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10月28日 一斗  「芸術家タイプのご主人の、お店」

2009年11月02日 | 亀戸
10月28日 一斗 その4
江東区亀戸2‐39‐9
3683‐1933

広島産カキフライ700円

「芸術家タイプのご主人の、お店」

900回を迎えたところで、これまで行った店の中から、
再び行きたい店を独断と偏見で紹介することにした。
今日は4回目の訪問となる、この店に来た。

前回はアジフライをと思ったが、
ここ最近はお品書きにカキフライと書いてあるので、それを楽しみに来た。

改めてお品書きを見ると、
味噌メンチカツ・チキン南蛮・銘柄豚肩ロース生姜焼・
広島産カキフライ・サバの竜田揚げ野菜あんかけ各700円とある。

今日は12時台の早めに来たせいか、
奥に3卓あるテーブル席には制服のOL・リーマン3人組・
おじさん一人メシですべて埋まっている。

カウンターでもいいですか?とご主人は相変わらず柔らかな口調だ。

初めて座るカウンター席は、
足が届かない高さの椅子で、厨房のご主人の手元もよく見える。

リーマンとおじさんの料理をこれから出すところで、
チキン南蛮が照りが効いていて旨そうだ。
おじさんがオーダーしたサバの野菜あんかけには、
春菊や白菜などふんだんに使っていて、
こういう料理もあるのかと改めて驚かされる。

ご主人の、暖かみのある接客でついついこの店に来てしまうのだが、
厨房ではアバウトさは全くなく
俊敏でむしろ料理人特有の侵さざるべき空気を放っているようにも見えた。

人間誰でもそういう領域を持っており、
親しくなってもそこに踏み込むのは慎むべきだと、改めて感じた。

無事にそれらが用意されると、
ご主人は自分がオーダーしたカキフライを揚げにかかる。

丁寧に仕込みされたカキは、
すでにパン粉を纏ってタッパに並べられている。

ご主人はそこから鍋に入れていくがその前に、
まるで、旨味が凝縮しますようにと念じるように
一個ずつを軽く握ってから鍋に移している。

そうしてカキフライが揚がり、盛り付けして
いつもの笑顔のご主人が料理を用意してくれた。

最初に箸をつけてのは、味噌汁。

今日の具は、細長く刻んだ油揚げと小さい賽の目にした豆腐。
ダシは前回同様に、かつお風味の効いた上品なダシ。
油揚げが旨くて、この段階ですでにごはんがすすむ。

カキは濃いキツネ色に揚がっていて、
衣はカリカリでサクサク。
少し強めなのが、いい。

中のカキは、小振りながら
旨味の詰まった、プリプリの食感。

元々ついていたらしいシンプルな塩味で、
小細工しない直球勝負の味がたまらない。

ご主人渾身のタルタルがたっぷりと盛り付けてあるが、
このカキフライにはちょっとつけるだけが一番いい。

玉子やタマネギの食感を残し
大胆に混ぜて作ってあるが、酸味はひかえめなもの。

もしもここで市販のマヨネーズを使っていたら、
カキの味わいは台なしになっていただろう。

少しだけはフライにつけるが、
ほとんどは付け合わせのキャベツの千切りで楽しむことにした。

キャベツのほかに、刻んだキュウリ・カットトマト、
マヨネーズ風味のサラスパが添えてあり、
個々に楽しむことができた。

ごはんは、蒸らしを効かせてあり
若干やわらかめだが、美味しく楽しめた。
当然すぐに平らげ、今日もおかわりを大盛りでお願いした。

ご主人はホントにてんこ盛りによそってくれたが、
どれも美味しいので問題なく最後まで楽しめた。

すでに他の客は帰ったので、ご主人はいろいろ話かけてくれて、
旬な殺人事件の推理などのトークも楽しんだ。

メニューは来る度に微妙に違うので、
次回は何にしようかと今から楽しみだ。

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