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愛猫ダイオ物語

愛猫ダイオの猫生を綴った『ダイオ編』は終了し、現在は『ニャキエ編』を更新しています。

終章その3。尿毒症とは❓

2017-03-29 15:51:45 | 日記
尿毒症って、何❓

と、思った方のために文献から引用しておきます。

「腎臓は体内で作られた尿素や窒素など多くの代謝老廃物を排出しますが、腎臓の機能が低下すると十分な排出ができなくなり、それらが体内に蓄積した状態、すなわち高窒素血症を起こします。これは、血液検査での血中尿素窒素(BUN)やクレアチニンなどの検査値の上昇で知ることができます。高窒素血症が続くと、尿毒素といわれる有害な物質が体内に蓄積し、色々な障害を生じます。この状態を尿毒症といいます。動物が尿毒症になると、食欲不振や嘔吐、下痢、便秘、尿臭のする息、元気消失、体重減少、被毛の失沢、貧血、不整脈、けいれん、昏睡など、多くの症状が現れます。」『改訂版 イヌ・ネコ家庭動物の医学大百科』より。

ダイオの場合、2017年3月13日月曜日までの時点で、食欲不振と嘔吐が目立ってみられました。

13日は夕方7時近くまで静脈留置で点滴を200ミリリットル入れてもらい、針は前手の右手首に残して包帯を巻いた状態でお家に帰ることになりました。点滴量は十分だったそうです。

針を刺したままのほうが何度も刺し直すより血管を痛めない、とのことでした。

翌14日も静脈留置で点滴を行うことにしてダイオは帰宅しました。

家に着いて、リビングでキャリーバッグのふたを開けると、ダイオはたたっとゴハンの入れてあるお皿の前まで行きましたが、ふと立ち止まり、食べることはありませんでした。

そして、7時半におしっこを120グラム(おしっこをした砂の重量です)しました。病院では我慢していて、おしっこをしなかったそうです。

病院でのダイオは、良い子にしていましたが、とても緊張していたとのことでした。

「お家でゆっくりさせてあげてください」と病院の先生に言われました。

内服薬の投薬など、この日の治療は病院ですべて済ませてあるため、家でやる治療はありませんでした。

ダイオがひとりでしっかりとおまるでおしっこができるように、手をつく箇所にダンボールで台を作りました。

終章その2。尿毒症と診断される。

2017-03-28 14:09:37 | 日記
こんにちは。
おかあにゃんです。

2017年3月13日月曜日。

朝、目覚めると、ダイオが私のお腹の上に乗って気持ちよさそうに伸びて寝ていました。
あんまりのびのびと寝ていたので、9時半に病院に行こうと思っていたのを10時半にすることにしました。

「ダイオ、ごめんね」

と、言って起床し、身支度を整えてキャリーバッグを押入れから出し、ダイオをバッグの中に抱っこして入れました。

病院までの道中、ダイオはいつものようにニャオーン、ニャオーンと大きな声で鳴いていたので、私はその後、判明する異変に気づかずにいました。

病院までは家から歩いて7分ほどの距離です。

到着すると、少し待ち時間があり、診察を受けました。血液検査です。

事前に13日は1日入院で静脈留置点滴を受けることがほぼ確定していたので、「検査結果を待たれますか❓」と看護士さんにきかれました。

待つことにし、また少し時間が経ちました。

血液検査の結果が出て、下された診断は、BUNが140。クレアチニンも10を超えており、尿毒症。

というものでした。

毎晩、自宅で皮下補液を140ミリリットルほど実施し続けていて、尿毒症になったということは、腎臓の機能がよっぽど低下しているという意味になります。目の前が真っ暗になりました。

すぐさま、静脈留置での点滴がなされ、ダイオは1日入院に入りました。

私は一旦、家に帰り、夕方、6時45分頃、ダイオを迎えに来ることになりました。

家に帰る途中で郵便局に寄り、現金を引き出し、当面の治療費のつもりで15万円ほどを手元に用意しました。

ちなみに、現金の他に、この時までに準備しておくとよいものがいくつかあるので記しておきます。

・体重計。TANITAのベビースケールが役に立ちました。体重の増減で末期の皮下補液の量を獣医師の先生が判断します。必須のアイテムでした。

・冬場の場合、加湿器。ダイオが夜中も部屋中を這い回ったため、エアコンを24時間連日付けっ放しにしました。空気の乾燥を防ぐための加湿器があったほうがよいです。加湿器の機種は、熱風の出ない気化式加湿器が愛猫のために安全です。

