Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

八炉

2009年03月01日 00時01分00秒 | 稽古の備忘録
水屋当番につき、早めに到着。
先生がお庭で茶花を摘まれていた。
クリスマスローズ(雪おこし)、木瓜に椿に~。

稽古は八炉。
うちの社中は大炉が切ってない。
余所のブログを閲覧して、大炉の話題を読むと羨ましく思うこともあったが、
最近は「ないものは仕方ない」と割り切れるようになった。
この先、いつかは大炉の稽古をするチャンスが巡ってくるハズ。
だから、今は今できる環境の中でできることをやろう。

前の晩、教本を予習。
例年はフツーに逆勝手やって、時間が余れば本勝手の向切で薄茶やるくらい。
でも、今年は違う。

本勝手の向切で濃茶をやりたい
そして、向切で逆勝手やりたい

自分で稽古したい点前を予めピックアップしておくのも最近の傾向。
意思をもって、自分の弱い点を考えて鍛える(?)ようになった。

向切で濃茶やりたい理由は、昨年暮れに如庵を写した席で濃茶をいただいたから。
自分の頭に入っていなかった点前だったので。参照

さらに逆勝手向切にも食指が動いたのは、昨夏に三渓園で観たから。参照
これも、観た時に「へぇー。ホントにあるんだぁ」と。
間取り上、こういう設計にせざるを得なかったとはいえ、
何もこんなレアな造りにしなくても~。
と思った。
でも、原三渓お気に入りの席だということなので、
「実際に自分で点前をしないことには、理解はできないなぁ」と思ったから。

でも、稽古そのものは他のお弟子さんとの順番や兼ね合い、
それに先生のご意向もあるから、すべてが自分の思い通りにできるとは限らない。

ということで、まずは逆勝手で初炭手前。
(向切の本勝手と炭の組み方は同じだし、まずはノーマルなところから)
その後、他のお弟子さんの逆勝手の薄茶点前と濃茶点前を見学。

その後、隣室にも炉の準備。そちらでも点前が始まる。
おかげで、2回目が回ってきた。

で、逆勝手向切で濃茶の点前を稽古。
やってみると、本勝手の隅炉と似ていて、やりやす~い点前だった。

やっぱり、頭で考えているのと実際にやるのとでは違うもんだ。

三渓さんが気に入った理由もナットク
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 利休遺偈 | トップ | 鬼萩 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

稽古の備忘録」カテゴリの最新記事