吾妻さくら病院

院内の活動やイベントをお伝えします。吾妻の魅力やさまざまなでき事もご紹介します。

吾妻さくら病院 放射線課

2023-03-30 10:59:25 | 健康・病気
こんにちは!!吾妻さくら病院の放射線課スタッフです。

今までは医療における我々技師の放射線業務の全般概略を紹介させて頂きました。
本日は、専門的に核医学(RI検査)について詳しく説明させて頂きます。

核医学(RI検査)とは、一般撮影、CT撮影では特定できない体内の病変組織を発見するために放射性同位元素(ラジオアイソトープRadio Isotope)を用いた『放射性医薬品』を体内に投与し、特定の臓器に集積する性質を利用した病変疾患を調べる検査です。

放射性医薬品においては標的となる組織や臓器によって区別されます。例えば、心筋シンチ検査では放射性医薬品は99mTc(テクネチウム99m)を利用致します。
核医学にはもう一つの放射線同位元素を使用した放射線治療がありますが、本日は、RI検査について解説させて頂きます。

具体的にRI検査に用いる放射性同位元素には、99mTc(テクネチウム99m)、123I(ヨウ素123)、201Tl(タリウム201)、67Ga(ガリウム67)、131I(ヨウ素131)、133Xe(キセノン133)、18F(フッ素18)などがあります。すべて半減期が数分~数日であり、γ線のみを放出しています。

医療に使われる放射性同位元素は人工でつくられ、体に対して安全を守り短い半減期(寿命のようなもの)を使用しています。半減期の長い放射性同位元素を使用すると体内被曝が多くなり危険リスクが高くなるという理由で半減期が短いものが使用されています。半減期が短い検査においては30分ぐらいの検査があります。半減期の短い検査には驚かされます。画期的な検査です。

核医学(RI検査)には、たくさんの種類の検査があります。
その中で主な検査として、脳血流シンチ検査、心筋シンチ検査、肺血流シンチ検査、骨シンチ検査、腎シンチ検査、ガリウムシンチ検査(炎症検査)などがあります。

γ線を検出するガンマカメラで映像化します・・





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吾妻さくら病院 介護医療院

2023-03-23 09:57:04 | 日々の出来事
こんにちは、吾妻さくら病院介護医療院です。

3月13日からマスクの着用が個人の判断に委ねられる事になり、町を見ても外している人がちらほらと見られるようになってきましたが、まだまだマスクをしている人が多い様に思います。
花粉症もピークですので、まだ暫くはマスク生活が続きそうです。

当院は医療機関ですので、感染対策を万全にし、職員のマスク着用は継続させていただきます。

東京では3月14日に靖国神社の桜が開花し開花宣言が出されました。それに続き日本各地で続々と開花の頼りが届いています。

当地、中之条町でも徐々に花が咲き始め、吾妻さくら病院の桜も3割ほど咲きました(3月21日現在)病室の窓から見える桜は見事ですので、満開の際には患者様と桜見物をしたいと思います。


河津桜の様子 ↕



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吾妻さくら病院 医療療養病棟

2023-03-20 09:14:37 | 健康・病気
こんにちは!医療療養病棟スタッフです。
花粉の飛散する季節となり花粉症に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

日本気象協会の花粉飛散予測によると今年は例年に比べ花粉の量が多いようです。
花粉症は体内に入った花粉を体が異物と判断した場合に起こる反応で、異物を体外に出そうとして鼻水やくしゃみ、涙等の症状が現れます。

花粉症は花粉を体内に入れないことが重要となりますのでマスクやメガネの使用が推奨されます。
ただ、それでも全ての花粉を防ぐことはできず粘膜に花粉が付着するため、洗眼や鼻うがい等で洗い流すことも効果的なようです。

症状が酷い場合は抗ヒスタミン薬も検討した方が良いかと思います。

対策を行い花粉シーズンを乗り切っていきましょう。


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吾妻さくら病院 透析室

2023-03-10 09:31:11 | 健康・病気
こんにちは。吾妻さくら病院の透析室です。今回は透析の合併症その④としまして二次性副甲状腺機能亢進症についてお話します。

慢性腎不全になると、リン(P)という物質が腎臓で排泄されなくなって高リン血症になります。リンが上昇すると腸でカルシウム(Ca)の吸収が悪くなり、血液中のカルシウム濃度が下がってしまいます。そのため、カルシウム濃度を上げようとして副甲状腺という器官から副甲状腺ホルモン(PTH)という物質を分泌します。
副甲状腺ホルモンは、骨を溶かし血液中のカルシウム濃度を上げようとする働きがあります。この現象が続くと「もろくて骨折しやすい骨」となります。



予防としては高リン血症を防ぐことが重要です。次回は高リン血症、低カルシウム血症についてお話します。

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吾妻さくら病院 リハビリスタッフ

2023-03-02 09:21:34 | 各部署の紹介
こんにちは、吾妻さくら病院リハビリスタッフです。
今回はリハビリ室にある医療機器低周波治療器のご紹介をしたいと思います。

【低周波治療器による効果】
低周波治療器には肩こりや腰痛の解消、疲労回復、マッサージ効果、血行促進などの効果があります。

【低周波治療器が適している疾患】
様々な有痛性の疾患、外傷(骨折、捻挫、脱臼、打撲、挫傷)後のリハビリに効果的です。

【低周波治療器禁忌】
・体内にペースメーカーを埋め込んでいる方。
・人工関節等、体内に金属を埋め込んでる方。
・悪性腫瘍組織
・妊婦もしくは妊娠が疑わしい場合。
・炎症症状の強いとき
・目、睾丸などの部位




【スタッフから】
2月に入り寒暖の差が激しい季節ですが、我慢されている方も多いのではないでしょうか。身体の痛みがある方、これから身体の痛みが出そうな方、早期治療、予防することによって生活がしやすくなってくると思います。

吾妻さくら病院リハビリ室にてお待ちしております。
吾妻さくら病院 リハビリスタッフ

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