３月１５日 栄作 「元気になった、スタミナランチ」

３月１５日 栄作
江東区亀戸６‐１０‐９
３６８１‐１０７９

すっぽん雑炊定食７００円＋大盛り５０円＝７５０円

「元気になった、スタミナランチ」

亀戸６丁目のサンストリート裏手にある、お店。

“ふぐ””すっぽん“の幟が昼間でも出ていて、
店の入口にはランチタイムのメニューがある。

刺身定食８００円、まぐろぶつ定食・まぐろ丼定食・二色丼定食が各８００円、
たい粕漬定食・ほっけ塩焼定食・さば塩焼定食・さば味噌煮定食が各７５０円、
銀たら西京焼定食８００円、すっぽん雑炊定食７００円、かき雑炊定食８００円。

最初の３種類とかき雑炊が興味深いところで、店内に入る。

カウンター数席とその背後に座敷がある。

お女将さんは座敷を勧めてくれたが、
先客のリーマン２人に倣って奥のカウンター席に座らせてもらった。

頭上の貼紙にすっぽんのコース料理を勧めるくだりがあり、
“…栄作の八十のおやじはすっぽんで元気！”という趣旨が書いてある。

なるほど、ご主人は元気で八十には見えない。

お女将さんは“ウチは焼物が自慢で味噌煮も人気…”と言うが、
標題のものでお願いした。

ご主人は１オクターブ高い声で元気よく、
かしこまりました～と言い調理にかかる。

お女将さんは定食の付け合わせに
豆腐・たまご・納豆・塩辛が選べると言うので、
豆腐をお願いした。

先客のリーマン２人は、それぞれ１人ランチ。

お女将さんの言う通り、焼魚の定食系を賞味している。


しばらくして写メのお膳が供される。

大きめのお椀に、
雑炊がたっぷりと盛られている。

ふんだんに使った溶き玉子と
輪切りの長ネギ、刻んだ青ネギも振ってある。

取り皿も用意されているが、そのまま啜る。

見た感じには、醤油ベースのダシ。

しかし口にすると、
鶏のスープに似た濃厚なコクが主張してくる。

これが、旨い。

大盛りでとお願いしたので、ごはんはたっぷり入っている。

しっかりした米粒の食感が損なわれていないのも、
ご主人の腕だろう。

長ネギはシャキシャキで、溶き玉子の口当たりもいい。

連日の報道で目にする被災地の悲惨さに、
完全に元気を喪失していたところだったが、
スタミナだけは
効いて来た…効いて来た…となった。


付け合わせの豆腐は４分の１丁くらいで、
さらに６つに刻んである。

カウンターに備えられた醤油をほんの少し垂らして賞味した。

かかっている刻んだ青ネギも、美味い。


新香には、キュウリの浅漬け。

新鮮で、シャキシャキする。

当初心配されたすっぽんの肉は入っておらず、
たっぷりエキスの出たダシは十分堪能させてもらった。