め・が・く・り

我が家にいるリクガメたちとの日々の生活を日記にしました。

クリニック

2007年11月06日 21時02分49秒 | リクガメ
予報どおり、雨になってしまった。

カメを連れての外出としては最悪の天気かも・・・。

片手にバッグ、もう片手にかさを持たなくてはならない。

気温も低そうだし、今日はキャンセルしようかな・・・。



しかし、意外に早く雨は上がったみたいでした。

外気温も寒さを感じるほどではないし・・・。

じゃぁ、行ってくるか、ルマン、ホッシー、マロン。




・・・っとその前に。

 温浴~


検便を採るために温浴しないとね。



今日は9月にぎょう虫がいると診察され、3回に渡って駆虫薬を飲ませた菜々と

あるぞうの結果を聞きにいくことが一つ。

そして連れて行く3匹の健康状態を診てもらうことがもう一つの目的です。


苦労の末、なんとか5匹分の検便も揃ったし、いざクリニックへ・・・。



予約の時間は4時。

検便の検査をするので3時50分に来て下さいと予約のときに言われていました。

で、到着が45分頃。

1階のショップを覗いて時間をつぶしました。

ショップの中はとても暖かい。

カメたちにはやはり部屋全体を暖めた方が過ごし易いのかな。


つい夢中になって2分ほどオーバーしてしまったので急いで階段を登ります。

前回貰った診察券を出して、今回新たに診察を受ける子達の問診票を記入。

検便と、前回同様用意していったカメごとの病歴や飼育環境などをプリントアウト

した紙を一緒に提出しました。

そして、待つこと15分くらい。

いつもながら前置きが長くなりましたが、以下は診察内容です。



まずは前回ぎょう虫がいると診察された菜々・あるぞうの結果。



D『今回の便にはぎょう虫は見られませんでした。

  駆虫成功です。

  で、その後菜々ちゃんの様子はどうですか?』

A『ここに来て寒くなったからか、食が細くなっています。

  夜は起こしてでも食べさせているのですが1回あたりの食事の量があきらかに

  減っています。

  だから、今のところ体重に変化は見られません。』


D『まぁ、それは仕方ないですね。

  そうすぐに体重が増えるわけではないし、半年くらいかかると思って根気よく

  続けてください。

  一年位して育ちだしたこともありますから・・・』

ということです。

諦めずに根気よく菜々の食事の量が増えるように頑張らないと・・・。



その後今日連れて行った子達の診察です。


まずは、ルマンから。

ルマンは最近食が細くなり、食事を残すことが多くなったことが心配の種でした。

そのことを言うと・・・。

先生はルマンの体をあちこち触って診てらっしゃいましたが・・・。

D『カルシウム毎日あげてますか?』

A『・・・正直、毎日とまでは・・・。

D『カルシウム不足ですね。

  今年になって急成長したんですよね?

