PEACEFUL

黙るのは美徳ではない。無知無関心がこの国を滅ぼす。

結愛ちゃん虐待死の初公判

2019-09-03 23:29:03 | 日記


 《東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=が両親から虐待を受けて死亡したとされる事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里(ゆり)被告(27)の裁判員裁判の初公判が3日、東京地裁(守下実裁判長)で始まった》

 《優里被告は夫の雄大(ゆうだい)被告(34)=同罪などで起訴=とともに昨年6月に逮捕された。現場の目黒区の自宅アパートからは、覚え立てのひらがなで「あしたはもっともっと できるようにするから」「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」などと必死に訴える結愛ちゃんのノートが見つかっている。事件は、親による子供への体罰禁止や児童相談所の体制強化など法改正のきっかけとなった。雄大被告の初公判は10月1日に開かれる》

 《この日は一般傍聴席18席に対し、352人の傍聴希望者が集まった》

 《午前10時前、裁判長の合図で優里被告が入廷。黒のパンツスーツ姿で、逮捕時に長かった髪はあご下ほどに切りそろえられていた。裁判員らも入廷。裁判長が促し、優里被告が証言台の前に立った》

 裁判長「名前はなんと言いますか」

 優里被告「……」

 《優里被告の肩が小さく上下し、細かくはなをすする音が響く。裁判員がその様子を見つめる》

 裁判長「落ち着いてから、息整えてから答えようね」

 《言葉が出ず手を前に組んだまま立ちすくむ優里被告。涙を流し、呼吸が速くなっていく。女性弁護人が近寄って肩を抱き、背中をさする》

 裁判長「緊張が高まっているみたいだね。座りますか」

 《首を横に振り、立って続ける意思を示す優里被告。裁判長の「慌てなくていい」という言葉の後に、聞こえるか聞こえないかほどの声を絞り出した》

 優里被告「船戸優里です」

 《ここまで約3分間。極度の緊張が伺える。ここで裁判長が優里被告を着席させ、住所などを確認。検察官の起訴状朗読に移る》

 《起訴状などによると、優里被告は昨年1月下旬ごろから結愛ちゃんに十分な食事を与えず、父親の雄大被告による暴行も放置。結愛ちゃんが衰弱していたことを認識しながら、虐待の発覚を恐れて医師の診察を受けさせず、3月2日に低栄養と免疫力低下で引き起こされた肺炎による敗血症で死亡させたとしている》 裁判長「検察官が読み上げた犯罪事実について違うところはありますか」

 《優里被告がゆっくり立ち上がり、声を詰まらせながら答え始めた》

 優里被告「事実はさっきと間違いありません。それで、事実はおおむね認めるんですけど、少しだけ違うところがあります。結愛の……結愛の………。殴られたのは知らなかったです。通報しなかったのは、雄大が逮捕されたら、結愛も私も……」

 《優里被告の声はかすれ、ところどころ判然としない》

 優里被告「報復されるのが怖くて、それで私が通報できなかったのです」

 《弁護人が言葉を続ける》

 弁護人「保護責任者遺棄致死罪の成立は争わない。ただ雄大さんが結愛さんに暴行していたのは知らず、見ていなかった。特に2月下旬の暴行については知らなかった。医療措置をとらなかったのは雄大さんの報復が怖かったから。弁護人は、強固な心理的支配下にあったことを主張する予定です」

 《雄大被告の心理的支配下にあったとされる優里被告。家庭の中で何があったのだろうか。公判は検察側の冒頭陳述に移る》


(産経新聞)


―――――――――――――――――――――

『殴られてるのは知らなかった……』


えっ?


ウソ!


ホントに?


子供の身体にアザがある事を母親が知らないってある?



『母親も被害者だった』

とかいう人達がいるが、


それが正しいとか正しくないとかは置いといて、過呼吸になるほど緊張して後悔してるのに、


この期に及んでまだ嘘をつくのか?


