経済予測なんて単純なもんで、基本的に世界の中で経済が活性化している地域もしくはその近辺にいるだけでかなりの恩恵がもらえる。つまり、経済的に裕福な地域が集まっている北半球の北側に位置しているというだけで経済展望は良い。実はGreat Circle Distance(大圏距離)においては日本と北欧諸国の距離は日本とインドの距離と同じぐらい。それに、大検距離が歪められて記載されているメルカトル図法の地図では分かりづらいが、これからまだまだ元気な経済圏である、北欧諸国、ドイツ、カナダ、アメリカ合衆国でもニューヨークとワシントンはそれぞれお互いにかなり近 い距離にある。日本もアジアの中では北半球のかなり北側なので、大圏距離はそれらの経済活発なリージョンに近い、つまりマーケットポテンシャルが高い。
多数派の経済学者は、経済は政策や金融市場など内因的なものに左右されると信じているが、実は(長期的な展望においては)経済は馬鹿らしいほどに外因的な要素に左右されている。だから、経済政策学者や金融スペシャリストの言う経済予測なんてものは、短期的なスパンでのみの予測で、中期~長期的な予測においては殆ど頼りない(というよりかは経済地理学や哲学を勉強していないから長期予測が難しいのだが)。
ゆえに、薄っぺらい職人経済学者達がのいかにもどこかの宣伝業者であることがバレバレな姿勢でどこそこの経済をヨイショする姿勢にはホトホト呆れかえっている。どうせ、そのようなホラ吹きで食っているような詐欺師みたいなもので、偏った論理(例:短期的な金融データと過去の政策実績などの知識の組み合わせによる純粋論理推量)でしか物事語れないような詐欺師といっても過言ではないだろう。 とにかく、人間の理論推量と行動原理は、論理に基づいた理論による推量よりも、自分が主観的に望んでいる結果およびなんとなく期待される結果を求める衝動から来るものであるということが多い。
ひとつの地域に集まる人間の質もかなりその気候と文化に影響を受ける。 まず気候だが、物流可能な食料などの自然資源が限られている北側ほど自立した個人、つまり人間資本の発展が促されるが、南に行くほど単純労働主体となった忠誠心を重んじ権威に甘んじ守られたいと切望する個人が多くなる傾向があるといえる。
たとえば、極端な話ではあるけれど、北半球において、北に行くほど気候も厳しくなり採取可能な資源も限られてくる、故に、人間個人一人一人のの不屈の勤勉さ無しでは生活もままならず、自己主張が強い勤勉な個人とその個人等のお互いの平等な信頼関係が強くなり、自治の精神が培われる。
一方、(これもまた極端な話ではあるが)南に行くほど、採取可能な自然資源が豊富である分人間個人もそれに依存しがちになる。 その為、土地の所有権およびその気候文化において尊ばれる先天的な素質がより人間個人が鍛え上げられた練達よりも尊ばれれる傾向にある。 故に、より集権的な政治体制に依存し、個人よりも家族や民族などの集合体による保護への依存が強くなる。
あとは、気候にかかわらず都会化されている地域は(北半球の)北国と同じぐらい人間個人の不屈の勤勉さと自治の精神が培われる。 その資源と個人の成果を一か所に集中させ取引を成立させやすい都会ほど、更なる人間個人の練達を高め経済力を高める。 人口密度が高く都市化されるほど、物流と情報流通が効率化され物質と精神+知識が相互発展しやすくなる為、個人の自立趣向が高くなり一人ひとりの自由意志が強くなり知力もあがる(人間資本力向上)。
一方、人口密度が低く、土地が広大で、個人と個人、地域と地域との間の交通費用がかさむと物流と情報流通がどどこおる。 故に、過去からの伝統がよりその地域の政治を強くし、外敵から身を守るためにも大衆はより強大な権力にすがる傾向にある。 故に、己が個人の成果よりも、より専制主義者の主導力に依存する形になる為、一人頭の知力は下がり気味(人間資本力減退)。
極論ではあるけれども、人間は気候が厳しい北に行くほど、そして人口密度が高く都市化されるほど、より大衆の自立心が強くなるといえる。一方、気候が温暖かつ人口密度が薄い地域にほど、Despotism(専制主義)に依存した怠惰な大衆になりがちである。
まだ、技術力の発達していない過去においては北側は人が住める状況では無いし、航海技術も内海や穏やかな海洋でしか航海が可能でなかったから、 Occident(ヨーロッパとアフリカを含む西洋)では地中海やOrient(トルコ以東の世界)では海南あたりが、地球上の経済が活発なリージョンとして誇っていた。しかし、時を経て高熱技術と航海技術が発達すると、より個人の独立趣向が強い北側にチャンスが回ってきた。