・人間用の非常時用食料。インスタント味噌汁やレトルトカレー、調理しなくても食べられるレタスやプチトマトなどの野菜、てっとり早くカロリー補給できるお菓子(ひとくちバウムクーヘンやチョコパイのようなもの)など。

・厚手の座布団、2、3枚。ダイオが部屋中をさまよったり、猫トイレの前に居座ったりしたため、それに付き添って横になる際に、敷布団の代わりになりました。布団を敷くとなると場所を取ってしまうため、座布団が便利でした。

・白いバスタオル、2枚。亡くなった時、ご遺体を包むのに向いています。

・その他、ペットシーツ、猫用タオル、雑巾など、思いつくものは何でも。

何日間かはわかりませんが、愛猫の看病のためにしばらく外出できない事態になることを想定して、物資を事前に準備しておくことが肝要です。

私の場合は、ダイオが亡くなることを想定して非常時用食料以外のものはすべて準備していました。

終章その1。食欲減退。

2017-03-27 12:10:46 | 日記
こんにちは。
おかあにゃんです。

ダイオの初七日も過ぎ、記憶が欠落しないうちに、ぽつぽつとダイオの9日間にわたる看取りの記録を書いておこうと思います。

異変を感じ始めたのは、2017年3月10日金曜日からでした。

目分量ではありますが、ダイオが食べた食事量を毎日記録していました。

10日の食事量は1日を通してわずかに6グラムでした。

11日は9グラム。

12日は4グラムとなり、これはおかしいということで、13日月曜日にかかりつけの動物病院で診てもらうことにしました。

9日までは、少なくとも10グラム以上、12グラム〜24グラムほど食べていたのです。

10日からの食欲減退が、ダイオからの危機のシグナルでした。

ダイオ@長いお別れ。

2017-03-22 15:21:55 | 日記
こんにちは。
ダイオです。

2017年3月19日日曜日、午前11時。
ボクは虹の橋のところへと旅立ちました。

おとうにゃん、おかあにゃん、ニャキエちゃんとは長いお別れになります。

写真は、布団で寝ているおかあにゃんのお腹の上に乗っているボクです。



これがボクの最後の写真となりました。

もう少し時間が経ったら、愛猫家のために何かのお役に立てればと、おかあにゃんはボクの看取りの記録をブログに書く予定でいます。

今しばらくお待ちください。

2017年2月25日の検診の結果について。

2017-02-27 13:53:07 | 日記
こんにちは。
ダイオです。

おかあにゃんの背中に乗って遊んでいます。



2月25日土曜日に検診を受けてきました。

血液検査の結果は、BUN98.2、クレアチニン7.0でした。

引き続き1日1回、ベラストリンを1錠投与します。

鰹節団子も、粉にして猫用なまり節に混ぜるのも食べなくなってしまったので、お口をこじあけての強制投薬になっています。

おかあにゃんがボクの背後から保定し、おとうにゃんが前から口をこじ開けてお薬を投入しています。

ボクはシリンジでお水を飲まされるのが大嫌いなので、投薬後のお水を飲ませるのは省略しています。

お薬をお口に入れた後は、お口を閉じさせて頭をよしよしよしとよく撫でています。しばらく、20秒くらいそうして撫でているとお薬を飲み込みます。

そんな感じで、1日1回、夜、投薬しています。


おしっこ検査も受けてきました。
結果は次の通りです。

潜血 −
ケトン体 −
ビリルビン −
ウロビリノーゲン −
蛋白 +
糖 −
PH 6
尿比重 1.014
沈渣 特記所見なし


蛋白が+でしたが、潜血と菌はありませんでした。まあまあ良かったです。

便秘の方はどうなったのかというと、26日日曜日の夜、少し大きな栓のようなウンチが出て、その時、きばりすぎて吐き気をもよおしてしまい、ゲーゲーと水と胃液とゴハンの粒を吐いてしまいました。

その夜は気持ちが悪くて、なかなか大変でした。
気分が治まるまでおかあにゃんが側についていました。

そして午前0時ごろ、みんなで寝ました。