やはり、いかなる理由があれ、子供を虐待して殺す親は理解できないし、したくない。


母親がどれだけ苦しかったか知らんが、ご飯も与えず、暴力によって殺された子供以上に苦しかったなんて事は
絶対ないだろう。


なんせ、アンタは生きてるんだから。








《東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=が両親から虐待を受けて死亡したとされる事件の初公判。保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里被告(27)の罪状認否が終わると、検察官がどのように犯罪事実を証明するかを説明する冒頭陳述が始まった。犯行に至る経緯や動機はどこまで解明されるのだろうか。女性検事が冒頭陳述を読み上げる》

 検察官「検察官が証拠によって証明しようとする事実は以下の通りです」

《優里被告と夫の雄大被告(34)は昨年1月下旬ごろから結愛ちゃんに十分な食事を与えず、雄大被告の暴行で衰弱していたことを認識しながら、虐待の発覚を恐れて医師の診察を受けさせずに放置。結愛ちゃんは3月2日、低栄養と免疫力低下が原因の肺炎による敗血症で命を落とした》

 検察官「適切な保護を行わず、死に至らしめたことに争いはありません。今回は、いかなる刑を科すべきか。つまりは量刑をどうするかということです。犯行時の状況を時系列に沿って説明します」

検察官「被害者の身長は105・2センチ、体重は16・6キロでした」

 《優里被告の呼吸がいっそう荒くなる。「スンスン」という荒い息づかいが静かな法廷に響く》

 検察官「東京に転居する際、移動中の電車で(結愛ちゃんを)撮影されました。写真画像はこの日が最後になりました」

 《雄大被告は、結愛ちゃんに、朝4時前に起きて平仮名や算数などの勉強をするよう強制した。食事も1日に汁もの1杯から2杯と制限された。だが虐待の発覚を恐れ、病院に連れて行くことはなかった。課題ができない場合は水のシャワーを浴びさせるといった暴行を受けた。2歳児並みの体重になるまでやせ細った結愛ちゃん。雄大被告による虐待の実態が次々と明らかにされていく》

検察官「被害者の顔面を殴打し、腫(は)れ上がりました。被害者は嘔吐(おうと)を繰り返すようになりました」

 《結愛ちゃんは歩くことも話すこともできなくなり、容体が悪化。女性検事が119番通報や搬送時の状況を説明しようとすると、優里被告は呼吸を荒らげ、顔を手で覆うようにして泣き出した。裁判員や女性検事も優里被告の様子を気にしているようだ。検察官が裁判員に語りかける》

 検察官「被告人にいかなる刑を科すべきか。論点は4つです。1つ目は犯行態度の悪質性です。2つ目は被告人の役割の重大性。関与の程度がポイントです。3つ目は責任、非難の程度。この2と3は弁護人と検察官で主張が対立するところです。4つ目、最後は結果の重大性です。5歳の被害者が死亡、生命が失われた結果について考えていただきたいです」

《そのとき、優里被告の呼吸がこれまで以上に大きくなり、前後に揺れながら泣き崩れた。女性弁護人が立ち上がり、優里被告に寄り添う》

 裁判長「ちょっと…」

 弁護人「過呼吸の状態です。手も冷たいし、しびれちゃってる。もう少ししたら休廷ですから」

 裁判長「どうするかな」

 弁護人「大丈夫だと思います」

 検察官「続けていいですか。証拠調べの順序を伝えます」

 《検察官は今後の審理で、搬送を担当した消防隊の中隊長や医師、品川児相の尋問を予定していることを明かした》

検察官「被害者の記載したノート、メモ、被告人のラインのやりとりに関する証拠を調べます」

 《事件では、結愛ちゃんから両親にあてた手書きの文章が自宅アパートから見つかっている。1冊の大学ノートに、たどたどしいひらがなでつづられた「あしたはもっともっと できるようにするから」「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」の言葉。必死に両親の愛情を取り戻そうとする結愛ちゃんの悲痛な訴えだった》

 検察官「児童福祉行政のあり方について議論になっています」

《今回の事件後、虐待情報に関して香川県と東京・品川の児相の連携不足も指摘され、児相の体制強化など法改正へとつながった。検察官が裁判員に語りかける》

 検察官「皆さんにおかれましては、適切な刑罰を決めていただきたいと思います」

 《公判は弁護側の冒頭陳述に移った。優里被告は依然として過呼吸の状態。荒い息づかいが聞こえる》

 弁護人「なぜ自分の子を救えなかったのか。雄大さんの心理的支配、心理的DV(ドメスティックバイオレンス)がありました。(夫に)反発できなくなりました。抵抗できなくなりました。まるで洗脳されているような状態です」