だから、経済イニシアティブもギリシア・ローマからオランダ、UKとフランス(それらの植民地である北アメリカも含む)、ドイツ、そして現在においてはフィンランドやカナダが元気である。 そして、これらの文明は高熱技術と航海技術が進化すると同時に都市化を成し遂げ、新しく発展した経済圏より以南はより非都市化し衆愚化していきた傾向にあった。
これにおいて、時と場所が物事を左右する根本であることがかいまみれる。 時間軸に逆らってこの現象が逆に動くことはないと思われるし、経済の主人公が北に行くほど、それら主人公経済圏同士のGreat Circle Distance(大圏距離)が縮まっていくから、地理的な背景からもこれからは北半球の北側が経済の主人公となり続けるであろうし、地理学的(縦横高)にも歴史学的(時間軸)の視点からみても経済の主人公が南に移ることは考えにくい。
よって、簡潔な結論だが、北半球でもより北側に位置している日本は経済地理学的にまだまだ有利であると言える。
最近は飛行機の時代でもあり、その点で日本はGreat Circle Distance(大圏距離)においては北ヨーロッパとカナダ、そしてアメリカ第一都市のニューヨークとも近い。
ロシアはちょっと領土が広すぎて人口密度が薄い(都市化=個人啓蒙=人間資本力向上が進んでいない)ので独自の経済発展は現時点ではまだまだ難しいようにみえる。しかし、北半球の北側ということで北ヨーロッパとカナダ、ニューヨークそして日本と近いので、地下資源発掘などの開拓などを宣伝して北半球の活発な経済圏から、Great Circle Distance(大圏距離)の短さを利用して、投資を呼び込めば経済発展する可能性は有る。
昔は、ロシアが都市化=個人啓蒙=人間資本力 向上することはこれからもありえない思われてきた。しかし、より経済圏の主人公が北へシフトしている故に、その恩恵をロシアが被り、啓蒙主義的な皇帝とその臣下等の尽力をもってしても成し遂げられなかった、ロシアの広域における都市化=個人啓蒙=人間資本力向上が可能になる可能性が出てきたのではないであろうか。
更に、地球温暖化の影響を受けて北極海の氷が溶けているため、ベーリング海峡とバレント海を結ぶ北極海にてより船舶の航海が容易になってきているといわれている。 これで、ヨーロッパとアジアを結ぶ航海路も、航海距離がものすごく長くまた海賊が出没するマラッカやソマリアを経由するスエズもしくは南アフリカ経由に代わるルートがより開拓される可能性は有る。 そこで、北極海航路の殆どがロシアを通るため、ロシアにとって都市化による経済発展の可能性は十分に出てきた。 また、このルートにての航海が盛んになればアジア諸国からの船舶は日本を通過することになるので、日本の更なる経済成長および世の中の活気が高まるのではないであろうか。
マレーシアやシンガポールなど人口密度が高く都市化している東南アジアの経済はこれからも元気であろう。 しかし、航空技術および電子情報技術の発達により航海への依存性が薄まってきたために、昔ほどの地理的イニシアティブは保ちづらいであろう。 シンガポールの発展は、国際貿易拠点にて大型港を建設して地理的に国際貿易市場において利益を独占できたことにある。 だが、航空技術および電子情報技術の発達だけではなく、マレーシアやインドネシアの大型港の設立によりそこの市場が寡占状態になったためにシンガポールの利益が減退した。マレーシアもまたシンガポールと競争しなければならないので利益率が上がりにくい。
更に、マレーシアの経済成長も不動産バブルに依存するところが大きかった。 そして、その不動産バブルを引き起こす要因は、シンガポールの独占利益から長年恩恵をうけていたシンガポール人のマレーシア不動産への投機でもあった。そこで、マレーシアがシンガポールの利益率を減らし、こ れ以上のシンガポール人のマレーシア不動産への投機が亡くなればマレーシアの経済成長も停滞する傾向にある。
なお、マレーシアは、ブミプトラ政策にもみられるとおり恩恵に守られたいと切望する個人が多い集権政治への依存と忠誠心が強い。また今後の経済発展に必要な都市化に必要な人口密度も低い。 マレーシアの体制では、これから長期的な経済発展に繋がる人間資本の開拓は難しいであろう。よって、クアラルンプールなど都心部はまだ可能性があるがマレーシア全体の爆発的な経済発展は無いとみている。
