愛猫ダイオ物語

愛猫ダイオの猫生を綴った『ダイオ編』は終了し、現在は『ニャキエ編』を更新しています。

ダイオの入院生活。

2013-07-04 14:02:32 | 日記
血液検査による腎臓の値が下がるまで、ダイオは入院することになった。
私は毎日、お見舞いに行った。
ダイオは餌をまったく食べなかったので、入院3日目から流動食になった。
鼻から胃まで通したチューブで流動食を与えられていた。
前足に点滴を受けながら、エリザベスカラーを付け、鼻にチューブが通っている姿は哀れだった。
お見舞いに行くと、獣医師の先生からダイオの状態について説明があり、その後、小部屋でダイオとふたりきりにしてくれた。
私は毎日3時に動物病院へ行き、5時から6時までダイオのそばに座っていた。
診察台の上に載せられたダイオはよく、箱座りで座っていた。
私の手に頭をすりつけて甘えてきたり、お腹を見せて、ごろりと寝転んだりもした。
獣医師の先生は、
「普通これだけ腎臓の値が悪いと、ぐったりして動かない子が多いんですがね……」
と、ダイオに元気があるのは不思議だと言っていた。
腎臓の値が下がらなければ、危ないということだった。

家に帰ると、私は泣いてばかりいた。
もっとこうしてやればよかった、とか、ああしてやればよかった、とか考えて後悔していた。
この急性症状を乗り切れば、そのあとどのくらい生きられるのかと、私は獣医師の先生にきいた。
「だいたい1年くらい生きると思います」
先生の返事ははっきりとしていた。

今、お別れがこなくても、1年後には、お別れになる……。
私は寂しさで一杯になった。