虐待を止めることができなかった責任はあるものの、執拗(しつよう)な心理的DVを受けていたことで、雄大被告に抵抗できなかったとの主張だ。雄大被告との出会いは香川県内の職場だったという》

 弁護人「(雄大被告は)8歳年上で、何でも知っているあこがれの人でした。結婚して下の子(弟)を妊娠したころから、『子育てができていない』などと説教されるようになりました。説教は連日2~3時間続きました。(優里被告は)自分のために説教してくれているのだと思うようになり、説教を受けた後、『ありがとう』と言うようになりました」


 《結愛ちゃんへの暴行を止めようとすると、雄大被告に優里被告は「かばう意味が分からない」と怒られたという》

 弁護人「離婚も考えましたが、何度も言い聞かされるうちに『彼(雄大被告)は結愛のために説教してくれているんだ』と思うようになりました」

 《あこがれの人と結婚した優里被告はどのようにして、雄大被告に「心理的な支配」をされていったのか》





《東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=が両親から虐待を受けて死亡したとされる事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里被告(27)の裁判員裁判の初公判は、弁護側の冒頭陳述が続いている》

 《静まりかえる廷内に、優里被告の泣き声が聞こえている》

 弁護人「優里はおなかを蹴る暴行を目撃し、強い衝撃を受けました。しかし、止めに入ると怒られ、心理的支配はさらに強固になりました」

《雄大被告に心理的に支配されていったという優里被告。そんな中、平成28年12月に結愛ちゃんが児童相談所に一時保護された》

 弁護人「『良かった』と思うと同時に、『自分も保護されたい』と思いました。しかし、優里が保護されることはありませんでした」

 《29年3月、結愛ちゃんは再度児相に保護される》

 弁護人「雄大は『結愛は児相にかわいそうな子と思われたい。自分を逮捕させたいから嘘を言っている』と言い、口裏合わせを強要してきました。児相からは雄大の説得を求められ、児相と雄大の板挟みとなりました。優里の苦悩を児相は理解してくれないと、児相に対する信頼感がどんどん薄れていきました」

 《同年7月、結愛ちゃんが自宅に戻ったが、雄大被告と児相との間の板挟みの状態は続いていた》

 弁護人「『太った女は醜い』と罵(ののし)られ、雄大の前で食事を食べられなくなりました。隠れて過食をして下剤を飲み嘔吐(おうと)するといういわゆる摂食障害の状態になりました」

 《大きなストレスを抱えていたとみられる優里被告。結愛ちゃんが同年8月から医療機関に通うようになり、そこで優里被告はSOSを出したという》

弁護人「担当医は精神的に支配されていることに気づき、児相に通告しました。しかし、優里の保護には至りませんでした」

 《平成30年1月には児相の指導が打ち切りに。医療機関にも通えず、優里被告への支援の手はなくなってしまった。さらに一家の東京行きが決まった》

 弁護人「上京直前は暴行はなく、説教も少なくなりました。雄大が先に上京し、のびのび過ごすことができました。優里は東京に期待していました。友人がたくさんいて、仕事もほぼ決まっていると聞いていました。雄大が機嫌良く過ごしてくれるのではと思っていました」

 《しかし、現実は違った。雄大被告は仕事も決まらず、ずっと自宅にいた》

 弁護人「2、3日は優しかったけれど結愛が太ったことに気づき、激しく怒られました」

 《結愛ちゃんへの食事制限が始まり、孤立を深めていく優里被告。そんな中、同年2月2日頃に雄大被告が結愛ちゃんをトイレで暴行したとみられ、目の辺りにあざができていたという》

 弁護人「雄大は『ボクサーみたい』と笑い、ばかにされたと感じました。『たたくのは絶対やめて』と泣きながら懇願しました。雄大は『もうたたかない』と言いました。優里は『離婚してほしい。結愛は私が見る。息子は置いていくから』と言いました。雄大は息子に『お前捨てられるんだ』と言い、離婚は否定されました。息子を捨てるひどい母親といわれ、絶望的な気持ちになりました」