とにかく最近は日本はもう終わった、経済発展は終わり衰退していく、というような話が巷に流れ、人々も希望を失っているように見える。 しかし、経済とはここで述べた外因的な要素だけでなく、人々の心持もそれなりに影響する。 無論、経済がよろしくないから心持も悪くなるのであるが、心持がないと経済も更に悪くなる。 だからこそ、ここで少しは日本にとっても見通しがあるという話を提供した。
多数派の経済学者は、経済は政策や金融市場など内因的なものに左右されると信じているが、実は(長期的な展望においては)経済は馬鹿らしいほどに外因的な要素に左右されている。だから、経済政策学者や金融スペシャリストの言う経済予測なんてものは、短期的なスパンでのみの予測で、中期~長期的な予測においては殆ど頼りない(というよりかは経済地理学や哲学を勉強していないから長期予測が難しいのだが)。
ゆえに、薄っぺらい職人経済学者達がのいかにもどこかの宣伝業者であることがバレバレな姿勢でどこそこの経済をヨイショする姿勢にはホトホト呆れかえっている。どうせ、そのようなホラ吹きで食っているような詐欺師みたいなもので、偏った論理(例:短期的な金融データと過去の政策実績などの知識の組み合わせによる純粋論理推量)でしか物事語れないような詐欺師といっても過言ではないだろう。 とにかく、人間の理論推量と行動原理は、論理に基づいた理論による推量よりも、自分が主観的に望んでいる結果およびなんとなく期待される結果を求める衝動から来るものであるということが多い。
ひとつの地域に集まる人間の質もかなりその気候と文化に影響を受ける。 まず気候だが、物流可能な食料などの自然資源が限られている北側ほど自立した個人、つまり人間資本の発展が促されるが、南に行くほど単純労働主体となった忠誠心を重んじ権威に甘んじ守られたいと切望する個人が多くなる傾向があるといえる。
たとえば、極端な話ではあるけれど、北半球において、北に行くほど気候も厳しくなり採取可能な資源も限られてくる、故に、人間個人一人一人のの不屈の勤勉さ無しでは生活もままならず、自己主張が強い勤勉な個人とその個人等のお互いの平等な信頼関係が強くなり、自治の精神が培われる。
一方、(これもまた極端な話ではあるが)南に行くほど、採取可能な自然資源が豊富である分人間個人もそれに依存しがちになる。 その為、土地の所有権およびその気候文化において尊ばれる先天的な素質がより人間個人が鍛え上げられた練達よりも尊ばれれる傾向にある。 故に、より集権的な政治体制に依存し、個人よりも家族や民族などの集合体による保護への依存が強くなる。
あとは、気候にかかわらず都会化されている地域は(北半球の)北国と同じぐらい人間個人の不屈の勤勉さと自治の精神が培われる。 その資源と個人の成果を一か所に集中させ取引を成立させやすい都会ほど、更なる人間個人の練達を高め経済力を高める。 人口密度が高く都市化されるほど、物流と情報流通が効率化され物質と精神+知識が相互発展しやすくなる為、個人の自立趣向が高くなり一人ひとりの自由意志が強くなり知力もあがる(人間資本力向上)。
一方、人口密度が低く、土地が広大で、個人と個人、地域と地域との間の交通費用がかさむと物流と情報流通がどどこおる。 故に、過去からの伝統がよりその地域の政治を強くし、外敵から身を守るためにも大衆はより強大な権力にすがる傾向にある。 故に、己が個人の成果よりも、より専制主義者の主導力に依存する形になる為、一人頭の知力は下がり気味(人間資本力減退)。
極論ではあるけれども、人間は気候が厳しい北に行くほど、そして人口密度が高く都市化されるほど、より大衆の自立心が強くなるといえる。一方、気候が温暖かつ人口密度が薄い地域にほど、Despotism(専制主義)に依存した怠惰な大衆になりがちである。
まだ、技術力の発達していない過去においては北側は人が住める状況では無いし、航海技術も内海や穏やかな海洋でしか航海が可能でなかったから、 Occident(ヨーロッパとアフリカを含む西洋)では地中海やOrient(トルコ以東の世界)では海南あたりが、地球上の経済が活発なリージョンとして誇っていた。しかし、時を経て高熱技術と航海技術が発達すると、より個人の独立趣向が強い北側にチャンスが回ってきた。
だから、経済イニシアティブもギリシア・ローマからオランダ、UKとフランス(それらの植民地である北アメリカも含む)、ドイツ、そして現在においてはフィンランドやカナダが元気である。 そして、これらの文明は高熱技術と航海技術が進化すると同時に都市化を成し遂げ、新しく発展した経済圏より以南はより非都市化し衆愚化していきた傾向にあった。
