
少し強めのソアリングコンディションだった衣笠山から帰ってきて、ずっと放置してあった、店の外壁から脱落した『A』と『I』の文字ブロックの修理作業をすることに。実は、面倒だから手をつけなかったというわけではなく、一度ハシゴを使ってやろうとしたら、とても怖かったので先延ばしにしていたのでした。しかし、このままではやっぱりイカンので今日こそ決行。

この高さが、なんだか嫌で、とにかく私は怖い><
とりあえずハシゴをかけて登らないことには始まらないので、伸縮ハシゴをいっぱいに伸ばしてやってみると、ガクガク揺れるのでやっぱり怖くなって途中までしか登れません。冗談ではなく、本当に怖いのです。う~ん、普段は回収なんかでもっとずっと高い木に登ったりしてるのに、こう不安定に揺れると倒れそうな気がしてダメです。そして横風が強いのもさらに不安をあおります。
それならと、脚立を両側にロープでしばって合体。ついでにハシゴの上端も照明のアームに固定して、これならまず大丈夫。それじゃいくぞ~と、接着剤をベッタリつけたブロックを持って…あ、文字ブロックを持つから登るときに片手しか使えない、二点支持で登るのは嫌だけどしかたないな。
それにしても怖い。もう無意味に怖い。いちど、チラっと下を見たら足がすくんだので、本当はかなりの高所恐怖症なのでしょうか私。楽しく飛んでるのと、不安定なハシゴを登るのは、まったく違うことなのが解りました、わずか数メートルの高さが怖いです。もう絶対に下は見ないことに決めて、毎秒20cmゲインぐらいでぎこちなく、アイガー北壁を登る覚悟でアタック開始。でも、さすがにヘルメット・クライミングハーネス・シュリンゲ・カラビナなどを装備するのは、大げさに思えてやめました。やっぱりここは、いつもの木登りがほとんどそうであるように、フリークライミング(?)で勝負したい。
頑張れ私、故上村直己を超えるのだ。ついこの前、山岳マンガの『岳』を13巻まで読破したじゃないか、新田次郎の小説は『孤高の人』も『強力伝』も『富士山頂』も『八甲田山死の彷徨』も読んだじゃないか、関係ないけど。

他のブロックが落ちたら、またこの(私にはとても)怖い作業をするのかと思うと、頼むから脱落しないことを願うしかありません。あー、怖かった。
あ…仮止めに貼ったガムテープをはがしてくるのを忘れてる。どうしよう、もう登りたくないです。