
「SENGAI Zen and Humaor 仙」
出光美術館 ※11月3日(水・祝)まで サイト
都心で丸々2時間
の空き時間。
こんな時はなんてったって美術館
ということで、日比谷の出光美術館へ。
ココでの仙展はちょうど3年ぶり。
前回も観に行ったけど、ユニークな禅画にほのぼのした気持ちになった。
(あと、若い頃に修行した寺がご近所さんらしくて親近感も持ったっけ)
あれから3年。
まぁ、いろいろありました(?)
というほどのことはないけれど、このblogを始めたことや検定の勉強始めたこともあり、
また違った角度から鑑賞できた、かも。
まず、東輝庵画賛
ほか行脚僧画賛などをして、自画像画賛でドキっ。
向こうを向いた達磨のような絵に「仙そちらむひて何しやる」
なんか、自分に言われたみたいだ。
一円相画賛「○ これくふて茶のめ」
喫茶去や且坐喫茶って云われるよりも深い気がする。だって、日本人だから
「茶果書 趙州喫茶去雲門胡餅己」の「雲門」は「日日是好日」だよねー、とか
二字書「無事」の字が妙にカッコイイ。そもそも「無事是貴人」の中の「無事」だよね。
一行書「作善降之百祥」は「諸悪莫作、衆善奉行」に通じて~って解説にあると、
あぁ
あれかぁ、ナルホド。
極めつけは寒山拾得画賛。
検定の「茶と禅」で勉強した知識がついたおかげで、より理解して鑑賞できる?
前回も今回もポスターになっているのは布袋さん。
いろんな布袋さんがいて面白い? いやいや深い。
そんな中で印象に残ったもの。
一行書「寡欲則心自安」。
「知足」に通じる?
自らが分相当の生活ができていれば、他人がどうあろうと気にならない。
七福神画賛「七福を一福にして大福茶」
指月布袋画賛「あの月が落ちたら おれが拾います」
さじかげん画賛 匙の絵と「生かそうところそふと」
双鶴画賛 鶴亀と人「つるは千年 かめは万年 我は天年」(天命っていうこと)
理由はよくわからないけど、心にぐぐーーーーっと来た。
そして、イチオシが堪忍柳画賛。
風に揺れる柳の木に「堪忍 気に入らぬ風もあろうに柳哉」。
堪えて忍ぶ
よく「堪忍してや~」とか「堪忍袋の緒が切れた
」とか簡単に使う言葉だけど、
どれだけ、堪えて忍んだ上で発しているだろうか。
(たまたま、その後で外を歩いていて、強風に揺れる柳を見かけたけど、
見ながら「堪忍って~?」とまた考えてしまう自分がいた。)
一通り見終えて、陶片室も見てから、休憩スペースで焙じ茶飲みながら一休み。
皇居をボーッと眺めてたら、雷がゴロゴロ
(眺望いいからねぇ、稲光まで見えちゃった)
雨脚
も激しく、とても外に出る気になれない。
雨宿りを決め込み、さらに暫くの間ボーッとして、再度展示会場で鑑賞し直した。
一巡した時は解説文を読むのに忙しく、肝心の書や画賛をじっくり見れなかった場合もあったが、
二巡めは解説はあらかた頭に入ってるいるので、展示物に集中できた
なんか、贅沢な、でも心が深くなる時間を過ごしたなぁ。
と思いながら、外へ出た。
そうそう。次回は必見。
「やきものに親しむVIII 茶陶の道 ―天目と呉州赤絵―」
11月13日(土)~12月23日(木・祝)
大阪市東洋陶磁美術館の国宝・油滴天目も特別出品だって。(11/13-12/5)
★ちょっと落ちてるので、御協力(クリック)
致します。

にほんブログ村

※備忘録~過去の出光美術館訪問記
2010年4月『茶 Tea-喫茶のたのしみ』→こちら
2010年1月『麗しのうつわ』→こちら
2008年12月『陶磁の東西交流』→こちら
2008年4月『柿右衛門と鍋島』→こちら
2007年11月『乾山の美術と光琳』→こちら
※2009年3月『出光美術館コレクションの至宝「茶の湯の美」』 栃木県立美術館→こちら
出光美術館 ※11月3日(水・祝)まで サイト
都心で丸々2時間