 《その後、優里被告は結愛ちゃんと引き離された。結愛ちゃんは部屋に閉じ込められ、日課を強制されるようになったという》

 弁護人「止めようとすると結愛への仕打ちがエスカレートしました。それでも雄大に隠れ、結愛にこっそり菓子を食べさせたり、結愛の書く文章を一緒に考えたりしました。被害が少なくなるよう努力しましたが、雄大に逆らうことはできませんでした。それほど心理的に支配されていました」

 《優里被告は雄大被告の機嫌を損ねることを恐れ、品川児相の家庭訪問も拒否したという》

弁護人「結愛が小学校に上がるまでの辛抱だと思っていました」

 《しかし、小学校の説明会にはあざが残り、結愛ちゃんは行けなかったという。弁護人は、その日を境に虐待がエスカレートした可能性があると指摘した上で、こう続けた》

 弁護人「優里は2月下旬の暴行を見ていません。雄大に同調したわけではありません。制止することができないほど精神的に追い込まれていました」

 《結愛ちゃんが死亡したのは同年3月2日。弁護人は同年2月下旬から、死亡までの経緯を説明していく》

弁護人「雄大が『結愛が食べたくないと言っている。ダイエットになってよいじゃない』と笑いながら言いました。(その数日後)雄大が『食べ物を吐いた』と言いました。優里が『病院に連れて行かなくて大丈夫?』と言うと、雄大は『あざが消えたら連れて行く』と言いました。優里は勝手に病院に連れて行けませんでした。3月1日には優里は結愛を久しぶりに風呂に入れました。びっくりするくらいやせていて、見てはいけないものを見た感覚で、すぐにタオルを体に巻きました。同2日、結愛はどんどん弱っていました。優里は結愛にずっと添い寝して、楽しかった思い出話をたくさんして励ましましたが、結愛は亡くなってしまいました」

 《一連の経緯の説明を終えると、弁護人は次のように主張した》

 弁護人「結愛の死は重く受け止めます。優里がDVを受けていたことを忘れてはなりません。このことを念頭に置いてこれからの審理をしていただきたいと思います」

 《優里被告は途中、泣き止んだようだったが、表情はうつろで口を開き、呼吸は苦しげだった》

 《休廷となると、優里被告は再び涙がこみ上げ、黒いハンカチで目頭を押さえた。退廷しようと立ち上がったものの、よろめき、女性刑務官に支えられながら退廷した》






 《東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=が両親から虐待を受けて死亡したとされる事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里被告(27)の裁判員裁判の初公判は、休廷を挟んで検察官による証拠調べが続く。再度法廷に入った優里被告は、まだ息が苦しいのか、斜め下を見つめながら空気を求めるように何度も口を開閉させた。弁護人から資料を見せられながら何らかの説明を受けると、うなずいていた》

検察官「請求した書証の一部を調べていきます」

 《法廷が再開され、検察官はモニターを使いながら優里被告や夫の雄大被告(34)、結愛ちゃんが暮らしていた目黒区のアパートの外観や内部の様子を撮影した写真を示していく。優里被告はアパートの外観がモニターに写し出されると、中空を見つめながら涙を流した》

 《写真は事件発覚の翌日に撮影されたもので、散らかった部屋の中や消防隊が救命措置をする際に動かしたラックなど、生々しさを残す》

検察官「浴室とトイレの状況です」

 《検察官は玄関を入ってすぐ右手にあるトイレと浴室の写真をモニターに写し出す。拡大するとトイレと浴室の間の壁や床に黒っぽい点がいくつか写っている》

 検察官「血痕です。一部は被害者(結愛ちゃん)のDNA型と一致しています」

 《検察官は結愛ちゃんが主に使っていた6畳間の説明に移る。部屋の中央には布団が敷かれ、ベランダに面したところにはテレビ。テレビの周りや、衣類かけの周りにはたくさんの張り紙があった》

