Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

師走の茶会

2008年12月08日 07時32分08秒 | 茶会/茶事
昨日は二十四節気の一つ「大雪(たいせつ)」。
朝の冷え込みは今シーズン一番だったとの事。
それでも、青い空が広がり薄い日差しが嬉しい休日。
都心とは思えない閑静な場所でのお茶会に参会。
(一度行ってみたかったところ)

見上げれば名残り(?)の紅葉がまぶしい。
少しでも暖を~という配慮で、寄付にはは火鉢が置かれてあった。
陶器の物や蒔絵を施した碁盤の台のような調度品的なもの。

灰形も一つ一つ違う。
さっくりと幾つもの面を見せたもの。
赤々とした炭の周りに藁灰が置かれたもの。
実際に手をかざすことはないけれど、見ているだけで暖かい気分になる。
外の腰掛待合にも暫く座ったが、寒さは感じなかった。

登録有形文化財に指定されている如庵の写しは見事なもの。
暦の腰張や有楽囲、有楽窓など見どころ多し。
鱗板の効果。
やはり、あの僅かな空間で全体を広く感じられる。
すごいなぁと感心した。

道具組も江戸時代に活躍した方々のもの多く、タイムスリップしたような。
名前を聞いて、なんとか時代背景や人物相関図が浮かぶ。
(頑張って覚えたから楽しめる効能?)
点心も美味しかった。

同行者と一献ずつ交わしつつ、今年を振り返るひととき。
落ち着いて、しみじみとした師走の茶会だった。
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