高松のスポンジ DON

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イタリア旅行8日目 ~フィレンツェ~

2007年11月21日 02時49分24秒 | 15泊16日イタリア旅行! 07夏
2007年9月25日 アカデミア美術館→メディチ家礼拝堂→Tボーンステーキ→クーポラ→スーパーマーケット

 6時半頃起きた。この日はアカデミア美術館を朝一で見に行くことにしていた。アカデミア美術館にはあのダヴィデ像が展示されているのだ!

 開館前の8時頃アカデミア美術館に到着した。ウフィッツィ美術館ほどではなかったけどやっぱり長蛇の列ができていた。列は団体客と一般客に分かれていて、団体客の列の方はずいぶん長かった。それでも開館時間になると列は速く進み、意外にすぐに中に入ることが出来た。

 14世紀頃の作品から順に宗教的な絵が展示されているのはここもウフィッツィ美術館と同じであった。もう連日たくさんの宗教画を見てきたので、この頃にはその絵が聖書のどの場面を表しているのかがわかるようになっていた。

 とある部屋に入るとついにダヴィデ像が目の前に現れた!想像していたよりかなり大きく、ミケランジェロ広場にあったコピーに比べるときれいで真っ白。アカデミア美術館もダヴィデ像の見せ方には力を入れているのか、壁も白で統一されていて、周りのスペースも広く、いろいろな角度から見られるようになっていた。やっぱり本物に出会うと感動する!館内は写真禁止なのに、撮ってしまう観光客が多く、警備員の「No photo!!」という警告の声が響いていた。撮りたかったけど規則は守ってダヴィデ像をじっくり眺めて心に刻んだ。


 アカデミア美術館を出ると正午近くになっていた。美術館の前にお土産物屋の屋台が出ていて、予想通り!いろいろな大きさのダヴィデ像が売られていた。フィレンツェに行ったらダヴィデ像を買おう、と決めていたので、調子に乗ってA4の縦よりも高い立派なダヴィデ像12€を買った。これが結構重くて、衝撃に弱そうなので、気を使わなくてはいけなくなって苦労した笑。

 次は、たまには豪華な昼食にしよう!ということになった。そこでフィレンツェ名物Tボーンステーキを食べることにした。

 ヴェッキオ橋近くにあるレストランがおいしい、という口コミ情報を日本にいるときに調べていたので、そこに行った。路地に入ったところにあるあまり観光客が行かなさそうなレストランで、屋外のテーブルについてスパゲッティトマトソースとTボーンステーキを注文した。

  

 スパゲッティはここもほんとにおいしかった。絶品。Tボーンステーキは味はいいけどちょっとかたかった・・・。でもじゃがいもがおいしく、ステーキとよく合っていた。

 食べていると突然近くでアコーディオンの演奏が始まった。アコーディオンが鳴り響く中での食事はとても雰囲気がよくいい思い出になった。しっかりチップを請求されたけど。食後にカプチーノを注文しようとすると、店のおじさんが満面の笑みで「ティラミス~???」と聞いてくるのであわせて注文してしまった。”No thank you.”とは言いにくい雰囲気を作り出すおじさんは商売上手だと思った。



 満腹になったところでトイレに行きたくなり、重いダヴィデ像も置きたかったのでホテルに戻ることにした。イタリアを旅していて気づいたのは公共のトイレが少ない。美術館とかに入らないとなかった気がする。


 一服して次はメディチ家の礼拝堂に行くことにした。ここはミケランジェロが作ったとても豪華な礼拝堂だと「歩き方」に書いてあったので結構期待していた。しかし!僕らが行ったときは工事中で、礼拝堂の半分くらいは鉄格子で見えなかった。高い天井に一面に絵が描かれ、数々の装飾品が飾られ、莫大な年月を費やして作られたと思われる礼拝堂であったが、やっぱりちょっと残念だった。

 メディチ家の礼拝堂を出るともう夕方になっていた。この日でフィレンツェは最後だったので、最後はクーポラに上って夕方のフィレンツェの街並みを眺めることにした。

 クーポラの展望台も全部階段だった。チケット6€を買ってひたすら狭くて長く薄暗い階段を上り続けた。所々に窓があって外の景色を見ることができ、どのくらいの高さまで上ったのか確認することができた。



昔はここから敵が攻めてこないか監視していたのだろうか。それとも弓を放っていたのだろうか。



 上り続けて頂上に到着した。フィレンツェの街並みは夕方とよく合うと思った。ジョットの鐘楼は真下が見えるから高所恐怖症の僕にとって足がすくむほど恐かったけど、ここはクーポラの屋根で真下は見えないのでそれほど恐怖を感じなかった。高さの感覚が麻痺していたのかもしれない。大階段を上って疲れていたので、展望台の地面に座ってしばらくぼーっとフィレンツェを眺めていました。これもとてもいい思い出になった。






 クーポラを出たらもう6時を過ぎていた。いつもならそろそろ夕食を食べる時間だけど、昼飯を豪華に腹いっぱい食べたのでぜんぜんお腹が減っていなかった。そこでとりあえずスーパーマーケットに行ってミネラルウォーターを買っておくことにした。翌日に行く予定のアマルフィにはスーパーマーケットはなさそうだったから。途中で通ったヴェッキオ宮も夕日でいい雰囲気になっていた。



 フィレンツェでは狭い路地をいくつも見かけた。こういう路地に入ってみるのも雰囲気が良くて結構楽しかった。でも夜は危ないかもしれない。



 イタリアのスーパーマーケットではどこもレジでよく並ばされた。たくさんの人が待っているのに店員は全く急ぐ様子がなかった。それがまたイタリアらしいとも思った。レジ袋はどこのスーパーも有料。この辺の環境問題対策は日本より進んでいるのかもしれない。
 
 水を買い込んでスーパーを出るともう真っ暗になっていた。まっすぐホテルに戻ってこの日も終了。結局お腹が減らず、この日の夕食はスーパーで買ったクロワッサンだけでした。それでも十分なくらい昼食のボリュームはすごかった。

 これでフィレンツェにさよなら。次の目的地は南イタリア、アマルフィ海岸!世界遺産だしテレビで見た景色がすごくきれいでよかったのでとても期待していた。


つづくーーー



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