  そのためにカルシウム不足を起こしています。

  ほら、甲羅なんかペコペコですよ。』


自分ではしっかりした甲羅になってきたなぁ、なんて思っていたのですが、先生の

仰るように甲羅を押すと柔らかいようでした。

ビタミンD3入りのカルシウムを一つまみパラパラとかけるだけでいいので毎日継

続して食べさせてください、とのこと。


D『低カルシウムを起こしているので食欲が落ちているのだと思います。』

A『でも、カルシウムをかけると食が細くなるのですが・・・。』

D『ヘルマンは9割がたカルシウム不足を起こしているんですよ。

  ほんの少し、パラパラという感じでいいので振りかけてください。

  たくさんかけすぎるとおいしくないですからね。

  これだけ柔らかいと硬くなるまで半年くらいかかりますから、毎日欠かさずに

  かけて下さい。

  たぶんそれが食欲が落ちている原因でしょう。

  それと・・・床材湿らせてます?』

A『はい・・・。』

D『もしかしたら湿らせすぎかもしれませんね。

  床材を湿らすのは1箇所だけでいいんですよ。

  全部湿らせてしまうとこうしてヤシガラの成分が着いてしまうんですよ。』


 ヤシガラ色の足


 ヤシガラ色のお腹



そうか・・・加湿のために湿らせていたのですが、あまり加湿しすぎると色が移っ

てしまうそうです。

で、極端になるとお腹にカビが生えてきてしまうそうです。

気をつけないと・・・。




で、次はホッシー。

ホッシーはルマンとほぼ同時期に我が家に来たのにルマンの成長と比べると1年に

約20gと成長が遅いこと。

そして、ホッシーはホシガメらしく?洟を垂らすことが多いのと、最近クシャミを

することがあるのでその辺を診てもらいたいと思っていました。


まず、ホシガメのケージはヘルマンと違って湿らせて構わないとのこと。

ただし、蒸れすぎると呼吸器をやられてしまうので要注意らしいです。

また、ホシガメのケージはあまり温度差をつける必要はなし。

昼間・夜間通して32℃設定でいいでしょうとのことでした。

飼育環境はそんな感じ。

で、外見的には特に問題はないようなので(甲羅もペコペコと言う感じではない。

これはホッシーがさほど成長していないためルマンほどのカルシウム不足に陥って

いないためと思われます。)レントゲンで中を見てみることになりました。

結石とかがあって食欲が落ちていることが考えられるからです。


で、レントゲンを撮っている間の数分間。



診察室の中のナガクビガメがエアレーションのチューブを齧っている・・・。

食いちぎりそうな勢いでした。



レントゲン写真ができるまでマロンを先に診てもらいました。

マロンも床材が染み付いてしまっているようです。

 またまたヤシガラ色

ホルスの床材はあまり湿らせなくて大丈夫ですよ。

そうかぁ・・・。


で、マロンの心配事は尿酸が粒状だったこと(今は温浴を繰り返したため正常です

が)、目が腫れぼったいこと。


D『目についてはコントラストの問題かもしれませんね。』

A『

D『目の周り以外には赤茶の床材が染み付いていますが、目の周りだけそれがない

  ので腫れているように見えるのだと思いますよ。』


意外な答えでした。


D『大丈夫だと思いますよ。左右も対称だし・・・腫れているのではなさそうで

  す。』

A『この子はぎょう虫はどうでしたか?』

D『いっぱいいました。

  ぎょう虫だけですね。

  駆虫薬飲ませてあげれば大丈夫でしょう。』

D『この子が一番状態がいいですね。

  成長線もきれいだし、しっかり成長しているようですね。

  でも、ほっとくとカルシウム不足になるので注意してください。』


 褒められたマロン

マロンはショップからお迎えしたばかりの子なので、寄生虫がいることは予想でき

たし、覚悟もしていました。

でも、それ以外には特に問題なく育っているということでした。





で、ホッシーのレントゲン結果が出ました。


D『結石とかではないようですね。

  で、この肺のところにうすくもやもやしたものがあるのが分かりますか?

  たぶん、肺炎を起こしていますね。

  ホシガメと言うのはもともと日本の環境には合わないので肺炎を起こす子が多

  いんです。

  で、若いうちに肺炎になってしまうとどうしてもそちらにエネルギーを使って

  しまうので成長できない子が多いんです。

  おそらく1年位前からじわじわ肺炎にかかり、それが慢性的になっていると思

  われます。

  慢性化していると完治するのは難しいですが、抗生物質を出しますのでそれを

  与えて様子を見てください。

  2週間使ってみて洟とかが治まるようでしたら止めてしまっていいですし、

  続くようであれば4週間まで継続してみてください。』



・・・そうか。

肺炎にかかっていたのか。

気がつかなくてごめんね、ホッシー。

春頃に開口呼吸?なんていうことがあったけどそのときは病院では何でもないと言

われていたから安心してしまったけれど・・・。

もしかしたらとっても苦しかったのかもしれないね。

抗生物質で良くなるといいね。



このままでは全く気がつかずに、ルマンとホッシーは状態が悪化していたかもしれ

ません。

普段の状態をよく見てあげていればよかったのでしょうが、今更それを言っても仕

方ないので、今後こういうことが起きないよう、そしてルマンとホッシーが早く回

復するようケアしていきたいと思います。









今日貰った薬。

マロンの駆虫薬とホッシーの抗生物質。



コメント (6)
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