goo blog サービス終了のお知らせ 

閉ざされたドアの向こうに

徒然なるままに備忘録

『劇場版 おいしい給食 Final Battle』の感想〜Finalと言っても最後ではない

2025年01月03日 | 映画
 
tvkで『おいしい給食』の劇場版をやっていたのでその感想をいくつか。 
 
 
1 御園先生のテスト問題は良くない!
 
劇中、御園先生がテストに「三島由紀夫の『潮騒』から焚き火を飛び越えた登場人物の気持ちを答えさせる」という問題を出題し先輩教師(ドロンズ石本)から「全部読まないと分からない」問題をテストに出すなと怒られていて教育実習生から、「どれだけ熱意をもって回答したか」で決めれば良いとフォローされていた。
 
個人的には、反対だ。
 
その熱意ってどうやって測るのさ。
 
それこそ教師の気持ちや好き嫌いになると思う。
 
2 強いて言えば甘利田先生の勝ちではないか。
 
このドラマの見せ場は、甘利田先生と生徒の神野ゴウが、どちらが美味しく給食を食べれるかのバトルである。
大抵は、正統派の甘利田先生が、「給食をより美味しく食べるための方法を追求する派」神野ゴウに敗れて?しまう。
 
ただし、そんな神野君もアルコールランプを使用したりして同級生から「食べ物で遊んでいる」と批判されたりもする(Season1第9話)。
 
今回の対決する献立は鯨の竜田揚げオーロラソースがけ、けんちん汁とソフト麺、すき焼き風の煮物だ。
 
今回の神野君の食べ方はうどんをカナッペ風にしたり、飼育係の特権を飼育小屋の鶏が産んだ卵ですき焼き風を本当のすき焼きみたいにして食べている。
 
前者は正直美味しい食べ方か?という感じだし、飼育小屋の鶏の卵を給食で食べて、もし食中毒騒ぎが起きたら、牧野さん(給食のおばさん)にも迷惑がかかると思う。
 
なので、シリーズが進むにつれて正統派の甘利田先生は負けてないぞと言いたい。
 
むしろ、ドラマ版の最終話や映画の放送室で、2人で食べる給食の方が良いなと思う。
 
3  最後に
 
実はSeason1はリアタイではなく、ちょうどコロナ禍での再放送を観て嵌ってしまった。
この時点では、Season3と映画の第3弾まで出るとは思はなかったな。
給食は地域や年代によって異なるけど、その違いで一つ話題を作ることができるし、どの年代、地域でも良いもの悪いものがあるので、誰かが一番ということにはならなさそうなのが良いな。
 
 
『おいしい給食』紙吹みつ葉(著)