Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

秋の京都・茶の湯どっぷりツアー三泊三日( 初日)

2011年10月13日 00時00分52秒 | 泊りがけの旅行

体育の日の三連休を目一杯楽しむために、金曜夜に出発。
関西方面へ向かう夜行バスはほぼ満席。
「ほぼ」というのは、ワタシの隣は空いていた。
連れがいるのに、敢えて別々に配置されたのは、ワタシが回数券リピーターだから?
大方、ドタキャンがあったのだろう。

高速道路千円割引が終わってからは初めての週末利用。
やはり、道は空いてるなぁ。
渋滞もなかったようで、土曜の早朝6:30に京都駅八条口に到着。

キャリーバックを引いて連絡通路を抜け北側へ出て、京都タワーを目指す。
地下3階の大浴場は朝7時から営業。
ちょうど会場されたばかりで入場制限がかかる前に利用できた。
予想はしていたけれど、それ以上の混雑。
同じようにキャリーバックを引いた旅行者の多さにビックリした。
汗を流してサッパリしたら、駅前の案内所まで戻る。
窓口で市バス一日乗車券を三枚買う。←実際は前々回未使用一枚あったので二枚購入。
自販機やバス車内でも購入可能だけど、わざわざ窓口で買うのは路線図目当て。
(前にもらったのがボロボロで)

5系統に乗り、四条烏丸で下車。
烏丸通を徒歩で北上し、三条通を左折。
伊右衛門カフェに入ったのは8:15頃だった。
こちらも人気で既に結構お客さん入っていたけど、まだテーブルは空いていた。
お茶漬けの朝ごはん。

やっぱりお茶が美味しい。

ご機嫌な朝食を済ませた後は、とりあえず身軽になりたい。
三条通を西へ歩いて堀川通まで出て再びバスに乗る。
堀川寺ノ内で降り、西へ約8分歩けば定宿の金魚家さん。
キャリーバック等を預けて、もと来た道を戻る。
堀川通を渡って少し北上すれば、茶道資料館。
「武家と茶」展を鑑賞。☆感想は後日
呈茶もいただく。田丸弥さんの栗を使ったお菓子に細川護熙さんの信楽茶碗。
展示室では細川忠興さんの文書も見たから、繋がりがウレシイ。

資料館を出て、本法寺を通り抜けて~と思ったら、門が改装中。
やむなく迂回して裏千家学園の前を通って、兜門。

南下して表千家の門の前も通り、寺ノ内通を西へ。

以前、茶湯美術館だった辺りは「みやした」という茶道具屋になっていた。

烏丸通を右折すると、俵屋吉富さん。
京菓子資料館ギルドハウスを見学。

呈茶および店内はパス。

烏丸通を渡って相国寺の境内かに入り、宗旦狐で知られる宗旦稲荷社を参拝。


そして、河原町今出川の交差点を越えて北村美術館へ。←☆感想は後日。
鑑賞終えて出てきたところで、ちょうど昼飯どき。
近所の「李青」に行く茶道愛好者は多いと聞くけど、そこはパスして
河原町通を渡って西へ少し入ったあたりの洋食系の小洒落たお店へ。
ビーフストロガノフのランチセット、とても美味しかった。

ガイドブックやネットで調べて選ぶのもいいけれど、基本的には現地で鼻を効かせてパッと入るのが好き
通りすがりだったからお店の名前も控えなかったけれど、検索したらサイトを発見。
ダイニングオノザワ。イタリアンかぁ。
町家だったであろう敷地をそのまま使って建てられた建物に木目調の店内がステキだった。

食後は寺町通を南下して梨木神社で染井の名水を汲む。
萩まつりは先月末だったけど、まだ萩はきれい。


寺町通をさらに南下して新島旧邸

同志社の創設者・新島襄が住んでいたお屋敷。外観は洋館だけど、中は和洋折衷なのが面白い。
家中に張り巡らされたセントラルヒーティングの穴にもちょっと感心した。

八重子夫人は円能斎について茶道も嗜んでいた。
居間を改装した茶室「寂中庵」。

天井部分はかなり違和感あったけど

月釜を懸けるには最適な場所?(お客様も気楽に遊びに来られるというか)


