今日は明日納品の絹布団を朝から製作しています。作り手は五十年近くふとんを作っているKNさん。ふとん職人は高齢化が進み、75歳くらいの方が主力なのではないでしょうか?その人たちが最近「あっちが痛い、こっちが痛い」と仕事をやめています。この方々が亡くなってしまえば手作りのふとんも途絶えてしまうかもしれません。手作りふとんの良さは寝ていて寝やすいということです。例えば敷き布団なら人が寝る真ん中部分を厚く、頭の部分を厚くして、寝ていて平らになるように綿入れをします。機械で作ったものは形は布団の形をしていますが、使っていると真ん中がへこんできて寝辛くなります。KNさんはまだ60半ばで近隣では一番若い職人さんです。KNさん中心に何とか手作りふとんの技術を残して行きたいものです。
三日目のお昼、天元ホテルを出て上海に。左の写真は天元ホテルにあった中国の「お金のなる木」。日本では金のなる木といえば宝珠ですが。上海のホテルの部屋に入ると大事件が発覚。内側からのロックがネジのところから引きちぎられて床に落ちていました。係りの人が部屋を掃除した後何らかの原因で内側のロックがかかってしまいそれを力任せに引っ張ってネジが取れてしまったものと思われます。日本では大丈夫かどうかもう一度部屋に入って確かめるところですが「まっいいか」で済ましたものと思われます。いずれにしても気持ちが悪いので、フロントに電話。すぐにセキュリティーがやってきて、部屋を変えてくれました。それがこんな立派な部屋です。思いがけなくラッキー!