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3月16日 魚寅鮨 「地域を代表する、有名鮮魚店の寿司屋」

2011年03月21日 | 錦糸町 寿司
3月16日 魚寅鮨 その2
墨田区江東橋3‐9‐14
3631‐5465

魚寅二段重1200円大盛り同額

「地域を代表する、有名鮮魚店の寿司屋」

午前の仕事が早く終わり、久しぶりに早めのランチ。

そこで、この店に来た。

平日限定ランチは、
魚寅鮨特撰ランチ・魚寅二段重が各1200円。

限定各20食でこれらを食いっぱぐれると、
お昼の会席御膳3675円か終日メニューからチョイスすることになる。

1階の鮮魚店では、有名なぶつ切まぐろ・ぶつ切たこ
の計り売りをやっている庶民的な感じだが、
専用エレベーターで2階に上がると静かで高級感ある寿司店になっている。

店に入ると一番乗りの様子だが、
今日は二段重だけと店の姉ちゃんは言う。

選択の余地なく、標題のものに決めた。

参考までに18日の特撰ランチは、
海鮮丼(まぐろ・かんぱち・しまあじ・ツブ貝・あじ・シャコ・玉子)
+カレーそば。

すぐに、温めの粉の緑茶が用意される。

その後の客層は、老女4人組とオヤジ1匹のグループ、
モノにするまであと一歩の女を連れたリーマンの領収書ランチ、
風来坊生活の1人ランチのオヤジ。

前者2組は喧しく、
風来坊オヤジがすぐ隣りに来たのも不運だった。

野球帽をかぶり短い足も組んだまま、生ビールを飲んでいる。

にぎりを食べたい、夜のメニューは高い、
などと男のくせにブチブチ言いながらボトムのにぎりをオーダーした。

にぎりが用意されてからも、
汚い野球帽と短い足はそのままで、寿司を食んでいる。

店として上を目指しているが、
客層がついて来ていないのは残念。


しばらくしてお膳が供される。

丸いお重とお椀。

広げてみると、写メの通りに。


一の段には取肴・煮物・菜・デザート、
二の段にはばらちらしと、お品書きに説明がある。

一の段から、箸をつける。



上部には、焼さば・蒲鉾・烏賊の頭・野菜の煮物、
真ん中にトマトの実が、仕切られた下部には
漬物・デザートのわらび餠が見える。

焼さばは2切れ。

粕漬を塗って手をかけて焼いた様子。

蒲鉾もお節の重箱のもののように、
いかにも恭しくいただけという雰囲気。

烏賊の頭には、練り物を詰めてある。

練り物だが、シャキッとした不思議な食感。

東京電力も、この姿勢を少しは見習ってほしいところだ。


椎茸に見えた黒い煮物は、茄子の煮びたしだった。

上品な美味しさで、この店にふさわしい。

その下からは、大根が現れる。

これも芯まで、濃いめのダシがよく染みている。

ほかにも、厚揚げ・蕗も盛り付けてある。

これらを美味しく賞味させてもらった。

隣りのオヤジは、これで一杯やった方がよかったはずだ。

ばらちらしには一面に黄色い錦糸玉子がのり、
細かく刻んだ具が散らしてある。



タコ・ハマチらしいが、季節柄イナダかもしれない。

それらがヅケになったもの。

コハダ・イクラ・キュウリ・玉子焼。

これらも散らばめてある。

シャリはネタの邪魔をしない、
変な主張をしないおとなしい口当たり。

酢の風味がいい感じに鼻に抜ける。

大盛りでお願いしたので、お重にたっぷり盛られている。

いい仕事をしてはいるが、
寿司を食べたという気にはならなかった。

それなりに、腹に溜まったが。


一の段の漬物は、白菜の浅漬け。

昨日漬けたらしい、あっさりしたもので
おかかがのって美味しい。

お椀には、麩と海苔が入った味噌汁。

上品なコクが楽しめるダシ。

この界隈では、珍しい。

たっぷり添えられたガリを口にして、さっぱりできた。

これらを食べ終えて、デザートに手をつける。

わらび餠は黄粉をまぶしたもので、
キューブ状のもの3個が盛られている。

やわらかな寒天質で、上品な甘さが口に広がる。

こうして高級感あるランチを、堪能した。

温い粉茶をすすって、店を後にした。


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