襄さんとの結婚生活はわずか14年だった。
未亡人となってから、40年以上も長生きされたようで。
年齢の折々のお写真があったけど、撮影の角度も表情もほぼ同じ。
それが妙に面白かった。
ふくよかでやさしい感じ。
とくに、晩年?の茶道を教える写真はよかった。
福島の会津出身の友人知人は何人かいるけど、やっぱりこんな感じだなぁ。

丸太町通を超えて、寺町通をさらに南へ。二条まで下る。
一保堂のお茶処。「嘉木」で一服。
お干菓子にすると105円安くなる。
意外に気軽に楽しめるんだなぁと思う。(ここを訪れるの2回め→こちら

河原町通に出て、北へ向かうバスに乗って大徳寺前へ。

ちょうど秋の特別公開の初日だったけど、そちらの塔頭には寄らずに奥へ奥へ。

利休さん切腹の原因ともいわれる三門(金毛閣)や聚光院は外から解説して通り過ぎて、高桐院へ。
 
細川三斎ゆかりの茶室や墓標となった石灯籠など見物。
 
静かでよいところ。
ワタシは5年前に一度来て以来だったけど、再訪してみてまた良さがわかった。

高桐院の見学を終えたのが午後4時ちょっと前。
徒歩で宿へ向かう。
金魚家さん。ワタシはもう6回目だけど、後輩ちゃんは初めてなので館内を案内してもらう。
ついでに男性ドミトリーも見せてもらった
前回泊まった時の謎(?)が解消。
(毎回、写真撮っているので、今回は撮影しなかったなぁ

一休みしてから、お風呂セットを持って船岡温泉へ。

脱衣場の上の彫り物がやっと撮影できた。
鞍馬通にあるから、天狗と牛若丸?
その下の欄干は日露戦争 ちょっとビックリ。というか、時代を感じてしまった。

夕食は同じ鞍馬通沿いにあるカフェ「さらさ西陣」へ。
昔は銭湯だったという外観と店内はとてもユニーク。
だから、最近はよくマスコミに取り上げられる。で、けっこー若者たちで賑わっていた。
(ワタシたちも席が空くまで少し待ったが、その直後に3組も待ち行列が出来たのには驚いた)
晩ごはんメニューはあるといっても、そこはカフェ飯
ま、若者と一緒だし、初日の夜はこんな感じでしょって感じ。
(店内の様子が珍しいわりには、写真を撮るのを忘れてしまったぜっ
※と思ったら、後輩ちゃんが写真を送ってくれました
 ありがとう~


で、7時半くらいに宿に帰って、19:50から着付けの特訓。
5回も着ては脱ぎ着ては脱ぎながら練習する後輩ちゃんの横で、ちょこっとアドバイスしたり、
帯の太鼓を結ぶのを手伝ったり、合いの手入れたり、染め帯と袋帯に長さを比べてみたり。
(後半は遊んでる?)
23:30過ぎたあたりで、「もう寝ようよ~」とお開き。

思えば長い一日だったなぁ


(2日めに続く)



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2 コメント

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静かですね (とし)
2011-10-13 06:47:29
京都行きたくなりました。
紅葉前の緑が秋の澄んだ空気でいっそう物静かに見えます。
雲錦が目的でないと時間に余裕があり、中身が充実できてよいですね。
お勉強を兼ねてのつづきのご報告を楽しみにしています。
返信する
想像力は逞しく? (Akatsuki)
2011-10-14 12:27:51
としさん
紅葉の時期は京都って、めちゃ混むんですよ
今回はまだ青いモミジや楓をたくさん見ましたが、頭の中で葉っぱのところに赤い色を塗って、
紅葉した風景を想像して、眺めてました
京都へ行かれたら、お泊りは是非「金魚家」さんへ
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