わたしの日々

小さな出来事あれこれ

文芸の詩のコーナーより

2022年05月30日 | Weblog

○ぐっすり寝たので体調いい朝。
何から始めよう。マリメッコ柄の生地を3メートル購入しているので、作るものを、いろいろ想像する。この時間が愉しい。

○今朝の 神戸新聞文芸 選者特集「沖縄」というテーマーで 時里二郎先生のコーナーの文章が心に残ったのでアップしました。

沖縄生まれの詩人 山之口獏 浮浪の暮らし 「本屋の荷造り人、暖房や、針灸、ダルマ船、汲み取り屋」などの職を転々としながら詩を書いた。

「眠れないのである/土の上に胡坐をかいているのである/地球の表面で尖ってものはひとり僕なのである」 (立往生)

「歩き疲れては/夜空と陸の隙間にもぐり込んで寝たのである/草に埋もれて寝たのである」 (生活の柄)

「あの浮浪人の寝様ときたら/まるで地球に抱き着いているかのようだと思ったら/ぼくの足首が痛みだし/みると 地球がぶらさがっている」 (夜景)

「土の上には床がある/床の上には畳がある/畳の上にあがるのが座布団でその上にあるのが楽といふ/楽の上にはなんにもないのであらうか/どうぞおしきなさいとすゝめられて/楽に坐ったさびしさよ/土の世界をはるかにみおろしてゐやうに/住み慣れぬ世界がさびしいよ」(座布団)

推敲がすさまじかった。短い一編の詩を書くのに原稿用紙、百枚、二百枚を費やし、活字になった詩にもまた繰り返し手を入れた。と

「山之口獏詩集」が岩波文庫に。「山之口獏詩文集」にエッセー 娘のさん泉さん(ミミコとして)が父のことを描いている。

と紹介されていました。スゴイ!感動しながら 文をアップしました。
何度か読み返してはドキドキが止まらない…です。

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