イベント出演が久しぶりというのもあるんだろうけれども、
ここのところの深い深い制作モードへの偏りに、
昨日はライブの感覚を取り戻すのにちょっと時間がかかってしまった。
人前に出ることでの緊張というより、
身体と楽器とのバランスがまだしっくりこない、っていう時のナーバスさ。
いつも、本番直前は妙な重い緊張感にやられる。
しかし、ライブが始まって声を出した瞬間に落ち着く。
落ち着くというのも変だけど、落ち着いたらそこから安心して思う存分ちからを発揮できる。
実は、とてもいい状態にある時は、とても冷静だったりする。
冷静だからこそ、周りがよく見えて、歌に集中することが出来る。
また、妙な緊張が解けなかったり、会場の空気をより良く変化させたいと判断した時は、
急遽その場で曲順を変更したりする。それで流れを良くすることが出来る。
もちろん、独りで歌っている場合に比べ、メンバーに瞬時に理解してもらうのは簡単ではない。
しかし、その辺はかなり柔軟に対応してくれるのでとても嬉しい。
さすが!な方達です。
そして昨日。
ライブが始まってから、徐々にいつもの感覚が戻ってきた。
声や指の微妙な変化を確かめながら、気持ちを落ち着けていく。
そうなると身体全体が楽器のように響き始める。
ここからだっ!っていう頃には残り2曲になっていた。
ブラインドレタースカイのアコースティックバージョンには、
フルートがパーカッシブに絡む。
フリージアでの、アルトサックスと声が重なって、会場中に浸透していく感じ。
このまま終わってしまうのは残念だった。
会場に足を運んでくれたみんなに感謝。
ありがとう。
そして、
素晴らしい演奏してくれたメンバーに感謝!
円山 天使(アコースティックギター + ワイゼンボーン)
渡邊 勇人(フルート + アルトサックス)
m-1 漂砂
m-2 結露
m-3 潜在宇宙
m-4 風落ち
m-5 安堵
m-6 ブラインドレタースカイ
m-7 フリージア
最後の最後まで、
音のひとつひとつにこだわった今回のアルバム。
その出来が今までで最高だと断言できるくらいとても納得いくもの。
制作完了からライブまでなだれ込むようだったけど、
アルバムを早く聴いてもらいたいという気持ちで、
はやる気持ちと若干興奮気味な状態でイベントに臨んだのは確か。
そこは冷静じゃなかったかもなぁ。
作り込んでいく音も、その空間でしか作り得ない音も、
どちらも自分の音楽であって、大切な作品。
会場に来てくれた人にそんな想いが伝わっていてくれたら嬉しい。
年内はあともう一つ、イベントに出演します。
アルバムリリース前のライブはこれが最後。
是非、会いに来てください。
12月21日(金曜日)
江古田kei-III
OPEN_18:00 START_18:30
前売¥2,500+D 当日¥2,500+D
出演アーティスト:
小山ゆき/コアレスボタン/A-SIDE/村上広一/インセンス/ROMAN-SS
〒176-0006
東京都 練馬区 栄町 2-5 アーバン江古田ビルB1
Tel 03-5946-5156
kei3@ruido.org
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