Aino's Dream

職業写真家Aino(日本写真家ユニオン会員)のオフィシャルブログ。写真って夢みたい。。ゆるりゆるりと夢を追い続けて。。

Fairy

2014年04月12日 | Leica M9-P

 

きっと、サクラの黒い幹と枝をつたって

たくさんの妖精たちがいるんだと思えて仕方のない

とっても美しい連想へと引きずり込むサクラは果てしなくダイナミックだ


湖畔の向こうに

2014年04月10日 | GR

 

湖畔の向こうに
ヴィーナスがいて
それと同じ白いサクラが咲いている
まるでヴィーナスを抱くように
あの辺り そうあの辺りは
もしかしたら俗世とは隔絶されたパラダイスなのではないかと思ってしまう


桜色

2014年04月08日 | GR

 

長く厳しい冬を越え
サクラはふんわりと、しかしものすごい速度で
ソラをピンク色に染めた。
そして私の心も染めた。
心の硬い部分を溶解し、勇気を与えてくれる色、「桜色」 


リュウが亡くなって六ヶ月に

2014年04月06日 | 独り言

 

リュウが亡くなってから今日でちょうど半年。あちこちに転移していた癌の治療をやめ、家で静かに息を引き取らせようと考えたのは私だった。苦しい癌治療をしてもなお4ヶ月で逝ってしまった父の闘病からの教訓だった。
結局、リュウは癌治療をほとんどせず、あまりにも早く生き急いでしまった。私はその速度についていけなかった。これでよかったのだろうか、という苦悩が頭をもたげてきた。そのとき、私は、リュウと同じ種類の仔猫を迎え入れた。そしてその子を溺愛することによってその苦悩から逃れようとした。

しかし、半年が経ってもなお、新しい仔猫を前にしても、リュウの顔が一日一回は頭をよぎるし、あれでよかったのだろうかとふと考えていることに気付く。リュウの「命」は私とオットに委ねられていたのだから。 委ねられたその「命」を私たちは天に向かって投げたつもりだ。上手くいっただろうか。

忙しい毎日の中で「命」ということと本気で向き合うことは少ない。私なんかは向き合うのが怖くて新しい仔猫を迎え入れたのだから。でも、肉親を亡くした人なら分かるはずだ。その淋しさ、その迷い、その悲しさ、どんな言葉を並べても逃げても、そこに開いた心の闇を抱きながら生きなければならないということを。


ただそれだけ

2014年04月05日 | GR

 

嗚呼 春のヒカリが気持ちよかった今日

春の香りを秘めた風が頬を撫でる中

今年初めてサクラを愛でた。

愛しい人と愛でた。

その後美味しいラーメンを食べて帰った。

ただそれだけ ただそれだけ

ただそれだけが10年