気分は歌舞伎役者？！

今日はサイモンズコミュニケーション「鹿乃子の夕べ」で、ゲストは澤村宗之助さん。すご～く楽しみにしていました。今月の演舞場、第二部の所化さんで初日に拝見したので、どんな格好でいらっしゃるのかな～と思いつつ登場を待ちました。お稽古着にしているという千鳥柄の浴衣でした。とっても、さわやかです！

前半はサイモンさんとのトーク。先月の巡業の話では、ちょうど私が見に行った練馬でのハプニングのお話が聞けて嬉しかった！昔の巡業での楽しいおもしろいお話やらも、色々と・・・。そして後半は歌舞伎レクチャーです。なんと！宗之助さんに与三郎と白玉さんのセリフをつけてもらうという、何とも面白い～と言おうか、無茶な～と言おうか・・・そんな企画です。宗之助さんのお手本に合わせてセリフが書かれた紙を見ながら、心の中でつぶやいてみる。で、歌舞伎研究会に所属する学生さんが前に出て、宗之助さんのスパルタレッスンがスタート。

宗：「しがね～こいのなさけがあだ～」、はい
学生さん：「しがね～こいのなさけがあだ～」
宗：そこ、あがらない！「しがね～」、はい
学生さん：「しがね～」

てな感じで進んでいきます。有名な「おしゃか、さぁ～でも、きがつくめ～」もあり、最後は「おぉ、安、これじゃぁ、一分じゃぁ、けえられね～よ～」まで、けっこう長いです。では、皆さんも一緒にやってみましょう、となりまして。皆で腹式呼吸でお稽古です。恥ずかしがっちゃぁいられないので、頑張って声を出してみましたよ。

次は助六の白玉さん。与三郎よりも難しかったです。「揚巻さん、待たしゃんせぇ」からスタート！途中で「きのくにやっ」と良い声が入りつつセリフお稽古。こちらもタップリです。お客さんは女性が多かったですが、女形の声は高い！抑揚が難しい。「ほぉ～ん～のぉ～」とタップリ言うところ、「どうぞ戻ってぇ～、くだしゃんせいなぁぁ」と、これぞ女形のセリフといった感じで楽しい！

そんなこんなで予定時間をオーバーしてお稽古＆トークショーが終了。あ～楽しかったです。とにかく行って良かったぁ。宗之助さんは「歌舞伎のみかた」などでトークを聞いたことがあるので、普段の喋り方は想像できましたが、セリフを言う時の声量がもんのすんごい。地響きがくるように強いお声でした。鳥肌が立ち、ウルっときました。感動しましたよーーー！あぁぁ、本当に夢のような時間でした。宗之助さん、ありがとうございました！

再来週は亀三郎さんが登場しますので、みなさま是非ご参加くださいね。詳細はサイモンズコミュニケーションでチェック！