雨の日曜日

お芝居の感想などを

ベッジ・パードン(世田谷パブリックシアター)

2011年07月03日 | その他舞台
 三谷作品はね、実を言うと4月にも「国民の映画」を見ているのですが、あまりにも重い内容で感想書けなかったのですよ。

 でもこっちも重いというか暗いというか。後味悪いですよね~。むう。何ていうか、人というのは無意識に自分よりも弱い人間を探しちゃうんだろうねっていう話。でいい?

 野村萬歳さんを生で拝見するの初めて。さすがに明治の文学者らしい雰囲気がありましたねー。次回はもっとアグレッシブな役で見てみたいな。

 深津絵里さんのベッジが可愛かった~! どなたか舞台女優さんかと思っていたので、休憩時間にチラシでお名前確認してびっくりしました。

 大泉洋さんの惣太郎は、逆に映像のイメージのままでしたね~。彼に「ユーモアのセンスが無い」って納得いかんのですが。人のコンプレックスって傍から見るとそんなもの、ってこと?

 先月の「雨」と同様、このお芝居も「言葉と人間」が主題になっていまして。夏目漱石も「英語という怪物にまる呑みされる夢」に悩まされてたんでしょうね~。


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