最近は休みが不規則な上に細切れなので、
どうも都心の美術館へ足を運ぶ時間が取れないでいる。
手帖には「暇ができたら行こう」と思ってキープしている美術館の招待券が入っているだけど、
行きそびれてしまうことがしばしば。
読者の中には「そういうものがよく入手できる職場環境なのネ」と思っている方もいるかもしれないけれど、
それって、誤解だから
長年購読している馴染みの新聞屋さんに
とにかく事あるごとに「何かな~い?」とチェックを入れまくるのである。
コマメに、そしてひつこく。
で、やっともらえるわけで
けしって、黙ってていただけるシロモノではない。
で、せっかくもらったチケットが3枚。
実はもう1枚あったのだけど、
会期が7月までなので油断していたところ、そのチケット自体はGWまでの期間限定のもので、
チッ、行きそびれたぜっ
(ちなみにそれは国立科学縛物館のグレートジャーニー展)
てなことで、また無駄を出さないために、平日の休日に頑張ってハシゴしてきた。
まずは、出光美術館。サイト
『源氏絵と伊勢絵』 5月19日(日)まで
源氏物語と伊勢物語をモチーフに描かれた室町時代から安土・桃山、江戸時代にかけての
屏風絵や色紙や画帖を展示してある。
展示してあるものより、60代から70代とおぼしき老夫婦の多さにビックリした。
ふと「こういう余裕のある方々母さん助けて詐欺に引っかかる世代なのかなぁ」なんて思ってしまった。
奥さんの方は熱心に見ていて、2、3歩遅れて旦那さんがキョロキョロ見ているというパターン多し。
戦後の好景気に乗って、右肩上がり、終身雇用でひたすら働いた企業戦士たちと
それを支え続けた専業主婦たち。
古き昭和の時代のなごりかなぁ。
と、まったく関係のない感想を持ってた私。
展覧会については、『へうげもの』にも登場する岩佐又兵衛の作品が見られたことと、
酒井抱一筆の『八橋図屏風』が鑑賞できたことが満足。
根津で見た光琳の屏風に通じる良さ。
むしろメトロポリタン美術館にある方を構図のお手本にしたのだろうけど。
今年は杜若を見る機会が多かったなぁ。
企画展はむしろ次回『やきものに親しむ 古染付と祥瑞 ―日本人の愛した〈青〉の茶陶』が楽しみ。
5月25日(土)~6月30日(日)
おぉ。もう来週かぁ。
これは自腹切ってでも来よう
と思いつつ、前売りを買い忘れてしまった
陶片室は絵唐津の茶陶がよかった。
茶室の展示は、、、おっ。美術館サイトにリストがあったんだねぇ。
展示期間 2013年5月1日~5月19日
掛軸 仙ガイ筆 香厳撃竹忘所知
花入 青磁
香合 扇面蒔絵
硯箱 八ツ橋蒔絵
釜 車軸形浜松地文 名越弥五郎作
風炉 紅紫銅四方 中川浄益作
風炉先屏風 金銀砂子桐文 奥村吉兵衛作
水指 古染付山水文
茶入 瀬戸肩衝 銘 篝火
茶碗 井戸 銘 住吉
茶杓 共筒 銘 若葉
建水 砂張
蓋置 竹引切 即中斎在判 黒田正玄作
印象深かったのは
硯箱。
これもトーハクで見た光琳の杜若の蒔絵箱を写したようなものに見えた。(←遠目だけど)
掛け軸は仙ガイの絵じゃなくて字というのが意外でよかったなぁ。
まぁ、本職は絵描きじゃなくてお坊さんだから一行ものを書いて当たり前なんだけど
10代浄益の丸みのある四方風炉に名越の釜師による車軸釜もよかった。
まぁ、そんなところ。
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★出光美術館バックナンバーリスト
2012.9月 『白く美しいやきもの 純なる世界』
2012.4月 『悠久の美 -唐物茶陶から青銅器まで』
2011.8月 『明・清陶磁の名品 -官窯の洗練、民窯の創造』
2011.1月 『酒井抱一生誕250年 琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派―』
2010.12月 『やきものに親しむVIII 茶陶の道 ―天目と呉州赤絵―』
2010年9月『SENGAI Zen and Humaor 仙』
2010年4月『茶 Tea-喫茶のたのしみ』
2010年1月『麗しのうつわ』
2008年12月『陶磁の東西交流』
2008年4月『柿右衛門と鍋島』
2007年11月『乾山の美術と光琳』
※2009年3月『出光美術館コレクションの至宝「茶の湯の美」』 栃木県立美術館
