愛猫ダイオ物語

愛猫ダイオの猫生を綴った『ダイオ編』は終了し、現在は『ニャキエ編』を更新しています。

ダイオ、腎不全の急性症状を発症する。

2013-07-03 14:05:43 | 日記
2012年2月の寒い朝だった。
ダイオが布団に入れてくれよ、と言ってきたのに、私は眠かったので入れてやらなかった。
そのことを後で死ぬほど後悔することになる。

ダイオはよく吐いていた。
ごはんを食べてすぐに、オエーッと吐いてしまっていた。
これは何かおかしい、と、私と夫はダイオを観察した。
その日の朝もダイオは階段のところで大量に吐いていた。

ごはんを食べなくなり、水も飲まなくなった。
丸一日が過ぎ、動物病院に電話で相談したところ、すぐに診せに来て欲しい、とのことだった。
ダイオをゲージに入れ、タクシーでいつもの動物病院へと向かった。

病院では、検査をするために午後まで預からせて欲しい、と言われた。
私と夫はダイオを病院に預けて一旦、家に帰った。
帰り道で病院から携帯に電話があった。
ユリ科の植物を食べていないか、という質問だった。
食べていないと夫が答えると、4時頃診療結果を聞きに来て欲しい、とのことだった。

夕方、私たちはダイオの待つ病院に到着した。
診断結果は、腎不全の急性症状との事だった。
血液検査で腎臓の値を示す数値が悪く、危ない状況だということだった。
ダイオは点滴を受けながら、このまま入院することになった。

私は泣いた。
腎不全は治る病気ではない。
10年も20年も一緒にいようと思っていたのに、それは不可能だという事だ。
ダイオはまだ6歳。
お別れするには早すぎると思った。

昨日、布団に入れてやればよかった。
私は死ぬほど後悔した。