Aino's Dream

職業写真家Aino(日本写真家ユニオン会員)のオフィシャルブログ。写真って夢みたい。。ゆるりゆるりと夢を追い続けて。。

悲しみの果て / エレファントカシマシ(+ 再生リスト)

2013年11月30日 | 音楽

悲しみの果て / エレファントカシマシ(+ 再生リスト)

 

 

悲しみに「果て」などあるのだろうか。
いつもいつも、父や我が子のリュウその他失ったものの中で、私は堂々巡り。
悲しい悲しい哀しい・・それでも、我が子達は私に甘えてニャァと鳴き、オットは傍らでゆるやかに私ににこやかに話しかける。私は、猫を愛でながらオットに微笑み返す。
テレビから聴こえてきたこの率直な歌声とメロディーがそこに「悲しみの果て」を告げる夕べ。


Hank Jonesのピアノ

2013年03月20日 | 音楽

 

この頃、オットが帰ってくるまでの間に、Hank Jonesの"LAST RECORDING"を聴いていることが多い。

そして、何をしていても、そのアルバムのあるところにくると、目を閉じ、静かに聴き入ってしまう。

"Fly Me To The Moon"-彼の弾くこの曲は私の心の一部を何度でも震わす。

同じ曲を他のアーティストの演奏で何回も聴いてきたはずなのに。

そこには哀しみと優しさが入り交じっている。

最初の方は哀しみという哀しみが静々とひたひたと舞い上がる。

でも、そこには救いがあるのだ。それは、何もかもくるんでしまえるような

優しい音色だ。

 

私が彼の本当のところを知り得るはずもなく、むしろ私の持っている彼の情報は"ミスター スタンダード"と呼ばれ

まるで職人のように、ピアノの練習を晩年まで欠かさなかったというくらいのものだ。

しかし、私は彼がただの”ミスタースタンダード”ではないと、彼の奏でるピアノは訓練だけによって得たものではない、と確信している。

当たり前の考えだとは思うけれど、私はそれをここに書き残したいと思うほどに、彼のピアノには何かがある。

それを少しでも垣間みたいと、今夜もじっと彼のピアノに耳を傾けるだろう。

(画像は幼い頃、祖父に買ってもらった私のピアノです)