昨日ヤマハのレッスンが終わった後
夕方になって
ピアノの練習をするために
茶露音に行きますと
ポストの中に一枚のお手紙が入っていました
『こんにちは。後藤です・・・』
と冒頭に書かれたお名前を拝見しても
そのお名前に心当たりが無く
いったいどなたが書いて下さったのかなと
思いながら
その先を読み進めました
読んでいくうちに
私の頭に
ある一人の女性のお顔が思い浮かびました
彼女は
私が自宅から稽古場の『北山茶露音』に
歩いて向かう途中の家の方で
年齢は60代か70代くらいの
品の良い女性です
お茶の稽古やピアノのレッスンに出向く時
お家の前を通りがかると
門の前で箒を持って掃除されていたり
稽古の終わった夕方などに
道すがら出会ったりして
軽く挨拶を交わして
ほんの二言三言お話するくらいの
間柄のお方です
そう言えばこれまでに二度ほど
たまさかお庭に咲いていたお花を
手折っていただいたことがありました
とは言え
それほど近しい関係ではなく
お互いに名前も知らなかったのですが・・・
それでも
私はいつも
彼女の親しみ深い笑顔が
どんな人でも受け入れてくれるようで
とても素敵だなあと思っていました
そんな彼女が
お庭に咲き始めたバラの花を
機会があれば私にプレゼントしたいと思って
偶然出会うのを
待っていて下さったとのことです
私は週に何度も彼女の家の前は
通ってはいるのですが
待っている時には
会えないものなのでしょうか・・・
それで
バラの写真をお手紙に印刷して
茶露音のポストに入れて下さったようなのです
そのお手紙には
聖書の御言葉が添えられていました
《惜しみなく与える人は報われ
他の人を爽やかにする人は 自分も爽やかにされる》
私には小さなことしかできないし
ほんの限られたことしかできません
しかし
その『小さく限られたこと』でも
神様はちゃんと見ていて下さる・・・
その『小さく限られた私にできること』を
精一杯自信を持ってさせていただいたら良いのだと
このメッセージに
勇気を与えていただきました
ありがとうございました