こんな時はなんてったって美術館

ということで、日比谷の出光美術館へ。
ココでの仙展はちょうど3年ぶり。
前回も観に行ったけど、ユニークな禅画にほのぼのした気持ちになった。
(あと、若い頃に修行した寺がご近所さんらしくて親近感も持ったっけ)
あれから3年。
まぁ、いろいろありました(?)
というほどのことはないけれど、このblogを始めたことや検定の勉強始めたこともあり、
また違った角度から鑑賞できた、かも。
まず、東輝庵画賛

向こうを向いた達磨のような絵に「仙そちらむひて何しやる」
なんか、自分に言われたみたいだ。
一円相画賛「○ これくふて茶のめ」

喫茶去や且坐喫茶って云われるよりも深い気がする。だって、日本人だから

「茶果書 趙州喫茶去雲門胡餅己」の「雲門」は「日日是好日」だよねー、とか
二字書「無事」の字が妙にカッコイイ。そもそも「無事是貴人」の中の「無事」だよね。
一行書「作善降之百祥」は「諸悪莫作、衆善奉行」に通じて~って解説にあると、
あぁ

極めつけは寒山拾得画賛。
検定の「茶と禅」で勉強した知識がついたおかげで、より理解して鑑賞できる?
前回も今回もポスターになっているのは布袋さん。
いろんな布袋さんがいて面白い? いやいや深い。
そんな中で印象に残ったもの。
一行書「寡欲則心自安」。
「知足」に通じる?
自らが分相当の生活ができていれば、他人がどうあろうと気にならない。
七福神画賛「七福を一福にして大福茶」
指月布袋画賛「あの月が落ちたら おれが拾います」
さじかげん画賛 匙の絵と「生かそうところそふと」
双鶴画賛 鶴亀と人「つるは千年 かめは万年 我は天年」(天命っていうこと)
理由はよくわからないけど、心にぐぐーーーーっと来た。
そして、イチオシが堪忍柳画賛。
風に揺れる柳の木に「堪忍 気に入らぬ風もあろうに柳哉」。
堪えて忍ぶ

よく「堪忍してや~」とか「堪忍袋の緒が切れた

どれだけ、堪えて忍んだ上で発しているだろうか。
(たまたま、その後で外を歩いていて、強風に揺れる柳を見かけたけど、
見ながら「堪忍って~?」とまた考えてしまう自分がいた。)
一通り見終えて、陶片室も見てから、休憩スペースで焙じ茶飲みながら一休み。
皇居をボーッと眺めてたら、雷がゴロゴロ

(眺望いいからねぇ、稲光まで見えちゃった)
雨脚


雨宿りを決め込み、さらに暫くの間ボーッとして、再度展示会場で鑑賞し直した。
一巡した時は解説文を読むのに忙しく、肝心の書や画賛をじっくり見れなかった場合もあったが、
二巡めは解説はあらかた頭に入ってるいるので、展示物に集中できた

なんか、贅沢な、でも心が深くなる時間を過ごしたなぁ。
と思いながら、外へ出た。
そうそう。次回は必見。
「やきものに親しむVIII 茶陶の道 ―天目と呉州赤絵―」
11月13日(土)~12月23日(木・祝)
大阪市東洋陶磁美術館の国宝・油滴天目も特別出品だって。(11/13-12/5)
★ちょっと落ちてるので、御協力(クリック)


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※備忘録~過去の出光美術館訪問記
2010年4月『茶 Tea-喫茶のたのしみ』→こちら
2010年1月『麗しのうつわ』→こちら
2008年12月『陶磁の東西交流』→こちら
2008年4月『柿右衛門と鍋島』→こちら
2007年11月『乾山の美術と光琳』→こちら
※2009年3月『出光美術館コレクションの至宝「茶の湯の美」』 栃木県立美術館→こちら
お寺に修行って、何者さん・・・。
ワタシがお寺に修行に行ったわけではないですぅ。
仙が若い頃に修行したお寺が現代のワタシと縁のある土地の近所にあるらしい。
という意味です。
文章が下手ですみません。
ハッキリ書くと個人情報的に支障があるので、わざと主語を書かずに誤魔化して、わかりにくい表現にしてあるのです。
何時も妻や子供から読解力がないと注意されております。