雨の日曜日

お芝居の感想などを

太王四神記ver.Ⅱ(東京宝塚劇場)

2009年08月15日 | 宝塚
 柚希礼音さんのお披露目公演に行って参りました。星組の本公演は久しぶりです。

 てっきり花組版と同じ脚本演出なのかと思っていたら、随分手が加えられていましたね。より宝塚的にこなれた作品になっていたように思います。スピーディな展開で観客を飽きさせない小池先生の手腕はやはり素晴らしいですわ~。

 タムドクの柚希さん。この方は、大きくて暖かい太陽みたいなスターさんですね。これがお披露目とは思えないほど堂々としたトップっぷりでした。周囲が自然に慕いつき従ってくる「真の王」にぴったりです。

 夢咲さんのキハは、生まれ育ちは複雑だけれど本人は優しい普通の女の子、って感じでした。ラブシーンでのタムドクに頼り切ってる様子が可愛い♪

 ヨン・ホゲの鳳稀さんは、ちゃんと見たのは初めてかもしれないです。ちょっとお顔立ちが椿火呂花さんに似ているような気がする。大空さんのホゲは孤独で非情な印象でしたが、鳳稀さんは弱さを強調していたように思いました。 

 それにしても下級生が全然分かりません。久城さん系のかっこいい男役さんがいるわ~と思ったら彩海さんでびっくりしたり。いつの間にこんなに大人になったの…! というか、プログラム見てもお名前も存じ上げない生徒さんばかりですよ~。

 なので、馴染みのある上級生を見ると安心します。特に英真組長、お若いですわ! 下級生に混じっていても違和感無いですもん。英真さんのこういう飄々とした役好きです。万里副組長も相変わらずお美しい。涼さんは、特にフィナーレで品のある美しさが際立っていました。

 専科の一樹さんと磯野さんも相変わらず素敵なおじ様でした。要所要所にこういう上級生がいて下さると、舞台がぎゅっと締まりますよね。

 話は変わりますが…花組で「相棒」上演のニュースにびっくりしました。勿論宝塚が何でもありな所だということは知ってましたし、私自身「初風さん&遼河さんで相棒見たいな~」なんて思ったこともありますけれども。本当にやっちゃうなんて、意表をつかれましたよー! 真飛さんが右京さんなんですよね? 出来れば演出は藤井先生あたりが良かったなあ、なんて個人的には思ったりします。


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