今日の読売新聞朝刊の「装いのブランド」に「ヨーガンレール」というブランドが紹介されていました。このブランドはドイツ人デザイナーのヨーガン・レールさんが、1972年に設立、50歳代が顧客の中心だそうです。今から25年ほど前、ある日レールさんが化繊の服を着た際に肌に刺激を感じ、以来化繊を使うのは一切やめて天然素材にこだわるようになったとのこと。「作り手の健康や環境に配慮した。さらに、天然素材ならではの風合いと肌触りに引かれて」の決断だったそうです。「すぐにゴミになるような服は作らない」のがポリシーだそうで、20~30年前に販売した服を来店した客が着てきてくれることを誇りにしているそうです。エアリンシルクも相通ずるところが大です。技術のめざましい発展で高機能の繊維が次から次へ登場してきていますが、所詮石油由来なのです。燃せばすぐに熔け有毒ガスが出ます。しかもまだつい最近の代物。人間に及ぼす影響等まだ安心できる年月をつんでいないと思います。絹は何千年の歴史があります。綿も数百年の歴史があります。天然素材は人の肌にやさしく着心地がよく、リラックスできます。人のDNAにしみ込んでいるかのごとく。身に着けるものに関して、もっと天然素材を見直してもいいのではないでしょうか?
1月31日6時から桐生の「鳥仁」で「あざみ蕎麦の会」の新年会がありました。スキーの話になり推定還暦過ぎ?のYさん(独身女性)が20歳台の頃の恥ずかしいエピソードを話始めました。場所は志賀高原。先輩のお下がりのピンクのスキーパンツをはき、颯爽とすべっていたそうです。途中、一休みでしゃがんだところ、ビリビリッとお尻のところが裂けて、その場にうずくまって泣いていたそうです。今なら「あら、破れちゃったわ」と笑い飛ばし平然と滑って行きますが、うら若き乙女の頃、泣くしかなかった!?何だろうと野次馬が集まってきて大騒ぎ?になったそうです。そのうち同僚の男の人におぶわれて下まで降りて、その日は友人の黒いスキーパンツを借りてまた滑ったそうです。と、Yさんがここまで話したところ、Tさん(去年還暦の男性)が「ええ~ッそれ知ってる!」と素っ頓狂な声を上げました。実はTさんも会社の同僚数人と志賀高原で滑っていて、その場に居合わせたそうです。最初どこかで聞いたような話だなと思っていたらしいのですが、徐々に記憶がよみがえり、核心に到ったらしい。その後桐生に帰ってからも「あの娘どうしたろう?」と話題に上ったそうです。こんな偶然があるのですね。40何年前の話が忽然とよみがえり実に楽しい話題を提供してくれました。いやいや人生ってどこでなにがどうなるのやらわかりませんよね。