韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

ウイニー、ウイニー、ウイニー

2006-03-05 05:00:00 | 情報セキュリティ
 このところ情報流出のニュースが連日報道されています。その原因となるソフトが「ウイニー」とよばれるファイル交換ソフトです。

 もともと、個人同士が気軽に便利にお互いの欲しいファイルを交換しあえることを売り物にしたファイル交換ソフトなのですが、このソフト向けのウイルスが出現してから、情報流出、情報漏洩の元凶となりはててしまいました。

 ウイニー向けのウイルスに感染したPCからは、手当たり次第そのPCの中のファイルが外部に流出していきます。PCの使用者の意思とは関係なくファイルが外部へコピーされていくのです。本来なら、使用者が外部へ公開してもいいと指定したファイルだけがファイル交換の対象となるべきなのですが、ウイルス感染後は使用者の意図とは関係なく外部へのファイルコピーを行うようになります。

 私自身はこのソフトを使用していませんが、いかに世の中で利用者が多いのか、そして、ウイルスに感染したセキュリティ対策が甘いPCがいかに多いのかを、この一連の事件からうかがい知ることが出来ます。

 報道を見ていると、業務上のデータを個人のPCへコピーして、その個人のPCにウイルスに感染したウイニーが入っていることによって流出事件を起こしているのが多くのパターンとなっています。

 このブログの読者ならもうお気づきと思いますが、業務上のデータをむやみやたらと個人のPCへコピーすることの問題点と個人のPCのウイルス対策の弱さがあいまってウイニーによる情報漏洩事件が連続して起こってしまうのです。

 この負の連鎖を断ち切るためには、上記で指摘した2点を改善するしかありません。業務上のデータの持ち出しを禁止するか持ち出す際には、十分な注意をする。原則は、個人のPCにはデータをコピーしないこと。特に、ウイニーをインストールしているPCには外部へ流出しては困るデータをコピーしない。

 また、個人のPCのウイルス対策を現状出来るレベルで完全に行うこと。

 対策はこの2点に尽きます。これだけのことをやってはじめて最低限の安心を得ることができます。

 ファイル交換ソフト自身は悪いものではありません。しかし、著作権を踏みにじるようなファイルの複製行為や、重要ファイルの流出の原因となってしまう状況を考えると、ファイル交換ソフトの使用についてはよほど慎重にならざるを得ません。

 皆さんも自分の問題として考えて頂きたいと思います。

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