Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

明恵の夢と高山寺

2019年03月27日 13時35分09秒 | 茶道具以外の展覧会

☆中之島香雪美術館 サイト
 特別展『明恵の夢と高山寺』 朝日新聞創刊140周年記念  ※鳥獣戯画4巻展示
 ※5月6日(月・振替休日)まで

鳥獣戯画は修復完了記念の展覧会の折り、2時間待ちで観た。

甲巻なんて、85分並んで、鑑賞時間はたった3分だったもんなぁ。
 
前後期2回行った。
 
それが2015年の 4月5月のこと。
 
あれから4年経った。
 
久しぶりの再会。
 
美術館側として混雑必至とみて、準備万端。
 
しかし、開幕2日め、平日午後はちょっと肩透かし。
 
用意された行列スペースを「あれ?なんだろう」とスルーし、
コインロッカー使えず、表に戻って特設クロークに預けるも、馴れないモタモタに少しイラッとした。
 
まぁ、館内はかなり余裕があって、鳥獣戯画の甲巻の前半部分が間近でじっくり拝見できた。
 
墨の濃さ、はっきりした輪郭。
やはり。修復効果かなぁ、と。
 
個人的には蛙と相撲をとる後半の方が好きだけど、
今回はその手前まで。
 
続きは後期か。
(行かないけど)
 
乙巻はお馬さん。
素描、スケッチ、デッサンという体だけど、
のびやかなタッチ。
 
で、メインは明恵さん。
 
茶道文化検定的には、当時の南宋からお茶の木の種を持ち帰った人ということしか知らない。

自ら耳を切り落としたというストイックな話、全く知らなかったので、ビックリ。
言われてみれば、確かに肖像画の耳の描き方が不自然だ。

あと「夢記」。
一部、村山コレクションでも肖像していけれど、大半は高山寺所蔵のもの。
なんというか。。。
まず、量が膨大。「見た夢を記録しよう」という強い意志と持続力がないとあれだけは書けない。
(自分が見た夢をこと細かに記録することが偉業かどうかはわからないけど、思考傾向というか人柄を理解する上にはよいかも)

あと、高山寺所蔵の動物の像。子犬とか神鹿。
目録には作者が書いていないんだけど、展示表記のところには書いてあって、
運慶の長男の「慶」作だったような。 
ビックネームなのに、こういうところで名前が掲載されないって、気の毒だなーと思った。

中之島香雪美術館はコンパクトなので、鑑賞時間はあまりかからず30分ほどで表に出た。

ロビーに特設グッズ販売コーナーが設置されていたが、
4年前のトーハクの特別展でいっぱい購入したし、旅先だから「もう、えぇわ~」とスルーした。

 ★中之島香雪美術館バックナンバーリスト
 『珠玉の村山コレクション~愛し、守り、伝えた~』
  1.美術を愛して 2018年3月訪問
  2.美しき金に心を寄せて 2018年5月訪問
  3.茶の道にみちびかれ 2018年8月訪問
  4.ほとけの世界にたゆたう 2018年10月訪問
  5.物語とうたにあそぶ 2019年1月訪問


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