どうも都心の美術館へ足を運ぶ時間が取れないでいる。
手帖には「暇ができたら行こう」と思ってキープしている美術館の招待券が入っているだけど、
行きそびれてしまうことがしばしば。
読者の中には「そういうものがよく入手できる職場環境なのネ」と思っている方もいるかもしれないけれど、
それって、誤解だから
長年購読している馴染みの新聞屋さんに
とにかく事あるごとに「何かな~い?」とチェックを入れまくるのである。
コマメに、そしてひつこく。
で、やっともらえるわけで
けしって、黙ってていただけるシロモノではない。
で、せっかくもらったチケットが3枚。
実はもう1枚あったのだけど、
会期が7月までなので油断していたところ、そのチケット自体はGWまでの期間限定のもので、
チッ、行きそびれたぜっ
(ちなみにそれは国立科学縛物館のグレートジャーニー展)
てなことで、また無駄を出さないために、平日の休日に頑張ってハシゴしてきた。
まずは、出光美術館。サイト
『源氏絵と伊勢絵』 5月19日(日)まで
源氏物語と伊勢物語をモチーフに描かれた室町時代から安土・桃山、江戸時代にかけての
屏風絵や色紙や画帖を展示してある。
展示してあるものより、60代から70代とおぼしき老夫婦の多さにビックリした。
ふと「こういう余裕のある方々母さん助けて詐欺に引っかかる世代なのかなぁ」なんて思ってしまった。
奥さんの方は熱心に見ていて、2、3歩遅れて旦那さんがキョロキョロ見ているというパターン多し。
戦後の好景気に乗って、右肩上がり、終身雇用でひたすら働いた企業戦士たちと
それを支え続けた専業主婦たち。
古き昭和の時代のなごりかなぁ。
と、まったく関係のない感想を持ってた私。
展覧会については、『へうげもの』にも登場する岩佐又兵衛の作品が見られたことと、
酒井抱一筆の『八橋図屏風』が鑑賞できたことが満足。
根津で見た光琳の屏風に通じる良さ。
むしろメトロポリタン美術館にある方を構図のお手本にしたのだろうけど。
今年は杜若を見る機会が多かったなぁ。
企画展はむしろ次回『やきものに親しむ 古染付と祥瑞 ―日本人の愛した〈青〉の茶陶』が楽しみ。
5月25日(土)~6月30日(日)
おぉ。もう来週かぁ。
これは自腹切ってでも来よう
と思いつつ、前売りを買い忘れてしまった
陶片室は絵唐津の茶陶がよかった。
茶室の展示は、、、おっ。美術館サイトにリストがあったんだねぇ。
展示期間 2013年5月1日~5月19日
掛軸 仙ガイ筆 香厳撃竹忘所知
花入 青磁
香合 扇面蒔絵
硯箱 八ツ橋蒔絵
釜 車軸形浜松地文 名越弥五郎作
風炉 紅紫銅四方 中川浄益作
風炉先屏風 金銀砂子桐文 奥村吉兵衛作
水指 古染付山水文
茶入 瀬戸肩衝 銘 篝火
茶碗 井戸 銘 住吉
茶杓 共筒 銘 若葉
建水 砂張
蓋置 竹引切 即中斎在判 黒田正玄作
印象深かったのは
硯箱。
これもトーハクで見た光琳の杜若の蒔絵箱を写したようなものに見えた。(←遠目だけど)
掛け軸は仙ガイの絵じゃなくて字というのが意外でよかったなぁ。
まぁ、本職は絵描きじゃなくてお坊さんだから一行ものを書いて当たり前なんだけど
10代浄益の丸みのある四方風炉に名越の釜師による車軸釜もよかった。
まぁ、そんなところ。
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2012.9月 『白く美しいやきもの 純なる世界』
2012.4月 『悠久の美 -唐物茶陶から青銅器まで』
2011.8月 『明・清陶磁の名品 -官窯の洗練、民窯の創造』
2011.1月 『酒井抱一生誕250年 琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派―』
2010.12月 『やきものに親しむVIII 茶陶の道 ―天目と呉州赤絵―』
2010年9月『SENGAI Zen and Humaor 仙』
2010年4月『茶 Tea-喫茶のたのしみ』
2010年1月『麗しのうつわ』
2008年12月『陶磁の東西交流』
2008年4月『柿右衛門と鍋島』
2007年11月『乾山の美術と光琳』
※2009年3月『出光美術館コレクションの至宝「茶の湯の美」』 栃木県立美術館
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