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吾妻さくら病院

院内の活動やイベントをお伝えします。吾妻の魅力やさまざまなでき事もご紹介します。

吾妻さくら病院 医事課

2023-04-20 11:03:32 | 健康・病気
こんにちは、吾妻さくら病院 医事課スタッフです。
最近数年ぶりに大量飛来した黄砂が話題になってますね。

そこで今回は「黄砂による健康被害」について調べてみました。

まず黄砂とは、中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原などから、偏西風に乗って日本へ飛来する土壌・鉱物粒子です。

健康被害としては、目がゴロゴロしたりくしゃみや鼻水などの花粉症と似たようなアレルギー症状が出る場合があることと、花粉と比べて粒子が小さい、肺と気管支に入り込むので咳や痰などの症状も強く出るので呼吸器の疾患が出る方は特に気を付けなければいけないとされています。

また、黄砂が飛来すると微小粒子状物質(PM2.5)濃度も上昇する可能性があります。

PM2.5とは、
大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の小さな粒子のことで、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が心配されています。

したがって、呼吸器の弱い方は、極力外出を控えた方が賢明と言えます。健常な人でも長時間外出を控えマスク、眼鏡をし、帰ってきたら手洗い、うがい、顔を洗った方が良いでしょう。


4月13日には、全国的に過去最大級の黄砂の飛散がありました。

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吾妻さくら病院 薬局スタッフ

2023-04-14 09:40:25 | 健康・病気
こんにちは、吾妻さくら病院薬局スタッフです。
最近、寒さも和らぎ、あちらこちらで桜の薄いピンクや菜の花の黄色で街を彩り始めています。
ただ、花粉症の人にとっては辛いシーズンですね。

厚生労働省の研究でも、花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎に伴い、QOL(Quality Of Life:生活の質)に影響があることが判明しており、具体的に花粉症で日常生活がどのように障害を受けるかが判明してきているようです。

そこで今日は、花粉症に効果的な食べ物を紹介したいと思います。

花粉症に効果抜群な食べ物

1. ヨーグルト
2. 乳酸菌
3. 甜茶
4. 紅茶
5. 菌甜茶成分
6. べにふうき茶
7. しょうが
8. 茶カテキン
9. ハーブティー
10. しそ

その他、レンコンや玉ねぎ、ココア、亜麻仁油・えごま油、青魚なども挙げられています。

皆さんの花粉症対策にお役に立てると嬉しいです。






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吾妻さくら病院 放射線課

2023-03-30 10:59:25 | 健康・病気
こんにちは!!吾妻さくら病院の放射線課スタッフです。

今までは医療における我々技師の放射線業務の全般概略を紹介させて頂きました。
本日は、専門的に核医学(RI検査)について詳しく説明させて頂きます。

核医学(RI検査)とは、一般撮影、CT撮影では特定できない体内の病変組織を発見するために放射性同位元素(ラジオアイソトープRadio Isotope)を用いた『放射性医薬品』を体内に投与し、特定の臓器に集積する性質を利用した病変疾患を調べる検査です。

放射性医薬品においては標的となる組織や臓器によって区別されます。例えば、心筋シンチ検査では放射性医薬品は99mTc(テクネチウム99m)を利用致します。
核医学にはもう一つの放射線同位元素を使用した放射線治療がありますが、本日は、RI検査について解説させて頂きます。

具体的にRI検査に用いる放射性同位元素には、99mTc(テクネチウム99m)、123I(ヨウ素123)、201Tl(タリウム201)、67Ga(ガリウム67)、131I(ヨウ素131)、133Xe(キセノン133)、18F(フッ素18)などがあります。すべて半減期が数分~数日であり、γ線のみを放出しています。

医療に使われる放射性同位元素は人工でつくられ、体に対して安全を守り短い半減期(寿命のようなもの)を使用しています。半減期の長い放射性同位元素を使用すると体内被曝が多くなり危険リスクが高くなるという理由で半減期が短いものが使用されています。半減期が短い検査においては30分ぐらいの検査があります。半減期の短い検査には驚かされます。画期的な検査です。

核医学(RI検査)には、たくさんの種類の検査があります。
その中で主な検査として、脳血流シンチ検査、心筋シンチ検査、肺血流シンチ検査、骨シンチ検査、腎シンチ検査、ガリウムシンチ検査(炎症検査)などがあります。

γ線を検出するガンマカメラで映像化します・・





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吾妻さくら病院 医療療養病棟

2023-03-20 09:14:37 | 健康・病気
こんにちは!医療療養病棟スタッフです。
花粉の飛散する季節となり花粉症に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

日本気象協会の花粉飛散予測によると今年は例年に比べ花粉の量が多いようです。
花粉症は体内に入った花粉を体が異物と判断した場合に起こる反応で、異物を体外に出そうとして鼻水やくしゃみ、涙等の症状が現れます。

花粉症は花粉を体内に入れないことが重要となりますのでマスクやメガネの使用が推奨されます。
ただ、それでも全ての花粉を防ぐことはできず粘膜に花粉が付着するため、洗眼や鼻うがい等で洗い流すことも効果的なようです。

症状が酷い場合は抗ヒスタミン薬も検討した方が良いかと思います。

対策を行い花粉シーズンを乗り切っていきましょう。


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吾妻さくら病院 透析室

2023-03-10 09:31:11 | 健康・病気
こんにちは。吾妻さくら病院の透析室です。今回は透析の合併症その④としまして二次性副甲状腺機能亢進症についてお話します。

慢性腎不全になると、リン(P)という物質が腎臓で排泄されなくなって高リン血症になります。リンが上昇すると腸でカルシウム(Ca)の吸収が悪くなり、血液中のカルシウム濃度が下がってしまいます。そのため、カルシウム濃度を上げようとして副甲状腺という器官から副甲状腺ホルモン(PTH)という物質を分泌します。
副甲状腺ホルモンは、骨を溶かし血液中のカルシウム濃度を上げようとする働きがあります。この現象が続くと「もろくて骨折しやすい骨」となります。



予防としては高リン血症を防ぐことが重要です。次回は高リン血症、低カルシウム血症についてお話します。

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