安全安心まちづくり研究会(NPO)

宗像・飯塚警察署・防犯協会から委嘱を受け、安全・安心まちづくりの為に福岡と長崎で活動している防犯設備士の石橋夫妻です。

日本家屋の無防備さを憂う(長崎県:地元新聞掲載記事に関して)

2007-02-26 14:49:13 | Weblog
防犯設備士としての私の投稿が26日付け長崎新聞の声欄に掲載されたました。タイトルは「日本家屋の無防備さを憂う」です。
私が防犯診断を重ねる中で痛感するのは、☆構造面では日本家屋の無防備さ(玄関や勝手口の錠前の防犯性能の未熟さ、サッシ窓の造りやガラス面の脆弱さ、外壁の造りや門扉の開けっ広げ加減)と☆メンタルな面では、在宅時に無施錠のお宅がかなり多く、居あきや強盗、職権盗、押し売り(悪質訪問販売)などの犯罪を誘発しかねない事。
さらには、近所への外出を始め、出かける時にもカギをかける習慣のない地域など、万が一帰宅時に侵入犯とハチ合わせした場合には居直り強盗と化して命が危険にさらされる事が危惧される事です。
このような事案が起こり、被害の拡大や、さらに凶悪化する事を県警もおそれています。従って各所での防犯教室やセミナー、NCM(長崎ケーブルテレビ)「県警だより」などで無施錠被害が六割にも達する事を情報発信し、カギかけと何らかの適切な防犯対策を取る事を切望しています。
しかしながら、残念な事に自分の家はまだまだ大丈夫と考える方が多く、犯罪誘発予備軍となっているのが現状です。
●「防犯は日ごと家ごと地域ごと」一人一人の防犯意識のレベルアップを図り、地域コミュニケーションを蜜にして、それを維持継続することが犯罪者を寄せ付けない町づくりへと繋がって行くのです。
●「すき無くし、無施錠無くし自己防衛」たとえ在宅時でもカギかけ、プロのアドバイスを受けて、自分の家(人間の三大重要項目である衣食住に含まれる必要不可欠な物)を的確に守る防犯対策を取る事が自己防犯に繋がります。
これからも日々の「防犯診断」や毎月開催している「住まいの防犯セミナー」などを通じて、毎日のカギかけの励行を呼び掛け、犯罪者に犯行を思い止まらせる抑止対策のアドバイスやプラニングの提案を継続実施して行きます!


☆安全安心まちづくり研究会長崎支部より配信☆