スマイル日和+

子育ては「自分育て」。smile流「自分育て」の日々をつづります。

Last one week

2013-03-25 | smile kids
おめでとうの言葉をたくさん頂いて、
あっという間の五日間がすぎた。

さっさと住む場所も決め、
引っ越す日も決め、

入学金の納入(これが痛い!)、
入学手続き書類の送付、
それと一緒に「入学課題」の提出。。。


あと一週間で、
娘は、私たちのもとを離れる。


本命校に不合格だったけど、
今は「美大生」と呼ばれることを
とても喜んでいる彼女。

そうそう、

それでいいのだ。


そうやって、自分の運命を
自分なりにポジティブに受け入れることで
新しい自分の世界を広げられる。


あと一週間。


あっという間だね。


「さみしくなるね。」と周りに言われて、
ほかに言う言葉はないのかなぁと思う私。

ひねくれ者ですからぁw


でもね、
「あ!これはさみしくなる!」と思えることが

一つある。


娘の引っ越しについて行って、
私だけ一人で
こちらに戻ってくるっていうこと。

ウチにいて、いつものように
「がんばってな!」って
玄関から見送るならまだしも、

初めての土地に、
まるで私が娘を置き去りにするような場面って。。。

想像したことなかったもんね!


どうせなら、
飛行機に乗る娘を見届ける役の方が、
まだましなんだけどなぁ。。。


不思議だね、

逆の立場は苦手だわ。



そうは言っても、
あと一週間で娘の引っ越しについて行くのだ。

もうチケットは買ったし、
後に引けないんだよね。

私に「ついてきてほしい」と言った
彼女の最後の「甘え」を
きいてあげなくちゃね。



今、考えてみると、
田舎から一人でやってきた私は
すごいなぁと思う。

新幹線もなかったし、
飛行機なんか高い高い!

親の往復の交通費だけでも
バカにならないものね。


不安がなかったわけではないけれど、
新しい人生の第一歩に
夢と希望を抱えて関西にやってきた。


学生寮に入れると思ってルンルンでやってきた
少女に向かって、


「入寮予定者には連絡済です」


って、学生寮担当の事務員さんは冷たかった。
選考漏れした人には連絡しないなんて。。。


「そんなの、きいていませんよ~!」


いきなり崖から突き落とされたような気持になった、
あの日のことは忘れられないね。

両親がすっ飛んでくるわけにも行かず、
とりあえず、住むところを決めなくちゃ。。。
って、途方に暮れてた。


そこに現れた救世主は大学生協の人たち。
アルバイトさんにk、同郷のセンパイもいて
めちゃ優しくしてくれて、嬉しかった。

数日間、家にとめてくれたり、
住居を決めるのに一緒に不動産屋を回ってくれたり、
本当に感謝感激だった。


あの時の私の気持ちと
いまの娘の気持ちって、

どう違うのかな?


親元を離れたいという自立の気持ちと、
まだ一人では自信がないという不安と。

これから大学で頑張ろうという希望と、
上手くやって行けるのだろうかという不安と。



そんな揺らぐ気持ちって、
大人になってからだって何年も何回も体験したよね。

ここ最近だよ。

ようやくその二つの狭間で揺れずに、
「前だけを向いて歩いていて大丈夫!」
と思えるようになったのは。


きっと、しばらくは苦労する。


それは試練だからね、
仕方ないのさ。


赤ん坊の時に、歩き始めた君が
何度も何度も失敗しながらも、

二本の足で立って、
一歩、また一歩と歩いたでしょ?


今度はちょっと広い「社会」の中で、
二本足で立って、ゆっくり歩いて行けばいいだけ。


きっと、心の中では
そんなこと考える余裕もないからね、

今は「どうしよ、どうしよ!」って
慌てながら、道間違えながら、ジグザグでもいいから
とにかく、進むんだ。


あと一週間。


私にとっての大きな節目でもある日。


ウソはつけない、
エイプリル・フール。

私は往復で、
君は片道切符。


私は、あなたを置き去りにするのではなく、
あなたの人生の第一歩を見届けて帰るだけ。

そう、自分に言い聞かせよう。

私の人生の節目を作ってくれた彼女に
感謝しながら。




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