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読者文芸詩の欄&文學界

2019年07月15日 | Weblog

◯神戸新聞詩のコーナーより 特選 武内健二郎 作

「玉葱」   

秒針が
時を刻むように

ナイフが
玉葱を刻む

あふれる涙

あの時 僕は
前夜の催涙ガスが漂う
荒れ果てた校庭で
澄みきった空を
見上げていた

なみだをすすり
涙は
行く宛てもなく
頬を伝った

台所から覗く
青い空は
今も
あの日の空へ
連なっている

僕は
玉葱を刻んでいる

・先生の言葉 1960年代終わり頃の学園紛争を想起させるが、玉葱を刻んで出る即物的な涙に、青春を通して
       振り返る熱い時代への郷愁の涙がまじりあう。

・遠い日のあの騒動をテレビや新聞で読み見たことが思いだされます。友人に一人二人そんなタイプの人がいました。

短歌 
    ふるさとの母はきれいで清潔で介護の姉はもっときれいです    松下孝裕 作

    夕焼けを映してゆらぐ植田にももうすぐ月が水浴びにくる     宮崎貴美子 作

・好きな作品 他にも・・・

◯正平調 に時里二郎氏の詩集「名井島」(ないじま)のことが書かれていました。高見順賞と読売文学賞を受賞されたと。AIに詩が書けるのか。時里氏のインタビューに「仮に詩を書くようになったとしても、それを詩と感じるのは読み手。詩はヒトに読まれるため以外に作られる必要はあるのか」と答えられたそうです。

◯「文学界」8月号買い 村上春樹 作品2編読みました。
 久しぶり2作品読み切りました。
◯優れた文章がますますと言う気がしました。
無駄がなく流れるように、リズムがあって、ふいに笑んでしまう感じです。
2作品目に、詩を書いてられたれて、誰が何を言おうと僕の詩!という自信は凄いです。賛成です。両親の事、生い立ちなどが書かれていて、好きな球団など 村上氏の人間性により親しみを感じました。



 

 

 

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