「幸福」は人の心にあり
幸福と感じるところに
「幸福」がある
―敏子―
この額は
夫の実家の小さな台所に
ずっと昔から飾られています
40年以上前
まだ二十歳だった私が
初めて夫の家を訪ねた日に
「これは?」とお聞きしたら
両親が二人で出かけた旅先で
義母が書いてもらったものだとのこと
敏子というのは
義母の名前です
義父が額に入れて
ここに掛けてくれたのだそうです
優しいご両親・・
この家には愛がある
そんなふうに思ったことを
今も覚えています
昨日はその義父の
四十九日の法要をいたしました
そして
その日は奇しくも
義父と義母の
67年目の結婚記念日でした
亡くなってもなお
義父の存在をすぐ側に感じながら
87歳の義母は
変わらず元気でいてくれました
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