あきこのブログ

任天堂ゲームネタを使ったネタ、自分オリジナルネタ、
ツクール作品(自分が製作者ではない)ネタを
中心にやる予定です。

劇場版ポケモンチェック&感想

2012年07月15日 20時05分45秒 | ポケットモンスター系
第15作目 キュレムVS聖剣士ケルディオ

個人的チェックポイント
■ケルディオ
聖剣士の後継者としてコバルオン・テラキオン・ビリジオ
ンに育てられていたポケモン。聖剣士になりたいあまり、
剣技を完成させないままキュレムに戦いを挑むが、ボコボ
コにされた揚句角を折られて恐怖にかられ、逃げ出してし
まいキュレムに追われて傷ついている所をサトシに保護さ
れた。その後サトシ達との触れあいを通して再び聖剣士に
なるためにキュレムに挑む決意をし、かくごのすがたになっ
て再びキュレムと戦った。最後は「しんぴのつるぎ」を覚
えるものの、サトシ達をかばって力尽きて敗北してしまう
が、仲間をかばった心をキュレムに認められて聖剣士にな
れた。ひずめの裏から水を噴射でき、移動や攻撃(みずでっ
ぽう?ハイドロポンプ?)に利用したり、きあいだま・かげ
ぶんしん・にどげりのような技を使う。テレパシーで喋る
事ができる。
■キュレム
廃鉱山フルコートにフリージオと共に潜んでいるポケモン。
理由は不明だが、聖剣士になるための試練に協力している。
試練の戦いの途中で逃げ出したケルディオを追跡し、決着
をつけるべくフリージオと共に攻撃を仕掛ける。最後はか
くごのすがたになったケルディオを負かすが、成長し仲間
をかばったケルディオを聖剣士と認めた。テレパシーで喋
ることができ、戦いに固執する反面、囮に引っ掛かったと
知ったら速やかに撤収する冷静さも持つ。「りゅうのはど
う」の他、ドラゴンクローやれいとうビームらしき技を使っ
たり、辺りを凍らせて氷竜門というバトルフィールドを作っ
たりする。劇中では地上最強のドラゴンポケモンとされて
いる。
■ホワイトキュレム・ブラックキュレム
キュレムがレシラムとゼクロムの力でフォルムチェンジし
た姿。空を飛ぶ事ができ、コールドフレアやフリーズボル
トらしい技を使う。ゲームと違ってレシラム・ゼクロムを
取り込んでいなくても自由に変化できる。
■コバルオン
聖剣士のリーダー格。テレパシーで喋ることができ、聖剣
士になりたがるケルディオに「剣の重さを知る」「負けか
ら何を学ぶかだ」などと諭す。キュレムからケルディオを
かばおうとして氷漬けにされてしまうが、後に戦闘の中で
復活した。
■テラキオン
聖剣士の一体。テレパシーで喋ることができ、力強く優し
い性格。くだけた口調で喋る。キュレムからケルディオを
かばおうとして氷漬けにされてしまうが、後に戦闘の中で
復活した。
■ビリジオン
聖剣士の一体。テレパシーで喋ることができ、勇敢で賢く
スピードに優れている。女性の声で敬語調で喋る。キュレ
ムからケルディオをかばおうとして氷漬けにされてしまう
が、後に戦闘の中で復活した。
■フリージオ
キュレムの手下のようなポケモンとして多数登場。集団で
うねったり回転するように飛び、れいとうビームらしい技
を使う。
■せいなるつるぎ、しんぴのつるぎ
額から(しんぴのつるぎは角から)光の長大な角を伸ばして
斬りかかる技になっている。聖剣士の誓いを立てる時に重
ねあわせたりもする。聖剣士の力と心の象徴的な扱いをさ
れており、コバルオン達はケルディオがこの技を覚えてい
ないままキュレムと戦う事を禁止していた。
■聖剣士
コバルオン、テラキオン、ビリジオンの事。ポケモンと世
界を救うべく自分達を鍛えながら旅しているポケモン達。
ジョーイが反応して解説しているため、人間の間でもある
程度有名らしい。なるには修業し、キュレムと戦って認め
られる必要がある。
■ダルマッカ弁当
ローシャン行きの風の駅でマリンが売っている弁当。ダル
マッカを模した容器の弁当で、中身を食べた後も置物や風
鈴として利用できる。中身はサンドイッチや野菜。一緒に
冷凍オレンの実も売られている。

