韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

ファイルサーバ故障の顛末

2006-02-15 05:00:00 | 情報セキュリティ
 先日、私の自宅のファイルサーバが故障しました。ネットワーク接続のハードディスクを使用していたのですが、どうやらハードディスクが故障したようで、何度電源を入れて起動しようとしてもディスクが回転しません。

 購入してから2年半くらい経つのでメーカーの保証期間は過ぎてしまっています。そこで、なんとか自分で中身のハードディスクを新品と入れ替えて修理できないか分解してみることにしました。メーカー保証が残っているなら、そんなことはせずにすぐに修理に出すのですが、保証が切れているので、ダメもとで挑戦してみることにしました。

 ちょっと手間取りましたが、無事分解できてディスクを取り出せましたので、現在、同様のディスクの販売価格の相場をネットで調べてみました。すると1万円前後します。同じ型のネットワーク接続のハードディスクを新品で買うと2万円ちょっとです。

 私はここまでで、勝手にハードディスクの故障と決めつけていましたが、ハードディスクだけを新品にしても修理が終わるという保証は何もありません。また、修理が終わったあと、また別な箇所が故障する可能性もあります。

 ここまで考えて私はハードディスク交換をあきらめて、同じ型の新品のネットワーク接続のハードディスクを買い直すことを決断しました。そうと決まれば善は急げです。ファイルサーバがないのは非常に不便です。タクシーに飛び乗って、いつも通っている家電量販店に直行です。

 お目当ての製品は、故障した製品の後継機種で同じ価格帯でハードディスクの容量が若干アップして、数千円安くなっていました。3年経っても外見はそのままです。けっこうなロングセラー商品のようです。3年の間に、上位機種の高性能タイプが発売されていて、このタイプは最廉価機種の扱いになっていました。

 ディスクの読み書きの速度の高速化や、ネットワークがギガビット対応になっている分高くなっているのですが、私は従来の性能で特に不満はなかったので、安い方を購入することにしました。

 こうしてまたタクシーでとんぼ返りして、新しいハードディスクをネットワークにつなぎ直して設定をやり直すまで、1時間、あっという間にファイルサーバが復旧しました。その前の古いファイルサーバを分解している時間がちょっともったいなかったですが、それは決断のための判断に必要な時間だったので無駄ではなかったと思うことにしました。

 さて、ファイルサーバはハードウエアとしては復旧しましたが、中身は空っぽです。これから、バックアップからデータをコピーしなくてはいけません。以前にもお話したとおり、ファイルサーバのバックアップをとる仕組みを作っていたので、今回失われたデータは一つもありませんでした。

 ファイルのコピーをバックアップのサーバーから始めて、延々35時間かかって110GBのデータをリストア(復旧)することができました。これも、普段から自動的にバックアップを取ることにしておいたおかげです。

 個々のPCのファイルを共有することに使われることが多いネットワーク接続のハードディスクですが、そのバックアップがないと、大変なことになるということを今回身をもって体験したわけです。

 とはいえ、いつかはこういうことが起こるという前提でいましたので、素早く冷静に対処することができました。改めて言うのもおかしいですが、情報セキュリティ対策でバックアップがいかに大切かということを身をもって、改めて体験することができました。こういうことは過去に何度も体験していますが、久々の大がかりなデータ復旧になりました。

 それにしても良い時代になったものです。これだけの大量データもPC一台と安価な外付けハードディスクでバックアップしておける時代になったのです。

 ファイルのバックアップをとっていないという読者のみなさん、是非どんな形でもいいので、必ずバックアップをとるようにしましょう。

人気ブログランキング3 ← クリックして応援よろしくお願いします!

★★★超好評メルマガ! 「IPネットワーク考」のご紹介とお申し込みはここをクリックしてください★★★

スパイウェア対策無料レポートはこちらから!
こちらのセキュリティ対策情報サイトもお勧めです!~メチャセキュリティ・ドットコム~