龍の御歳後:徒然の記

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床屋のオヤジ

2016-04-02 22:49:45 | 日記
Communication能力の乏しい私に取って、床屋さんを選ぶのは脅威であった。中学から浪人迄はずっと5分がりだったが、苦労した記憶はない。成人してからも、可なりのナルシストだったので多少変な髪型に仕上げられても気にしなかった。一度だけ、真面目な床屋さんだったが、チビまる子ちゃんのあの気取った男の子の髪型にされた時は流石に勘弁して欲しい、と辞めた。留学中は、妻が適当に切ってくれたがそれで十分。帰国してからが大変。床屋さんは個性的な人が多い。黙って座っているだけでは納得しない。会話を楽しんでくれる客をもとめる。私も客商売だが、大抵は客が気を使ってくれるという変な商売である。帰国してから通った床屋さんは、特に何も言わないのだが、座っていても、とても居心地が悪くかった。仕方なく、3-4件は床屋を変えた。今の床屋になって、もう20年くらいなる。殆ど会話はない。オヤジの機嫌が良いときに2たこと、3個と会話をするが、後は会話無し。上客である。1-2か月に一度、full corseで5000円弱。カットだけで良いと言うのだが、フルでやる。まあ、来ないでくれと言われるだけでも良いかなと。ただ、私より年上らしく、奥さんは病気でretire.そろそろまた探さなくてはならないかも知れない。全くcommunication能力の低い人間は、床屋さんを探すのも一苦労である。

偏食

2016-04-02 04:10:59 | 日記
海まで、30秒のところで生まれ育った。子供の頃、肉はてにはいらない。ひたすら水産物。烏賊、鱒、ホッケ、こればかり。後は、鮑と雲丹
ばかり。海辺で、子供でも鮑と雲丹は沢山取れたので、ありがたみがなかった。今やこの値段の高さに驚いている。
今、はまっているのは、ホヤ、海鼠、コハダ、シメサバ。この時期、ホヤは止められない。例年、三陸のホヤは、韓国の人が異様に好きで、かなりが輸出され、日本の店頭に出回ることは少ないらしい。昨年からよく出る。韓国で三陸の海産物の輸入を規制しているので日本の市場でるらしい。有り難い。永遠に輸入しないでほしい。あのなんとも言えない臭みはどうにも止まらない。

尊厳死

2016-04-01 06:46:32 | 日記
昔、クリスッチャンの方のお世話をしたことがある。これもまた、血液の病気であった。寛解に入ったが、1年後くらいでまた悪化。苦しい、吐息の中で、「持ちそうになかったら、無理しないでください」と。死ぬのではなく、神の身元に行くだけですからと言われ、宗教のある人は違うものだと感じた。
師匠は、神などは信じない。将に、純粋、自然科学者である。しかし、途中で治療が効かないことをキチンと見極め、薄れ行く意識の中にあっても、医師の勧めに応じることなく、治療を自ら中止された。当方はやりきれないと思ったが、仕方がないと考えた。筋のとおった、立派な尊厳死であった。自分はもっと泥臭く生きるかも知れない。