シルクパワーのすすめ

シルクの効用を広める

大量の時代の終焉か?

2012-03-01 15:22:52 | 日記

未だに、化学繊維で出来たフリースのような手軽で安価な商品が流通しています。化石燃料で大量生産・大量消費。この路線を戦後復興・高度経済成長という名の下日本は歩んできました。まさに資本主義・永遠の美徳という図式。しかしそこには大きな落とし穴がありました。公害・環境問題です。採取した資源を運び、加工し、消費し、再び自然に戻すまでに一体どのくらいの労力・コストがかかるのか、3・11で我々はいやというほど思い知らされました。安価で電力が手に入るとして導入した原発。とんでもない代償を払い続けねばならなくなりました。安い・儲かるからといって人類の存続までもを脅かす悪魔の手から我々は脱却せねばなりません。その点、絹などの天然繊維は最終処分として「燃す」ことをしなくても自然と土に還るので地球環境に優しいのです。昔から使われている麻・絹・綿などの天然繊維は産地によって品質が違うとか、年によって収穫量が違うとか何かと不確定要素が多く、利益優先の大企業は手を出しません。それぞれの個性に合わせて取り組めばいいだけのことです。人間が己の都合で全てを仕切ろうとする、それはおこがましいことです。これからは確実に、自然の恵み・命に感謝し、人が自然と共存する自然回帰・スローライフの方向です。(2月24日の桐生タイムス「時代の節目」に触発されて)


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