スマイル日和+

子育ては「自分育て」。smile流「自分育て」の日々をつづります。

あたらしい憲法のはなし

2007-05-31 | Article 9
この冊子、実は1947年に
現在の「憲法が施行されて間もなく、
憲法の普及を目的として
新しく義務教育となった中学校の1年生向け
社会科教科書として文部省が発行したものです。」
(「『あたらしい憲法のはなし』復刻本発行にあたって」より)
これを「憲法をまるごと理解するうえで役立つと考え」
新日本婦人の会が2004年に復刻・発行しました。

実際読んで見ると、言葉自体は古いのですが
子どもにわかる平易な表現を使い
「憲法」「民主主義とは」「国際平和主義」などの
キーワードをタイトルにしながら
この憲法の大切な事柄を説明してあります。

実はこの冊子が出た時に
私は一度ページを開いてさっと目を通し、
また数年後にも新たに購入したのですが
「憲法を変えるなんてできっこないさ」
という思いからか、きちんと読もうとしていませんでした。

しかし、最近の憲法をめぐる動きは
教育基本法の改正から急激に速度を増しています。
このままでは本当に「変えにくい」憲法だったのに
簡単に変えられてしまいそうな気がします。

私なりに出来ること。
その第一歩である「知ること」を
確実にやることで
9条を守る力をつけたいと思っています。

こうやって、憲法擁護の立場に立つと
改憲論の本を読んだことはあるのかと
聞く人がいるかもしれません。
これに対してもやっぱり「NO」でした。
私は常々自分と違う意見も尊重して
きちんと聞こうと思っています。

しかし改憲を語る人の言葉は誹謗や中傷が多く
どこか棘があり読んでいるうちに
気分が悪くなることが多いのです。
(改憲論者は逆に
 護憲論者の論調にそう思うらしい)

自衛のための武器は必要だろうとか、
攻められてもやられっぱなしになるのか!とか、
「悪」はやっつけなくちゃいけないとか、
国際平和が成り立つのは武器があるおかげとか、
上げたらキリがないですね。

でも、詰まるところ
戦争認めたら暴力を認める、
殺人を認める、
罪のない人々に犠牲が出ても
戦争だから仕方がないことになる。

「9条」を理想で現実的じゃないっていうけど
だから必要なんじゃないでしょうか。
理想があるから未来がある、
未来があるから希望がある、
希望があるから人は生きていける。

私が英語を教えたいと思ったのは
子ども達に世界の人々と仲良くなるための
すてきな道具をプレゼントしたいと思ったから。
世界平和のために
その道具を使ってほしいと思ったから。
いろんな違いを超えて
同じ人として共に生きる方法を
選んでほしいと思ったから。

理想が崩されたら、
そういった夢が全部つぶされていきます。
子ども達に残してあげたいものが
今以上にどんどん消えていきます。
戦争がどれだけの殺人を行うのか、
どれだけの動物虐待になるのか、
どれだけの地球破壊になるのか。

裏を返せば、
世界平和を希望しないから
武器を持とうとして
「生きる」こととは逆の方向を向いている。
私にはそんな風に思えてきます。

今子ども達に残せる大切なものが
本当に少なくなってきています。
守らなくてはいけない時は
守っていかなくてはと強く思います。

家庭でも是非9条について語ってほしい!
子どもと一緒に読むのにも
「あたらしい憲法のはなし」は
とてもいい冊子ですよ。

ご注文は。。。お近くの新婦人へ♪


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も大好きです (ピーチ)
2007-06-08 09:49:09
初めまして
憲法9条が大好きな
京都の働くママ「ピーチ」です
http://blog.goo.ne.jp/9jyoulove/
「あたらしい憲法のはなし」
ピーチも愛読しています…

もちろんピーチも新婦人
(笑)
一緒に頑張りましょうねー
返信する
★ピーチさんへ (smile)
2007-06-11 21:01:02
ようこそいらっしゃいました!
全国にいる新婦人会員さんに気軽に会える!
っていうのもブログのいいところですよね~。

ブログ拝見しました。
働くママ、応援してますよ♪
私も過去にそうでしたし、
今も似たようなモンなんで。

憲法をめぐる動きは急速に悪化してますね。
私たちがどうにかしなくては!って気持ちが
段々と強まっています。(スローですが)

またいつでもお立ち寄りくださいね★
返信する

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