今回は、気仙沼市唐桑町の只越地区子ども会の取り組みを紹介します。
みなさんは「子ども110番」というのをご存じでしょうか?
子どもたちが登下校の際に、困りごとがあるときに立ち寄れる防犯拠点のことです。
あまり気に留めたことはありませんでしたが、私が子どもの頃に近所のスーパーが
「子ども110番」だったように記憶しています。
この日は、「子ども110番」の特色ある取り組みをしているとのことで、
実際の活動を取材に行ってきました。
只越地区子ども会は、4人の子どもたちで活動していますが、毎日の登下校の距離が
長く、防犯上立ち寄れる場所を、とのことで道路工事を行っている事業所と協力して
子どもの見守り活動を行っています。
この子ども会が特徴的なのは、子どもたちと事業所の方々の交流が盛んなことです。
「あさがおグリーン作戦」と称し、あさがおを育てる活動を通して、子どもたちと
事業所の方々の交流を深め、いざというときに子どもたちが助けを求めやすい関係を
築いています。
これは8月頃の写真だそうで、たくさんのあさがおが咲いていて素敵ですね。
取材時は10月も中旬のころでしたが、遅咲きの西洋あさがおがきれいに咲いていました。
その中でも枯れて種ができている箇所もあり、子どもたちは「種取り」に夢中です。
この種で、お世話になった方にお裾分けしたり、来年以降の活動に繋げていくそうです。
事業所は工期の終了とともに、今年度いっぱいで閉鎖になる予定ですが、子ども会としては
来年以降もあさがおを通した活動を続けていく方向で考えているそうで、来年もまたすてきなあさがおを咲かせて欲しいものですね。
(T.K)