検察官「テレビの中央や下には段ボール紙が立てかけられています。下に立てられているものには九九が書かれています」

 《5歳児にはまだ難しいであろうかけ算の九九が手書きでびっしりと書き込まれていた》

 検察官「テレビの脇に立てかけられた段ボールにはこのように書かれています」

 検察官「あさおきてからすること めざましどけいをはやくとめる しずかにどあをしめる しずかにあるく てをせっけんであらう うがいをする かおをあらう たいじゅうをはかってじかんをかく いきがくるしくなるまでうんどうをする 4じになったらたいじゅうをはかる ねるまえにハミガキをしてたいじゅうをはかる…」

 《モニターに写し出される「決まり事」は細部にわたり、結愛ちゃんには守らなければならない「約束」が大量にあったことをうかがわせる》

 検察官「テレビ台には、紙で作られた時計も置かれていました。時計の読み方を勉強している内容が書かれていて、ノートも置かれていました。ノートについては明日、取り調べます」

 検察官「テレビの右側には張り紙があります。そこにはこう書かれています」

 検察官「●かけざん まちがえずにつまらずにいえるようにれんしゅうする あさはちいさいこえでれんしゅうする よむだけではダメ!」

検察官「●とけい 1ふん、5ふん、15ふんとばしでもまちがえずにいえるようにれんしゅうする」

 《部屋の角には結愛ちゃんのものとみられる洋服をかける衣類かけが置かれており、その周りにもびっしりと張り紙があった》

 検察官「うそをつかない ごまかさない てきとうなことをいわない にこにこえがおで なにかをするときとおわったときはとけいをかくにんしてなんふんかかったかかぞえる」

 検察官「この紙には血痕があり、DNA型は被害者のものと一致しました。続いて別の張り紙です」

検察官「おべんきょうとうんどうをはじめるまえに ゆあはいっしょうけんめいやるぞ!といってやるきをだす わすれずに? おわったらゆあはできたぞ!という」

 《異様な張り紙の説明を終え、検察官は部屋の中央のテーブルや布団の説明に移る》

 検察官「テーブルには未使用の紙おむつ、四角形の缶に紙片があり、かごの中や下にも紙片がありました。この紙についても明日取り調べます」

 検察官「布団の周りには薬があり、花粉症やアレルギー性鼻炎用のものとの記載がありました。ペットボトルやあめも置かれ、経口補水液やブドウ糖のあめが一部なくなっていました。はちみつ100%のあめもあったが、未開封でした」

 《検察官の説明は変色した掛け布団や枕カバーなど、結愛ちゃんの日用品に移る。結愛ちゃんが小学校で使うはずだったランドセルは、ハンガーラックの段ボールの中から見つかった。段ボールであふれたハンガーラックには、入学のしおりも手つかずのままで入っていた》

 《結愛ちゃんが1人で生活していたとみられる6畳の部屋は、天井の照明もないまま。優里被告らが生活していた4畳半の部屋のベランダにはビニールが張られ、目隠しのようになっていた》


 《午前の審理が終わり、退廷のため立ち上がった優里被告は、おぼつかない足取りで法廷を後にした》


(産経新聞)

――――――――――――――――――


公判の様子が詳しく書かれてましたね。


やはり、我が子が殴られてるのを知ってましたね。


冒頭で『自分は知らなかった』と否定し、後にそれが嘘だと判明する。


これ、


最悪のパターンやん。


裁判官の心証悪すぎるわ。


ここまで来て、娘を思う気持ちより、自分の責任逃れの方が大事か?


そうなると、


この緊張状態や涙や過呼吸も、自分の置かれた立場を心配してのものなのか?とまで疑ってしまう。



もう、



『彼女もDVにあってた』なんて庇うのはやめた方がいい。


そういう強迫観念にとらわれた人が正しい判断が出来なくなることは理解できない訳じゃないが、そういう暴力にさらされても子供を守る人達だっている訳だ。


母親が、自分を守るために子を犠牲にする事を、あっさりと『理解出来る』なんて言うもんじゃない。


そんなことすれば、弱者はいったい誰が守るのか?



学校で虐められてる子が居ても、自分らに飛び火するのが嫌で、傍観してても許されるという、そういう社会を作らない為にも、悪いものは悪いと言わなければいけない。



この母親には、同居男と同じく厳しい処分を。


こういう弱者に対する暴力は絶対に許してはいけない。

















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