米韓軍事演習

北朝鮮を煽る米韓軍事演習が強行された。
間違いなく、アメリカはこの状況を楽しんでいる。
北が静かになるのはアメリカにとって利益にならないのである。
北を煽り、1発でもミサイルをアメリカに飛ばしてくれたら堂々と戦争ができる。
ついでに北朝鮮を抑えられなかった中国にも世界的批判を浴びせ叩き潰すことが出来ると考えているのだろう。
さて、そんなに思うように行くのか…？
イラクやアフガニスタンもアメリカの企みは思うようにことが運ばす、いまだに世界中がテロの標的に晒されている。
朝鮮半島はアメリカなんかより歴史も長く、そのほとんどが闘いの歴史だった。
世界一の軍事力だからといってその暴力だけで世界征服できると思うのはおごりだ。
アメリカは国内からの崩壊も起きている。
今、戦争を起こすと内乱も起きるだろう。

そこで、一番の問題はなんと言ってもこの日本という国のとるべき態度だが…
弱腰とか腰抜けとかという言葉で表現するのはもう甘いというか、適当でない。
この国の為政者には期待もしない。
どうせ、我々一般市民の声には耳を傾けないのだから、思うようにやればいい。
今回の米韓軍事演習も全面的に支持すると安倍は語っていた。
トランプとも足並み揃えていくと言っている。
もちろん、戦争になれば一緒に戦うということだろう。
日本国民の大半は、米国が北朝鮮に勝てる軍事力を有しているのかそれだけに関心が向いてるように感じる。
報道番組でも、米国の装備品ばかりに焦点を当てて取材している。
そして、最新兵器で北を倒すと確信して安心する。
では、戦争になれば戦う人は誰ですか？
戦う場所は？
どこか遠い島で、我々と関係ない外国人が戦って勝敗を決める？
そんなバカな話はない。
アメリカは東アジアで戦闘しても国民を戦地に送らなければならない。
日本は自衛隊を、韓国は国軍を戦地に送る。
日本列島と朝鮮半島は火の海。
もちろん民間人の犠牲者も出る。
北朝鮮だって同じだ。

国民の一部である愚かな為政者によって国全体が崩壊させられる。
しかも、アメリカも日本も大半の国民に支持されていないトップに国の行く末を勝手に決められてしまう。
こんな事が許されるのか…？
国民はもっと騒いでいい。
なぜ、日本国民はこんなにボーッとしているのか…
一人ひとりが国を守りたいという気概がない。
誰かが守ってくれるだろう…
誰かが考えてくれるだろう…
そういう人ばかりだ。

「国を守る」というのは、軍事力という意味ではない。

「知性」だ。