これにおいて、時と場所が物事を左右する根本であることがかいまみれる。 時間軸に逆らってこの現象が逆に動くことはないと思われるし、経済の主人公が北に行くほど、それら主人公経済圏同士のGreat Circle Distance(大圏距離)が縮まっていくから、地理的な背景からもこれからは北半球の北側が経済の主人公となり続けるであろうし、地理学的(縦横高)にも歴史学的(時間軸)の視点からみても経済の主人公が南に移ることは考えにくい。
よって、簡潔な結論だが、北半球でもより北側に位置している日本は経済地理学的にまだまだ有利であると言える。
最近は飛行機の時代でもあり、その点で日本はGreat Circle Distance(大圏距離)においては北ヨーロッパとカナダ、そしてアメリカ第一都市のニューヨークとも近い。
ロシアはちょっと領土が広すぎて人口密度が薄い(都市化=個人啓蒙=人間資本力向上が進んでいない)ので独自の経済発展は現時点ではまだまだ難しいようにみえる。しかし、北半球の北側ということで北ヨーロッパとカナダ、ニューヨークそして日本と近いので、地下資源発掘などの開拓などを宣伝して北半球の活発な経済圏から、Great Circle Distance(大圏距離)の短さを利用して、投資を呼び込めば経済発展する可能性は有る。
昔は、ロシアが都市化=個人啓蒙=人間資本力 向上することはこれからもありえない思われてきた。しかし、より経済圏の主人公が北へシフトしている故に、その恩恵をロシアが被り、啓蒙主義的な皇帝とその臣下等の尽力をもってしても成し遂げられなかった、ロシアの広域における都市化=個人啓蒙=人間資本力向上が可能になる可能性が出てきたのではないであろうか。
更に、地球温暖化の影響を受けて北極海の氷が溶けているため、ベーリング海峡とバレント海を結ぶ北極海にてより船舶の航海が容易になってきているといわれている。 これで、ヨーロッパとアジアを結ぶ航海路も、航海距離がものすごく長くまた海賊が出没するマラッカやソマリアを経由するスエズもしくは南アフリカ経由に代わるルートがより開拓される可能性は有る。 そこで、北極海航路の殆どがロシアを通るため、ロシアにとって都市化による経済発展の可能性は十分に出てきた。 また、このルートにての航海が盛んになればアジア諸国からの船舶は日本を通過することになるので、日本の更なる経済成長および世の中の活気が高まるのではないであろうか。
マレーシアやシンガポールなど人口密度が高く都市化している東南アジアの経済はこれからも元気であろう。 しかし、航空技術および電子情報技術の発達により航海への依存性が薄まってきたために、昔ほどの地理的イニシアティブは保ちづらいであろう。 シンガポールの発展は、国際貿易拠点にて大型港を建設して地理的に国際貿易市場において利益を独占できたことにある。 だが、航空技術および電子情報技術の発達だけではなく、マレーシアやインドネシアの大型港の設立によりそこの市場が寡占状態になったためにシンガポールの利益が減退した。マレーシアもまたシンガポールと競争しなければならないので利益率が上がりにくい。
更に、マレーシアの経済成長も不動産バブルに依存するところが大きかった。 そして、その不動産バブルを引き起こす要因は、シンガポールの独占利益から長年恩恵をうけていたシンガポール人のマレーシア不動産への投機でもあった。そこで、マレーシアがシンガポールの利益率を減らし、こ れ以上のシンガポール人のマレーシア不動産への投機が亡くなればマレーシアの経済成長も停滞する傾向にある。
なお、マレーシアは、ブミプトラ政策にもみられるとおり恩恵に守られたいと切望する個人が多い集権政治への依存と忠誠心が強い。また今後の経済発展に必要な都市化に必要な人口密度も低い。 マレーシアの体制では、これから長期的な経済発展に繋がる人間資本の開拓は難しいであろう。よって、クアラルンプールなど都心部はまだ可能性があるがマレーシア全体の爆発的な経済発展は無いとみている。
とにかく最近は日本はもう終わった、経済発展は終わり衰退していく、というような話が巷に流れ、人々も希望を失っているように見える。 しかし、経済とはここで述べた外因的な要素だけでなく、人々の心持もそれなりに影響する。 無論、経済がよろしくないから心持も悪くなるのであるが、心持がないと経済も更に悪くなる。 だからこそ、ここで少しは日本にとっても見通しがあるという話を提供した。