exhibition: 広告サミット2005

2005-11-24 | exhibition


"「広告」という
 本来とてもドキドキする生き物を改めて体感し合うために、
 このイベントを開催します。"

「広告サミット2005」 :12/2(Fri)~12/4(Sun)@表参道


全26プログラムに目を通してはじめに思ったことは
わたしが思う、今の(といっても昔を知るわけではないけれど)広告界のよくないとこと同じ

「いつもとおんなじメンツだなあ。」ということ。



もちろん一人ひとり、作り手として好きでしょうがなくて
お逢いしたいし
広告誌の記事でその思想に共感したりはするけれど

広告誌で既に出し切った組み合わせ、を
せっかく新しく発足した場に臨ませるのは、もったいない気がする。

学生には素晴らしい機会だけど
90分1プログラム当日券で2,500エンという値段設定も、高め。
対クリエイターというのはそんなに敷居の高いものなのかしら。



特定のクリエイターのブランド化、が最近きになる。


ひとり人気が出ると、その人(やその人がいつも組む人)に仕事が集中して
メディアも彼らばかり取り上げるし
知名度がスパイラルに上がっていく。

そのかたたち自身は謙虚に身構えてると思うけれど
もっと面白いかも知れない、芽であるひとを メディアが摘んでいるような気が してる。







そんな中で、組み合わせ的にも面白そうで、たぶん行くのは


■寺井弘典×鉄平×辻川幸一郎×伊藤弘×細野ひで晃×芳賀薫
 「ミュージックビデオをいじりたおせ!」


鉄平くんがMTVの「World Chart Express」という番組で
ミュージックビデオの“ジョグり”(フレーム単位でつぶさに見る)
というコーナーをやっています。
MVを見ながら、

「ここマジで、ビヨークがこけてます」とか、
「このベックは単に素手でつかまれてるだけです」

といった解説をするんですが、
今回のイベントでは、ぜひ、そのライブ版「“生”ジョグり」を
やってもらおうと考えています。



音楽×映像の人にgroovisionsや細野さんが混ざるのも面白い。
(他のプログラムもこれぐらい内容発表したほうが・・)


■石井原×副田高行×佐藤卓
 「交信するデザイン」

 
何より副田さんはおそらく私の最も好きなAD。
ことば(コピー)を最も際立たせるビジュアルを、つくるひと。

佐藤さんの、去年行った「デザインの解剖」も面白かったので。


■木下謙一×福田敏也×中村勇吾×アニリール・セルカン
 「インターネット/広告」


一応、WEB部だし。。

アニリールさんが、「 (宇宙飛行士候補) 」ってだけで即決。


マス広告ばかりのプログラムの中、
マス寄りの聴講者に、勇吾さんたちがどうプレゼンテーションするのか興味。

というか、26プログラム中インターネットが1枠って
なんだかなあ。



CMやグラフィック、コピーがそれぞれ人によって全く違った手法を持つように
WEBも(WEBこそ)いろいろ、あるんだけどなあ。


ネットからとおいひと、ほど 行って欲しい。