感想
・正直あまり期待していなくて不安だったのですが、面白
 かったです。
・短く、小規模なんですがその分濃さが続いてダレず、分
 かりやすくてまとまりも良かったです。しかしスケール
 が小さくシンプルすぎるのは確かなので、15周年の長
 編映画ということを意識して見ると物足りないかも。個
 人的には抽象的なテーマにして、詰め込んだ揚句、ラス
 トの方が超展開になったミュウツーの逆襲みたいなのよ
 りはこういうのが好きです。
・ケルディオとキュレムの戦闘シーンがいい。やっぱり地
 上戦の方がいいですね。キュレムの重量感が活きるし、
 肉弾戦も迫力がある。ケルディオが華麗に地形を活かす
 のもかっこいい。
・人間キャラほとんど出ないようでどうすんのって思った
 んですが、これはこれでありですね。デントやアイリス
 の出番が増えたのはこれのおかげか。
・「なにこいつこんな微妙な役やらされてるの……」みた
 いなポケモンがいないのは◎(超脇役自体はいるが)。特
 に恐く強い敵役であるキュレムや、ウザさと不気味さを
 併せ持ったフリージオはハマり役だと思う。欲をいうと
 もっと3闘のシーンが欲しかった。キュレムとの関係と
 か。キャラ立ってるだけに短くてケルディオとキュレム
 が中心のこの作品で終わるのは惜しい気がする。
・ケルディオがキュレムに負けるけど認められるというラ
 ストが印象的でちょっと意外(かくごのすがたになった
 勢いでアニメポケモン的に勝利すると思っていた)。ベ
 タと言えばベタですがキュレムの器とか知性みたいなの
 が感じられて綺麗な終わり。キュレムとしては聖剣士に
 なるための戦いを続けていただけでキャラがブレてない
 し。いきなり野望を取り下げて記憶を一方的に消して去
 るミュウツーとか、お宝のご都合な力でいきなり仲良く
 なる三鳥とか、暴れるだけ暴れて逃げるディアルガとか、
 騒動の原因の一部なのに詫びもしないレシラム・ゼクロ
 ムなんかとは大違いですね。BWでのヨロヨロしたドッ
 ト絵を見た時はなにこれって思ったんですが、フォルム
 チェンジ追加抜きでもほんと大化けしましたね。BW2
 でのシナリオでの扱いが正直いって不遇だっただけにかっ
 こいい。
・じわじわ立ちこめる霧と氷の使い方が上手いと思う。大
 々的に結晶体が脅威(の象徴)になるって設定は3作目以
 来ですね。あれも敵役のポケモン(エンテイ)がかっこよ
 くて戦闘も良い作品でした。
・ケルディオの演技はCMのせいで戦々恐々としていたの
 ですが、正直気にならなかった。キュレムの声はもっと
 低い声のがいいかも。テレパシー声で吠える場面とか、
 ちょっとチンピラが凄んでるようで小物っぽいシーンが
 あったので。「あくまでもそうする必要があるから怖そ
 うに話しかけている」というイメージでも意識している
 のだろうか。
・ケルディオはもっとどうしようもない奴かと思いきや、
 うだうだした自己弁護もなく、自分の過ちも認めていて
 もやもやしませんでした。キュレムも恨みがましくない
 し。
・ビリジオンも予告のがもっと厳かで声低くて良かった気
 がする。でもこれはこれでいい。良い味出してるテラキ
 オン、クールでかっこいいコバルオンと合わせて概ねイメー
 ジ通りでよかった。扱いも尺的に横道にそれずにストレー
 トにヒーローだし。
・マリンの声は微妙だったけど脇役だからマシか。
・一言もフォローなく、平然と乗り物博物館の乗り物を勝
 手に利用するサトシ達に違和感。確かに緊急事態だし、
 アクション映画ではありがちなシーンですが。しかもア
 イリスって飛行船操縦できたの?デントは多芸だし野生
 児っぽくもないので不自然ではないですが。
・三闘が凍らされるシーンは漫画版のが良かった(避けら
 れるけど、避けるとケルディオが危ない→凍らされると
 いう流れ)。映画版のはなんかただまとめて凍らされた
 だけでマヌケっぽい。
・乗り物になっただけ+αみたいですが、ガントルが活躍
 したのが意外だった。
・オープニングのポケモン達は一匹一匹別に観たいですね。
 アルセウスとかサンダースとか見つからなかった。
・ケルディオって設定地味っぽいなって思ったけど、足か
 ら水流が出るって設定は斬新で面白いですね。背中を向
 けたと思ったらそのまんま攻撃したり。前足から水を出
 して消火したり。人間ひっさげて大移動したり。水流で
 足を覆う氷を壊したり。図鑑にある水面を噴水で移動す
 るシーンがないのは残念。
・ダルマッカ弁当の中身はご飯物だと思っていた。そうい
 えばイッシュは海外モチーフでしたね。
・せいなるつるぎ・しんぴのつるぎのエフェクトがかっこ
 いい。あの角でどうやって上手く攻撃するのと思ってた
 けど、そうきたか。ベタですが攻撃技として意外の意味
 が込められていたのも良かったです。
・BWキュレムのレシラムとゼクロムの力ってのがそんな
 発揮されてなかったのが残念。まあ尺短いし、原作での
 扱いが酷いし、そもそもレシラムとゼクロムにろくな特
 殊能力・活躍がないしでしょうがないか。原作のシナリ
 オではそもそも何もせずに分離させられて終わりだし。
 空中飛行を重視する時は身軽そうなWキュレム、威圧感
 を放つシーンではBキュレムという使い分けは良かった
 と思う。
・レシラム・ゼクロム・キュレムの3匹が合体した完全体
 もみてみたい。
・ほんとにBWキュレムは地上最強なのか?比較対象がア
 レなんで分からないですが、わざわざ「地上」ってつけ
 るのがアルセウス(ドラゴンタイプの場合)、ディアパル
 ギラティナ(いずれも地上ではなく異次元に生息)を上手
 く回避してるようで面白いと思った。そいつら以外のド
 ラゴンの伝ポケよりは強そうだし。内面的な意味でも。
・ご都合とはいえケルディオやキュレムらが有名だったの
 は笑った。

第14作目 ビクティニと黒き英雄 ゼクロム
第16作目 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒

長編劇場版ポケットモンスターシリーズに戻る
ポケモン特選ページに戻る