モクモク村のけんちゃんというのをご存じか?
ボクが幼少の頃、ブリタニカというメーカーが出してたちょっと高価な英語の教材があったんだけど、
とても内容が充実してて、面白いストーリーに子供が夢中になりながら英語をおぼえていくというもの。
その存在を最近、突然想い出して、再び堪能したいと思った。
しかしかなり古いモノなので、実家はもちろん、どこにもきちんと保存されているとは思えない。
ネット上で調べたら、もう一度聞いてみたいという大人が少なくないということがわかった。
もちろん、その教材を手にした人達は一部に過ぎないが、
高価なものを両親が無理して購入したというのを、なんとなく記憶している。
で、ダメもとで実家に聞いてみた。
それを聞いて母親がとても懐かしがって、すぐに探してみるといった。だけど期待しないように、とも。
それで、今回の岩国ライブ、そのことを忘れてた。
ライブの次の日に、カセットテープを袋に入れて母が手渡ししてくれた時は驚いた。
全部がマスターテープではなく、ダビングしたものがほとんどだったが、聞ければそれでいい。
「モクモク村のけんちゃん」だけではなく、これもとても聞きたかった「マコとガコの冒険」もある。
紙芝居も本も残念ながら残ってはいなかったが、とてもとても懐かしくて嬉しかった。
遠い場所から流れてくる汚れた空気と汚れた水によって汚染されたモクモク村を舞台に、
汚染の根源を探す冒険に出る主人公の少年、けんちゃん。
魔法の国に迷い込むがそこで話される魔法の言葉が英語という設定。
もう随分前の物語なのに、英語の教材に環境問題を絡めるとは驚き。
ナウシカ以前に環境問題をとりあげたアニメは手塚治虫とこれ以外ないといっても大袈裟ではない。
で、
この教材のおかげで、英語を流暢に話せるのかというと残念ながらそうではない。
ただ役に立ったというなら、カヴァをするときの発音がいいと言われるということ。
それだけというのも寂しいが、仕方がない。
あらためて両親に感謝。
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