骨の繋目のジグザグが同じ形をしているという。

細胞の形状記憶。

葉っぱの細胞の記憶と骨の細胞の記憶はジグザグに一致していたのだ。

ものを形作るというその最初。

ジグザグのもう一つの細胞と繋がることを探していくのだ。

じぐぞーぱずるは最初は一枚のかみでしかなかったものを切り刻んで一旦バラして元に戻るのが目的だが。

葉っぱも頭蓋骨も何もないところから繋目をさがして立体になっていく形作ることこそが目的なのだ。

まだそこにない形状記憶の鎖を繋ぎ。

その繋がれた先に見えた立体となっていくのだ。

凸凹をつなぎあわせてできるものは、しなやかさをもち、ある程度の硬さをもったものなのだ。

植物と人の垣根を超えて、形状記憶は、増幅しつづける。

その先にあるものは、おそらく宇宙の形状記憶。

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