雨の日曜日

お芝居の感想などを

愛のプレリュード/Le Paradis!!(東京宝塚劇場)

2011年04月17日 | 宝塚
 真飛聖さんのサヨナラ公演に行って参りました。

 何と言うか、真飛さんは初舞台も退団公演も、大変な時期になってしまいましたねえ。あれから16年たつのかー。

「愛のプレリュード」
 鈴木圭先生の作品を見るのはこれが初めて。演出はね、絵的にも綺麗だし場面転換もスムーズだし、とても良かったです。ただ脚本が。もうちょっとこなれた日本語を使ってくれればいいのになあ。
 あと個人的には、是非とも蘭寿さんに出演して欲しかったのですけども。だって今回これだけトップと二番手の友情を前面に押し出しているのに、その二番手が次期トップじゃないのって何か違和感感じるんだもん。こういうのってもう古い考え方なのかなー?
 とはいえ、メインの三人は大変魅力的でありました。真飛さんのフレディーは包容力と芯の強さがあって、まさにトップスターの役どころだったし、壮さんはジョセフのような陰のある役が良く似合うし、蘭乃さん演じるキャシーはまだ幼さが残る感じが可愛かったし。
 あとナチスの登場は唐突っぽかったですけど、組長さんの色気だだ漏れな美中年っぷりが素敵だったからまあいいや~。

 「Le Paradis!!」
 レビューは文句無しに楽しかったですー。藤井先生ありがとう!
 特にピンク×黒の中詰が秀逸でした~。華やかでワクワクしました。その前の傘を使ったダンスも良かったな。
 後半はサヨナラモードでちょっと切なくなっちゃったりもしましたが。でもこういうセレモニーをきちんとするのが宝塚ですもんね。やっぱ大階段での黒燕尾のダンスは無くちゃ駄目なのよー。最後は黒燕尾なのよー。

 ということで、真飛さんの美しさと安定感、蘭乃さんの可憐さが印象に残りました。ジェンヌな真飛さんはこれで見納めかー。どうか第三の人生も幸せでありますように。
 でもって蘭乃さんてめちゃくちゃ細いのね!
 
 
 


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